2015.12.24
# エンタメ

女は男を「キモい」かどうかで判断している~モテない理由は明快。気持ち悪いから、なんです

二村ヒトシ×川崎貴子@恵比寿【第3回】
美人社長の川崎貴子さんとAV監督の二村ヒトシさんの人気連載シリーズ。今回の相談者は、結婚したいけれど5年間彼女はいない40代のAさんです。好きなタイプは白いワンピースを着て浜辺を歩く篠崎愛。潔癖症なのが悩み。出会いの場に繰り出すけれど、なかなか彼女ができない。そんなAさんに二村さんと川崎さんは「女性のいいところを探してほめること」を薦めました。Aさんが求める幸せな結婚に辿りつくためにはどうすればいいのか? 今宵も二村さんと川崎さんがAさんにアドバイスを贈ります(文・崎谷実穂/写真・村田克己)

恋愛は高度な情報戦。苦手な人は無理に参戦するな

川崎 モテる男の人は女性をよくほめる、という話をしましたが、さらにモテる男の人は「自分のいいところをわかってくれる女性」を探すのがうまいんです。そして、合コンなどの飲み会でも、そういう女性に積極的に声をかける。

Aさんはおそらく、前に言っていたような商社に勤める友達が女の子を紹介してくれる飲み会でも、「今日はかわいい子いるかなー」ってぼんやり参加してるだけでしょう?

広告A そうですね。

川崎 Aさん、お話するのは上手だから、それなりに盛り上げたりはするんでしょうけど、たぶん自分が話したいことを話して、「こういうおれを、いいなって思ってくれないかな」って待ってるんじゃないですか? それじゃあ、厳しいですよ。大人として。

広告A じゃあ、どうすればいいんでしょうか。

川崎 まずAさんの魅力をわかってくれそうな女性を、探すんです。それで、隣に座って話を聞いてください。どんな仕事をしてるのか。どんなことで悩んでるのか。初対面ではそんなに踏み込んで質問しなくていいんですけど、「僕はあなたの話を聞きたい」という態度をちゃんと出して、しっかり情報収集してください。

広告A 情報収集……。

川崎 それが、後々のその子とのコミュニケーションにも役立つし、もしかしたらほかの商社の女の子との合コンでも役立つかもしれない。20代の女性が好きなら、20代の女性が40代の男性に何を求めているのかもそれでわかると思いますよ。その場で、完全に惹きつけようとしなくていいんです。お持ち帰り狙いなんてもってのほか。そこで得た情報を、次の段階で活用していきましょう。

広告A スルーパス一発でシュートは決められないんですね。レベルアップしていかないといけない、と。

川崎 恋愛は緻密な情報戦なんですよ。

広告A 難しいですね……。

二村 そうなんです、難しいことなんですよ。だから別に無理して、しなくてもいい。こう言うと川崎さんに怒られちゃいそうだけど、僕は、恋愛って「趣味」としてやるものだろうと思ってる。絶対に「みんなが、しなくちゃいけない」わけではないし、恋愛が苦手な人や上手にできない人は人間として欠陥があるわけでもない。

むしろAさんみたいに自分の世界を侵食されたくない人にとっては、あまり向いてる趣味じゃない。と言っても、人情として「孤独だと淋しい」とか「老後も一人だと不安」という気持ちは湧くだろうし、世の中の少子化も進む一方だから、恋愛を経ずに結婚をする男女が、もっと増えてもいいんじゃないかと僕は思う。

関連記事