【9月28日 AFP】世界で最も評判の良い国はカナダ――。評判管理を専門とするReputation Instituteは27日、50か国を対象とした国別世評ランキングを発表した。

 調査は、世界各地の4万2000人へのアンケートをもとに、どの程度信頼され、尊敬され、称賛され、好感を持たれているかを国別に数値化。国民の生活の質や治安、環境への配慮についての認識も考慮に入れた。

 その結果、1位はカナダで、2位はスウェーデン、3位はオーストラリア。以下、スイス、ニュージーランドの順だった。

 評判を押し上げている最大の要素は、「治安が良い」との認識だった。また、上位の国々では「安定した民主主義国家」、「国民1人あたりの経済生産が高い」、「活動的なライフスタイル」、「良く発達した政治体制」といった認識が高く、国際政治の混乱に対しては中立的と受け止められていた。

 最下位はイラク。イランが49位、パキスタンが48位で、中国も下位にランクインした。米国は中ほどだった。

 また、暴力事件が多発しているメキシコは2009年の24位から35位に後退。ギリシャ、アイルランド、スペインの評判も下がった。ドイツはランクを5つ上げて11位に入った。(c)AFP