職場や会社では、長く付き合えるようないい友だちはできないと思っているかもしれませんが、ほんの少しでもいい友だちができると、より大きな仕事を任されるような機会に恵まれたり、給与がアップする可能性があるそうです。

「CNN Money」では、周りの人を手伝ったり、社会的な行動を取ったり、同僚と友だちになろうと努める人は、出世のチャンスが40%増えたとありました。また、基本的に友好的な方針を導入している組織では、ポジティブな結果が生まれていました。

 

ルイジアナ州でも大きな健康医療施設である「Ochsner Health System」で、社会的支援を増やすために「10/5法」と呼ばれる方法が実施されました。11,000人の従業員に、互いに協力し合うことの重要性を理解させた後で、病院内で10フィート(約3m)以内に人が近付いてきた場合はつねにアイコンタクトや微笑みかけるようにし、5フィート(約1.5m)以内に近付いて来たらあいさつをするように言いました。それからというもの、Ochsnerを勧める患者は5%上昇し、独自の患者が集まり、患者の満足度もかなり上がりました。

友好的でいることは、自分にも相手にも良いことなのです。孤立するとアイデアが生まれにくくなるだけでなく、職場のチームワークも悪くなります。一人になる時間というのも間違いなく必要ですが、だからといってあいさつや世間話などの社会的な行動はしたくないというのは間違いです。友だちをつくることを会社の規則にする必要はありませんが、昇進や出世にも関わっている可能性はあります。仕事で行き詰まっている人や社内で停滞しているような気がする人は、まずはまわりと仲良くすることから始めてみてはいかがでしょう。

Want a promotion? Make friends at work. | Fortune(CNN Money) via the Consumerist

Adam Dachis(原文/訳:的野裕子)