ライフリンク清水康之氏の自殺報道関連発言の真意

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

『自殺対策タスクフォース』の会合が、先ほど終了。菅総理が急きょ挨拶に駆けつけ、「自殺対策は政府の重要課題であり、関係府省は一丸となって対策に取り組むように」と指示。私は参与として「政府が取り組むべき自殺対策～東日本大震災と５月の自殺者増を踏まえて～」というテーマでプレゼンをした。

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

続き）私のプレゼン資料は、本日中にライフリンクのＨＰにアップします。「5月に自殺が急増したのは、有名女性タレントの自殺報道が影響した可能性がある」とも指摘したので、メディアによっては記事にするところもあるようです。いずれにしても、詳しくは追って報告します。とりいそぎ。

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

今朝の自殺対策タスクフォース会合に関する朝日新聞の記事。私自身は特定の名前を出していないので、私がそう発言したかのようなカギカッコつきの「見出し」にはとても違和感がある。http://t.co/NXznABC 私の発言として正確なのは、（続く

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

続き）私の発言として正確なのは、「５月に自殺者が急増したのは、女性タレントの自殺と関連報道が考えられる。政府としてはメディア各社にガイドラインの策定を呼びかけるべきだ」と指摘したという部分。自殺そのものより、その報道のあり方が問題ということ。http://t.co/NXznABC

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

【5月の自殺急増について】センセーショナルな自殺報道が、表面張力のようにしてやっとのことで「生きること」に留まっていた若年女性たちの背中を押してしまった、というのが私の見立て。今日の発表資料に簡単なコメントを付けたので、関心ある方はぜひ。http://t.co/AlHFXPf

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

こうして二か月前の自殺者急増について議論したり分析できるようになっただけでも、私は、ここ数年で自殺対策が大きく進んだと思う。もちろん対策はまだまだ不十分だが、ちょっと前までは、年に一度（しかも翌年の6月に）、前年の自殺の概要資料がざっくりと発表されるだけだったわけだから。（続く

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

続き）それがいま、色々な修羅場や交渉を乗り越えて、ようやく毎月のデータが対策に活かされるようになってきた。問題を解決するために当然必要なプロセスである「実態の把握→分析→対策の立案→その実践→対策の検証」といった流れが、自殺対策においても、ようやくできてきたわけだ。（続く

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

続き）もちろん、だからと言ってそんなことで満足していいわけではない。自殺対策が目指すゴールは、まだまだ果てしなく遠いわけだから。でも、どんなレースだって、スタート地点に立てなければゴールだってできない。日本の自殺総合対策は、いまようやくスタート地点に立ったところで、、、（続く

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

続き）それを、「まだゴールしてないじゃないか」と見るか、それとも「ようやくスタート地点に立てた」と見るか。その見方の違いは、しかし大きいような気がする。いずれにしても、大事なのは分析することではなく、分析の結果を踏まえて対策を推し進めることだ。これからが勝負なのである。

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

自殺報道ガイドラインについて関心のある方は、あわせてこちらもご覧下さい。もう4年以上前のことになりますが、私がその策定の必要性について『新聞研究』に寄せた拙文です。http://t.co/yjPTNJD

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

@asahi_apital 参与として自殺対策に関わっている清水です。いま担当記者の方にもメールしましたが、私はあの記事の見出しのようなことは言っていません。女性タレントの名前も出していないし（自殺でなく）自殺報道が自殺増の要因だったというのが私の主張です。非常に困惑しています。

朝日新聞アピタル @asahi_apital

ありがとうございます。　自殺報道に関してはＷＨＯのガイドラインもありますし、考えていくべき問題ですね。ブロガーの中山健夫さんも、以前指摘されていました。「責任ある自殺報道」を願う　http://t.asahi.com/2jcl　@rt_luckdragon

朝日新聞アピタル @asahi_apital

ブロガーの中山健夫さんが、自殺報道について以前指摘されていました。→「責任ある自殺報道」を願う　http://t.asahi.com/2jcl　新聞ではセンセーショナルに取り上げないようにはしていますが、支援の情報までは書いていないのが現状ですね。

朝日新聞アピタル @asahi_apital

@yasushimizu ご指摘ありがとうございます。いただいたメンションをリツイートしました。当該記事に関しては権限がありませんので、アピタルとしてのツイートを削除させていただきます。

朝日新聞アピタル @asahi_apital

自殺者急増の件、ライフリンクの清水康之さんより主旨が違うとのご指摘がありました。当該記事に関してアピタルは権限がないのですが、アピタルとしてのツイートは削除いたしました。よろしくお願いします。

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

そもそも私は、こうした事態が起きないようにするため、取材を受ける際には私自身のカギカッコ付のコメントについて、掲載前に確認させてもらうようにしています。無論、今回もそうです。しかし、担当記者の方から送られてきたものの中に、記事の見出しになっていたようなものは一切ありませんでした。

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

私も報道機関に身を置いていたことがあるので分かるのですが、見出しは取材をした記者がつけたのではなく、出稿担当の方がつけたのでしょう。いま記者の方に連絡したところ、すぐに見出しを訂正するそうです。

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

【再掲・5月の自殺急増について】センセーショナルな自殺報道が、表面張力のようにしてやっとのことで「生きること」に留まっていた若年女性たちの背中を押してしまった、というのが私の見立て。今日の発表資料に簡単なコメントを付けたので関心ある方はぜひ。http://t.co/AlHFXPf

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

【再掲】自殺報道ガイドラインについて関心のある方は、あわせてこちらもご覧下さい。もう4年以上前のことになりますが、私がその策定の必要性について『新聞研究』に寄せた拙文です。http://t.co/yjPTNJD

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

【自殺の統計資料】内閣府の経済社会総合研究所が、警察庁から提供を受けた自殺に関するデータに基づいて「月別の地域における自殺の基礎資料」をまとめ、本日ホームページにアップしました。市区町村単位の詳細なデータです。http://t.co/mlRtI5k

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

昨日の会合での私のプレゼンの本意は、「日本のマスコミの多くが『自殺報道ガイドライン』に反した自殺報道をしており、そのことが自殺を誘因している可能性がある」というもの。誰か特定の個人の自殺が原因で自殺が増えたなどという、そんな乱暴なことを言ってるわけではない。そんなことは、（続く

清水康之／NPO LIFELINK @yasushimizu

続き）会合を傍聴した人なら誰だった分かっただろうし、私がネットにアップした資料 http://t.co/AlHFXPf にさらっとでも目を通せばわかること。それなのに、それを歪んだ形で、しかもわざわざ『自殺報道ガイドライン』に反した形で報道するマスコミがいるのだから、情けない。