自由度が高すぎるスマートフォンスタンド


サンコー「フレキシブルスマートフォンスタンド」。可動式アームで固定する異色のスタンドだ

 スマートフォンは、筆者からするとパソコンのようなもので、出先ではメールやWebチェック、卓上ではTwitterなどの情報ソース表示と活躍している。また特技? としてiPhoneで原稿を書きまくることもあり、布団のなかでもぞもぞと原稿作成に勤しむこともある。しかし、両手でポチポチだとやはり打鍵速度に問題があり、どうしてもワイヤレスキーボードを使用したかった。そこに発売されたのがサンコー「フレキシブルスマートフォンスタンド」だ。

 「フレキシブルスマートフォンスタンド」は、フレキシブルな約1mのアームとスタンドが一体となった、そのままのネーミングの製品。アーム部分はやや硬いが、自在に曲げることができ、腕や腰、あるいは柱といったところに“巻き付けて”スマートフォンを固定できる。スタンド部分は可動式で、最大約11cmまでの幅まで対応し、スマートフォンだけでなくPSPやニンテンドーDSの固定も可能だ。アームとスタンド部分の総重量は約420gでよほど長時間でなければ首に巻いてもつらくない。

 アーム自体が自由に動かせる、巻き付けられるとあって、使い方は無限大といっていい。筆者の場合だと首に巻いて寝転がるだけでなく、動画ストリーミング配信時の固定台としても活用している。またヘビのようにトグロを巻いておけば卓上スタンドにもなると、その利便性はとってもステキだ。

 実際のところ、本原稿は下記写真のような、だいぶふざけた状態で作成している。首にアームを巻いて眼前にiPhone 4をセット。おなかの上に置いたワイヤレスキーボードで打鍵……といった具合なのだが、正直なところ、とても快適で大半の原稿をそんな状態で作成する日々を送っている。

 注意点としてはアームとスタンドの接続部の固定がしっかりしていないところ。写真でもわかるのだが、一度、顔面に落下してきたことがあったので、ガムテープで補強するようにしている。またアームが硬いといってもあまり重いものはさすがにムリ。PSP-1000が限界といったところだろうか。

 見た目こそ色モノなのだが、筆者的に、実用性は近年ではホームラン級のサンコー「フレキシブルスマートフォンスタンド」。自室でだらだら動画を見たい、寝転がってTwitterをしたいといった人には是非といったところだ。人体だけでなく、巻き付けられるところならどこにでもOKなので、普通のスマートフォンスタンドでは納得いかない人も、本製品をチェックしてもらいたい。

スタンド部分。スマートフォンが落下しないための台座も可動式スタンド部背面。アームとの接続が主
iPhone4をセットしたところ。カメラ部分は顔を出すので、UST配信などにも活用できる本記事の作成風景。筆者の主な用途はコレなのだが……写真で見ると、ダメ人間にしか見えない件について
こんな感じで卓上スタンドにも化けてくれる

 

製品名販売元購入価格
フレキシブルスマートフォンスタンドサンコー2480円

(林 佑樹)

2011/3/16 06:00