行為をする際はコンドームはつけたくない、なぜなら精神的にも肉体的にもゴムが邪魔だし...という男女は少なくないでしょう。
しかしこの固定観念は、この「より硬く強くさらに長持ち」するという新しいコンドームの登場で変わるかもしれません。
インディアナ大学、セクシュアルヘルス増進センターのアソシエイトディレクターのDebby Herbenickさん(米ギズモードのSexエキスパートでありセクシュアルヘルスの国調査を率いる科学者の一人でもある)によると、この新しいコンドームは、コンドームが苦手な男性のマーケット市場を呼び起こすものだそうです。
コンドームを使うと起たなくなる男性にとって、この勃起増進コンドームの市場はあると思います。
しかし、博士は勃起不全の問題を解決するにあたって他にも自然な対処法があると指摘しています。
セックスの最中に、パートナーにバイアグラコンドームの成分が移ってしまう懸念はあるのか?さらに、バイアグラを既に摂取している男性がさらにそのコンドームを装着するとどうなるのか?いろいろ考慮するべきことはあります。
どのような効能があるのか?
英国のコンドームメーカー、フューチュラ・メディカル社によると、この新しいコンドームは安全であるとのこと。
CSD500と呼ばれるこの製品には、男性器の血流を増やす効果があるゲルが使われています。このゲルはもともと一種の血管拡張剤として狭心症患者に使われていたものでしたが、臨床実験の結果、このコンドームのおかげで硬さ・持続力がアップする事が明らかになりました。
勃起力を増進をさせる事については賛否両論はありますが、コンドームが脱げてしまう確率はかなり低いそうです。
フューチュラ・メディカル社のJames Barder氏によると、この挑戦的で新しい形態のコンドームは「コンドームの中でも安定している製品です。ゲルは有害ではありません。すぐにラテックスの品質が下がってしまう製品もあります。」と言います。
バイアグラにとって代わるものではない
この新しいテクノロジーは、勃起不全(ED)やインポテンツを治療するバイアグラの代替になるものではありません。
「勃起自体に問題は無いがコンドームを装着すると不具合が起こる人」に向けた新しいコンドームなのです。
この「CDS500」という新しいコンドームは、年内にはEU当局から許可が下りると見込まれていて、処方箋が無くても通常のコンドームと同じように店頭で購買可能となる見通しです。
日本で販売されるかどうかはわかりませんが、なにやら革新的なコンドームであることは間違いなさそうです。
[WSJ via Daily Mail]
mayumine(Jesus Diaz 米版)