【太宰府】太宰府天満宮に行くならここを見逃すな!斜め45度からみる太宰府天満宮ガイド
福岡でメジャーな観光地といえばやはり太宰府天満宮です。
▲ 初詣や受験祈願の時には特に多くの人でにぎわいます。
梅ヶ枝餅を食べて参拝しておみやげ屋さんで買い物して・・・というだけでも大満足な場所ですが、それだけではもったいない!注意深く見てみるとレトロなもの、面白いもの、珍なものが点在しているのも太宰府天満宮の魅力です。
「斜め45度からみる太宰府天満宮ガイド」と称して太宰府天満宮のみどころを紹介してみたいと思います。
珈琲専門店 風見鶏
▲ まずは太宰府駅を降りて参道に入り、少し歩いたところにある「珈琲専門店 風見鶏」。
▲ 元々、江戸時代に宿屋だったそうです。昭和に改築されているそうですが、昔ならではのレトロな雰囲気ただよう喫茶店です。
維新の庵
▲ 先ほどの風見鶏のすぐ近くにあるこちらの建物。こちらも江戸時代には宿屋で薩摩藩の定宿として使われていたそうです。その関係で店内には幕末関係の資料が展示されていて面白いです。
▲ 龍馬も太宰府を訪れいますが、薩摩藩の定宿だったということなので関係が深かったので、もしかしたらここに宿泊したのかもしれませんね。
【詳細記事】幕末の志士が滞在したかもしれない「維新の庵」
http://y-ta.net/ishin-no-an/
伊藤伝右衛門の名が刻まれた鳥居
▲ 参道の鳥居に明治・大正・昭和の実業家、炭鉱王 伊藤伝右衛門の名が刻まれているものがあります。ここ最近ではNHK連続テレビ小説「花子とアン」で話題となった人物ですね。
若い時はとても貧しく行商などをやっていたそうですが、父親とともに炭鉱事業を行い、それが成功して大富豪になった人物です。
この鳥居は彼が1912年(明治45年)に奉納したものだそうです。
【詳細記事】太宰府天満宮参道にある伊藤伝右衛門の名が刻まれた鳥居
http://y-ta.net/dazaifu-itoudenemon/
割り箸アート?インパクトがすごすぎるスターバックス
▲ こちらも完成当初はかなり話題になりました。かなりインパクトあるデザインです。
建築家 隈研吾氏により「自然素材による伝統と現代の融合」というコンセプトをもとに設計されました。
とのこと。
▲ 店内の様子。割り箸アート的な空間が面白いです。
艦これファン必見?!軍艦島より軍艦すぎる家 定遠館
▲ 太宰府天満宮の参道から少しそれた場所にある「定遠館」。一見普通の家に見えますが、実は軍艦の廃材を使って作られた建物なのです。
この軍艦は1880年頃に作られた清国海軍の戦艦「定遠」で、1895年の日清戦争の際に日本軍から攻撃されてボロボロになってしまいました。日本軍から備品などを奪われないために清国海軍によってわざと沈没させられましたが、翌年、太宰府天満宮の神職であり衆議院議員でもあった小野隆助によって船体の一部が引き揚げられ、その備品を使って家を建てたのだそうです。
▲ 入口の扉には大砲で開いた穴が!艦これファン必見の建物です。
【詳細記事】軍艦島より軍艦すぎる家
http://y-ta.net/warship-house/
坂本龍馬が滞在した場所 延寿王院
▲ 「延寿王院」と言われるこの場所は幕末に坂本龍馬が訪れた場所です。
何をしに来たかというと、
・三条実美(さんじょうさねとみ)たちは江戸幕府を倒して新たな世の中を作ったほうがよいと考えていた
・しかし、それに反対する人たちに京都を追い出されてしまったので太宰府の延寿王院に逃れてきた
・坂本龍馬も江戸幕府を倒して新たな世の中を作ったほうがよいと考えていた
・なので坂本龍馬は三条実美らにアドバイスや協力を求めるためにここにやってきた
というわけです。
その後、坂本龍馬は実際に幕府を倒すきっかけを作るような動きをしていきますので、ある意味ではここに坂本龍馬が来たことは将来の日本にとって とても重要なことだったかもしれません。しかし、その二年後、龍馬は志半ばで暗殺されてしまいます・・・。
【詳細記事】福岡で坂本龍馬が滞在した場所
http://y-ta.net/fukuoka-ryoma/
灯籠の上にいる招き狛犬
▲ 太宰府天満宮は狛犬もユニークです。鳥居の上で招き猫のようなポーズをしたカワイイ狛犬がいます。
この招き猫のポーズをした狛犬、じつは京都の菅原道真の生誕の地であり宅地跡でもある菅大臣神社(かんだいじんじんじゃ)にもあるようなんです。
▼ こちらのページを見てみると、同じように招き猫のポーズをした狛犬が写っています。
http://everkyoto.web.fc2.com/report320.html
こんな珍しいポーズが菅原道真にゆかりの深い2つの神社にあるとは・・・これらに何か関連があるのでしょうか?なんとも気になるところです・・・。
【詳細記事】太宰府天満宮の灯籠の上にいる招き狛犬?
http://y-ta.net/maneki-komainu/
黒田官兵衛が使った井戸
▲ 官兵衛は福岡に来たのち、福岡城が完成するまでの2年間を太宰府天満宮で過ごしています。
官兵衛は連歌と茶の湯に精通していて、当時、連歌の神様であるとされていた菅原道真ゆかりの地に住みたいと希望して太宰府天満宮にやってきたと言われています。
太宰府天満宮には「如水社」とされる祠が建てられていて、官兵衛はこのあたりに屋敷を構え、妻の光姫や息子の長政と連歌を楽しんだそうです。
その屋敷で使用していた井戸が現在でも残されているのだそうです。
【詳細記事】黒田官兵衛が使った井戸
http://y-ta.net/kanbe-ido/
キリンビールのラベルのモデルになった麒麟(きりん)?
▲ 太宰府天満宮に青銅製の麒麟(きりん)像がありますが、この麒麟像はキリンビールのラベルに描かれている麒麟のモデルになったという噂があります。
この麒麟像をグラバー邸で有名なトーマス・グラバーが譲ってほしいと太宰府天満宮にお願いしていたらしいです。しかし、グラバーの希望はかなわず、結局麒麟像を手に入れることはできませんでした。その後、グラバーは1885年にビール会社を設立し、設立から3年後に三菱に事業を売却、それが麒麟麦酒株式会社となりました。
太宰府天満宮で麒麟像を譲ってもらえなかった晴れない気持ちを解消するためなのか、キリンビールのラベルにこの麒麟像をモチーフにした麒麟を描かせたという説があります。
これが本当であれば超有名な麒麟像ですね!
【詳細記事】キリンビールのラベルに描かれている麒麟(きりん)は太宰府天満宮の麒麟像?!
http://y-ta.net/kirin-beer/
昔のゆるキャラ?鷽(うそ)の像
▲ 太宰府天満宮には面白い格好をした鳥の像があります。この鳥は鷽(うそ)という鳥なのだそうです。菅原道真が蜂の大群に襲われた時に、鷽が蜂を食べて助けたという逸話があるため、こうして祀られています。
それが転じて鷽(うそ)は前の年にあった悪いことを嘘として吉と変えてくれると考えられるようになり、「替えましょ、替えましょ、嘘を誠に変えましょう」と言いながら木うそを交換する奇祭(?)、「鷽替え」の儀式が行われています。
【詳細記事】天満宮の守り神である鷽(うそ)
http://y-ta.net/tenmangu-uso/
ハートマークのついた金属製の灯籠
▲ 本殿前にある金属製の灯籠。これもちょっと面白いです。
▲ なぜかハートマークでデコレーションされています。もしかしたら縁結びに良いかも?!
麻生太郎の曽祖父 麻生太吉の愛の物語?を持つトンネル
▲ 本殿から奥に進んでいくと謎のトンネルがあります。このトンネルは麻生太郎の曽祖父にあたる麻生太吉によって奉納されたものです。麻生太吉は炭鉱業などで財をなした実業家です。
▲ このトンネルは、トンネル手前にある「お石茶屋」という茶屋で働いていた お石さんという女性に惚れた麻生太吉が、お石さんが自宅と茶屋を行き来しやすいように作ってあげたトンネルだと言われています。
なぜこんなところに?という場所にありますがこの逸話を聞くと納得です。
【詳細記事】太宰府天満宮にある麻生太吉の寄進によるトンネル
http://y-ta.net/dazaifu-tunnel/
スタイリッシュすぎる縁結び神社 竈門神社
▲ 太宰府天満宮から少し離れた場所にありますが、こちらの竈門神社も見逃せません。とてもデザインに凝っている神社でアップルストア風にお守りなどのグッズが並んでいます。
▲ 縁結び神社ということなので、女性が行きやすいような雰囲気にしているのではないかと思います。
【詳細記事】http://y-ta.net/stylish-jinjya/
太宰府市にあるスタイリッシュすぎる縁結び神社
まとめ
斜め45度からみる太宰府天満宮ガイド、いかがだったでしょうか?こういった細かいところにも注目してみると太宰府天満宮をより楽しめると思います。
よろしければ参考にしてみてください。
祥伝社
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