目に入れても安全な明るさの光を高速に動かしながら網膜に当て、残像効果を利用して網膜に映像を投影します。
ブラザー工業はこのメガネ型RIDを数年前にも発表しているので既に御存知の方もいるかもしれませんが、ARの認知度がより高まった今、面白い技術なので改めてチェックしときましょう。
ブラザー工業のRIDの特徴は
(1) 透過型ディスプレイのため、実際の視野と重ねてRIDの画像を見ることができます
(2) 他人に画像を見られることなく、機密情報などを安全に見ることができます
(3) メガネ型のコンパクトサイズでありながら、大画面を見ることができます
とのことです。
まずは、保守作業現場などでの遠隔相談支援だとか、製造工場などでのマニュアル閲覧など、産業用として使用されることを想定しているそうです。(そういえば海外でも「ARMAR-Augmented Reality for Maintenance and Repair-」という似たような目的の研究がされてましたね。でもARMARにはRIDではなく少し重そうなヘッドマウントディスプレイが用いられています。)
さらに
将来的にはスマートフォンとAiRScouterを繋いで、スマートフォンの画面をそのままAiRScouterで見るといったことも可能となります。
ということです。
...なるほど...僕のようなものにはエロ利用しか思いつきませんが、スマートフォンや携帯ゲーム機などと組み合わせることで、産業用途としてだけではなく様々なエンターテイメントへの応用も期待できますね。スマートフォンや携帯ゲーム機の画面を覗き込まなくともヴァーチャルな彼女と何処へでも行けるようになりそうです。
(鉄太郎)