一緒にビジネスしていて楽しい相手2010年11月18日

新著発売に伴い、とっても嬉しいメールを以前社外取締役を務められていた方から頂いたので、そのまま転載します。

このブログを書かれている方です
⇒ http://rakuchin.at.webry.info/

「一緒にビジネスしていて楽しい相手」。

これこそが、多くの人を巻き込み、うねりを作っていくために不可欠なものなのか、と気付かせられました。

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132億円目を集めた08年のラウンドのとき、
投資を検討している機関投資家から、
投資判断に使うreference checkのため
小職(当時非常勤取締役)への面談を求めれ、
たくさん会いました。

小職は、ある程度客観的な視点を見せながらも、もちろん、
ライフネットが投資するに値するいい会社であるとアピールしようとしました。

質疑応答が続くと、途中のやまばで、決まってどの投資家も、
経営者の人となりについて、主観的でいいので、話してくれといいます。
機関投資家は、ビジネスモデル、数字面、経営者の経歴などは、
既につぶさに調査済みだと分かりましたので、
小職との面談で、実は、最も重要なのは、この質問だと感じました。

僕は、
出口さんが、商品、業界を知悉しており、大局観があること、
岩瀬さんが、とても頭が良くて優秀であること、などをできるだけ
客観的に語りました。
相手も大きくうなずくものの、なかなか、インパクトを与えた手ごたえがない。
そんなことは、分かっている、ということでしょう。
そりゃそうですね。
二、三度お二人に直接会って打ち合わせすれば、誰でもすぐに分かることです。

「出口さんは、ああ、見えてもネットとか技術のことも詳しいですよ。
ネットビジネスの専門家が、打ち合わせ後
「なんだ、あのおっさん!本質的に分かっているぞ。」
って驚いていました。」
これは、少々、インパクト与えたようです。

でもそれよりもずっと手ごたえのある反応だったのは、実は、

「あそこの経営陣とビジネスしていると、ホント楽しいです。」

でした。

こんな台詞がインパクト与えるのは、小職にとっても意外でした。
V/Cといえば、お金のガリガリ亡者と思うかもしれませんが、
やっぱりみんな新しいビジネスを立ち上げる喜びを分かち合いたいのだと思います。

この言葉には、ほとんどのV/Cが、目を輝かせて反応してきました。
そして、手ごたえのある反応をしてきた投資家さんは、
たいてい実際に投資してくれたと思います。

いやいや日本の投資環境、起業環境も捨てたもんじゃない。
まだまだ、ハートがあるじゃない。
と、思いました。

コメント

_ しんくわ ― 2010年12月12日 20:29

頑張ってください

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