Amazon MP3の新しいWeb画面をiPhoneで表示したところ
Amazon MP3の新しいWeb画面をiPhoneで表示したところ
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 米Amazon.comは現地時間2013年1月17日、デジタル音楽販売サイト「Amazon MP3」のWebページを「iPhone」と「iPod touch」に最適化したと発表した。これらの端末のSafariブラウザーで同サイト(http://www.amazon.com/mp3)にアクセスすると、HTML5で構築したWebページを表示する。iPhoneとiPod touchの小さな画面でも見やすいようにレイアウトを工夫しており、端末のスワイプ操作にも対応する。パソコン版と同じく、楽曲の試聴や、ベストセラー、新譜、割引販売、ジャンルといったリスト、推奨機能なども用意している。

 Amazon MP3で購入した楽曲は、クラウド音楽サービス「Amazon Cloud Player」のユーザーライブラリーに自動登録され、iOSやAndroid向けアプリケーション、パソコンのWebブラウザーなどを使ってダウンロードしたり、ストリーミング再生したりできる(関連記事)。

 Amazon Cloud PlayerアプリケーションのiOS版では、Android版と違って楽曲の購入ができない。そのためiOS端末のユーザーは別途、パソコンのWebブラウザーなどでAmazon MP3にアクセスして購入手続きをする必要があった(日本のAmazonのiPhone向けサイトでも1月18日時点では楽曲の購入ができない。iPhoneでいったん「ほしいものリスト」に登録し、あらためてパソコンからアクセスして購入する必要がある)。

 なお海外メディア(ForbesApple Insider)は今回のiPhone/iPod touch向けAmazon MP3について、iOS向けアプリ内で販売するコンテンツは価格の30%が手数料として米Appleに徴収されるため、Amazon.comはこれを回避する策を取ったと伝えている。

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