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窒素や水の注入作業を続行 福島第一原発

2011年4月8日 1:02
窒素や水の注入作業を続行 福島第一原発

 「東京電力」によると、7日午後11時32分頃に宮城県で震度6強を観測した地震による福島第一原子力発電所への影響は、今のところ確認されていない。1号機では格納容器への窒素の注入作業が引き続き行われており、1~3号機の原子炉への水の注入作業も続けられているという。

 東京電力によると、地震発生当時、福島第一原発では1号機と2号機の中央制御室で2人が、2号機の取水口付近で13人がそれぞれ作業にあたっていたが、15人全員が高台にある免震重要棟への退避を完了し、ケガ人は出ていないという。

 現在、免震重要棟には383人の作業員がいる他、5号機と6号機の中央制御室には19人がいたが、ケガ人などは出ていない。

 また、設備についても、今のところ異常は見られないという。

 東京電力は、8日朝に明るくなったところで、あらためて地震による影響を確認することにしている。

 また、福島第二原子力発電所でも今のところ異常は確認されておらず、現在稼働中の柏崎刈羽原子力発電所も今のところ異常はないという。