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2015/06/07
Windows の無線 LAN の設定を他の PC にコピーする
windows migrationワイヤレスネットワークの設定を他の PC にコピーしようと思ったら意外と苦労したので忘れないうちにメモ。
Windows の大概の作業は GUI でできるようになっていますが、これは netsh コマンド経由でしかできないという数少ない例外の一つですね。
† プロファイルのエクスポート
Windows の無線 LAN の設定は1つ1つプロファイルとして PC に保存されていますので、まずプロファイルの一覧から目的のプロファイル名とそのパスワードを確認します。パスワードについては自動で移行できない項目なので、確認したらメモをとっておいてください。その後、プロファイルを XML でエクスポートします。
:プロファイルの一覧を表示
netsh wlan show profile
:プロファイルの内容&パスワードを平文で表示
netsh wlan show profile name=(プロファイル名) key=clear
:プロファイルをエクスポート
netsh wlan export profile folder=(設定を保存するフォルダパス)
† プロファイルのインポート
プロファイルの XML ファイルを移行先の PC にコピーし、インポート作業を行います。
インポートが完了したら、別途パスワードを設定してやれば移行は完了です。
:プロファイルをエクスポート
netsh wlan add profile filename=(XMLファイルのパス)
:パスワードの設定
netsh wlan set profileparameter name=(プロファイル名) keymaterial=(パスワード)
† 参考
C:\Windows\System32>netsh wlan set profileparameter ?
使用法: set profileparameter [name=]<文字列> [[interface=]<文字列>]
[SSIDname=<文字列>] [ConnectionType=ESS|IBSS] [autoSwitch=yes|no]
[ConnectionMode=auto|manual] [nonBroadcast=yes|no]
[authentication=open|shared|WPA|WPA2|WPAPSK|WPA2PSK]
[encryption=none|WEP|TKIP|AES] [keyType=networkKey|passphrase]
[keyIndex=1-4] [keyMaterial=<文字列>] [PMKCacheMode=yes|no]
[PMKCacheSize=1-255] [PMKCacheTTL=300-86400] [preAuthMode=yes|no]
[preAuthThrottle=1-16 [FIPS=yes|no]
[useOneX=yes|no] [authMode=machineOrUser|machineOnly|userOnly|guest]
[ssoMode=preLogon|postLogon|none] [maxDelay=1-120]
[allowDialog=yes|no] [userVLAN=yes|no]
[heldPeriod=1-3600] [AuthPeriod=1-3600] [StartPeriod=1-3600]
[maxStart=1-100] [maxAuthFailures=1-100] [cacheUserData = yes|no]
[cost=default|unrestricted|fixed|variable]
パラメーター:
タグ 値
name - 変更するプロファイルの名前です。
interface - プロファイルを設定するインターフェイスの名前です。
SSIDname - ワイヤレス LAN の SSID で、最大長は 32 です。
ConnectionType - ネットワークがインフラストラクチャ (ESS) かアドホック
(IBSS) かを指定します。
ConnectionMode - ネットワークに自動接続するか手動接続するかを指定します。
接続の種類が IBSS の場合は手動にする必要があります。
autoSwitch - 自動接続ネットワークのローミングの動作です。
優先順位の高いネットワークが範囲内にある場合です。
nonBroadcast - 非公開のネットワークに接続するかどうかを指定します。
authentication - 使用する認証の種類です。
encryption - 使用する暗号化方法です。
keyType - 共有キーがネットワーク キーかパスフレーズかを指定します。
keyIndex - ワイヤレス トラフィックの暗号化にはキー インデックス
を使用します。
keyMaterial - ネットワーク キーまたはパスフレーズです。
PMKCacheMode - PMK キャッシュを使用するかどうかを指定します。
WPA2 ネットワークでのみ有効です。
PMKCacheSize - クライアント上の PMK キャッシュ内のエントリ数です。
PMKCacheTTL - PMK キャッシュを保持する時間を秒数で指定します。
preAuthMode - 事前認証を使用するかどうかを指定します。
WPA2 ネットワークでのみ有効です。
preAuthThrottle - 近隣 AP に対して試行する事前認証の数です。
FIPS - FIPS モードを有効または無効にします。
useOneX - 802.1X 認証を使用するかどうかを指定します。
authMode - 認証に使用する資格情報の種類です。
ssoMode - 該当する場合に試行するシングル サインオンの種類です。
maxDelay - シングル サインオン接続を確立する際のタイムアウト値です。
allowDialog - preLogon でダイアログ表示を許可するかどうかを指定します。
userVLAN - ユーザー認証時にネットワークを異なる VLAN に切り替えるか
どうかを指定します。
heldPeriod - 認証を 2 回試行する間の間隔を秒数で指定します。
AuthPeriod - クライアントが認証システムからの応答を待機する最大時間
を秒数で指定します。
StartPeriod - EAPOL 開始まで待機する時間の長さを秒数で指定します。
maxStart - EAPOL 開始メッセージ送信の最大数です。
maxAuthFailures - 資格情報の 1 セットについて認証の失敗が許可される最大数
です。
cacheUserData - 以降の使用のためにユーザーの資格情報をキャッシュするか
どうかを指定します。
cost - プロファイルに関連付けられたコストです。
注釈:
指定したプロファイルが変更されます。interface を指定すると、
そのインターフェイス上のプロファイルだけが変更されます。
name パラメーターは必須です。プロファイル名とインターフェイス以外の
少なくとも 1 つのパラメーターも指定する必要があります。
例:
set profileparameter name=Profile1 authMode=userOnly ssoMode=preLogon
set profileparameter name=Profile2 ssoMode=none fips=yes
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