【project GFF】GFF主要三社インタビュー全文掲載(第4回)
※このインタビュー記事は、電撃PlayStation 9月14日発売号付録「project GFF」に掲載されたものの完全版になります。
日野:まぁまぁ、こうやって三人、仲良くやってきているんですよ。たまにはケンカもしますけど、なんというか、GFFに参加しているみなさんも、同じゲーム会社を経営する同士として、会議の議題ではない部分でも話ができるのはいいんですよね。「今度、こういうことをやろうと思うんだけど、どうやってる?」とか、そういう話ができるだけでも意味があると思うんです。団体としてやっていこうというだけでなく、単純に「友だち」になっておくということも有効なことなのかなと思いますね。
松山:僕ら、開発会社同士ですから、基本的にはしのぎを削りあっているライバル同士なんです。勝負する時は勝負してなんぼというスタンスは当然なんですが、ただ、GFFというような関係を作っていくことで福岡という街を特別な街にしていく、自分たちが特別な存在になるということもありだと思うんですね。
山倉:そんなに広い街じゃないですから、地理的に近いということも関係作りという点では影響していますね。最近、レベルファイブさんが引っ越しされて、ガンバリオンとすごく近くになったんですよ。同じ道路に面しているくらいですから。
松山:最近、10社目の加盟企業としてデバッグ会社のポール・トゥ・ウィンがGFFに参加されたんですが、サイバーコネクトツーは徒歩1分ですから。ROMができあがったら、とりにきてもらってます(笑)。
山倉:うちはポール・トゥ・ウィンのスタッフの方に来てもらってますよ、社内に場所を用意して。
松山:派遣? そんなことできるの?
日野:うちも実は今、まさにポール・トゥ・ウィンにお願いしているところだよ。アツイね、今、ポール・トゥ・ウィンが(笑)。話は変わりますが、僕らは、将来的に本当に福岡をゲームのハリウッドにしたいと思って活動しています。「ゲーム開発の仕事をするなら福岡でやるといいんじゃない?」と言われるくらいになれば、おもしろくなるんじゃないかと思ってるんですね。詳細はお話しできませんが、実際、福岡に会社を作ろうと思うんだけど……というような相談かな? そんなお話を2回くらいされたことがあります。それも単なる思いつきじゃなくて、それこそビルの家賃のこととか、実際に福岡で活動していく上でのメリット、デメリットについて具体的に質問もされました。こういう相談を受けると、GFFの活動の具体的な効果が出てきてるんだなと感じましたね。その時も、何故、今、福岡はもりあがっているのかと聞かれました。その原因、理由はなに? と。
松山:いきますか? その話題に(笑)。
山倉:聞きますか? その答えを(笑)。
日野:長くなりますよ、その答えは(笑)。
松山:何故、福岡がもりあがっているのか? 最近、会う人ごとに聞かれるんですが、僕はこう答えるようにしています。それは、僕たちが福岡にいるからです。
(日野氏、山倉氏、拍手)
(次回に続く)
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■FUKUOKA 2007
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