トヨタ、軽自動車参入を発表「ダイハツの経営資源を有効活用」
トヨタ自動車は28日、軽自動車市場に参入すると発表した。子会社のダイハツ工業からOEM(相手先ブランドによる生産)を受け、トヨタ系列の販売店で販売する。政府によるエコカー補助金制度の終了で国内市場の縮小が避けられない中、値ごろ感で需要が高まりつつある軽自動車に参入して販売の下支えにする。
トヨタの一丸陽一郎副社長とダイハツの伊奈功一社長が同日午後5時過ぎから、トヨタ東京本社で記者会見を開いた。会見冒頭で、一丸副社長は「軽自動車を要望する顧客が増えており、互いの経営資源を有効に活用したい」と表明した。〔NQN〕