攣縮(読み)れんしゅく

精選版 日本国語大辞典 「攣縮」の意味・読み・例文・類語

れん‐しゅく【攣縮】

〘名〙
① ひきつりちぢまること。また、ひきつりちぢめること。
※形影夜話(1810)上「人若し寒冷の外気に冒触すれば、皮中の神経攣縮して汗孔壅塞し、表発の蒸気内鬱す」 〔魏志注‐倉慈伝〕
筋肉収縮の一様式。単一刺激に対して横紋筋が起こす単一の短期間の収縮。また、臨床医学では広く痙攣(けいれん)筋収縮をいう。

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デジタル大辞泉 「攣縮」の意味・読み・例文・類語

れん‐しゅく【×攣縮】

1回の刺激により筋肉が1回だけ収縮してもとに戻ること。単収縮

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「攣縮」の意味・わかりやすい解説

攣縮
れんしゅく

筋に単一刺激を与えると、筋はただ1回だけ収縮し、急速に弛緩(しかん)する。これを攣縮(または単収縮)とよび、筋収縮の基本型とされる。

[編集部]

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普及版 字通 「攣縮」の読み・字形・画数・意味

【攣縮】れんしゆく

かがむ。

字通「攣」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の攣縮の言及

【単収縮】より

…攣縮(れんしゆく)ともいう。1回の活動電位によっておこる筋肉の速やかな収縮をいう。…

※「攣縮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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