2010年12月25日(土)
12月24日に発売された『電撃ゲームス』責任編集『電撃5pb.』(アスキー・メディアワークス刊)について、制作担当編集に4日連続であれこれ聞いてみる連載企画。特集最終日では、本誌に掲載されているインタビュー記事についてお届けする。
――『電撃5pb.』はインタビュー記事がかなり多いですよね。
インタビューは全部で7本ですから、総ページ数からするとかなり多いですね。5pb.さんにはかなり無理をいってご協力いただいたのですが、現場の声というものをできるだけ載せたかったんですよ。ライターと編集がまとめた説明文では、ゲームの内容は伝わっても、作り手の熱意までは伝わりませんから。これは『電撃ゲームス』のカラーでもあります。
――開発スタッフだけでなく、アーティストへのインタビューもありますね。
5pb.さんといえば、音楽方面も外せません。これはちょっと恥ずかしい話なんですが、インタビューを行ったライターも私も、音楽についてはあまり詳しくなくて……。もちろん、いろいろと音楽を聴いてはいるのですが、専門的な知識はさっぱり。ただ、結果としてはそれが逆によかったと思っています。こちらがよくわかっていないぶん、皆さん細かいところまで丁寧に説明していただいて、おそらく失礼な質問などもしてしまったと思うんですけど、そこは笑って流してもらえたようで。当初の不安をよそに、終わってみれば、どれもこれも楽しいインタビューだったなと。
――開発スタッフへのインタビューはどうでしたか?
皆さん熱かったです。声から真摯に取り組んでいるのが伝わってくるというか、本当にこだわってゲームを作っているんだなというのが感じられました。もし、インタビューを行わずに今回の本を作ったとしたら、おそらくカタログのような、どこか冷めた雰囲気の本になっていたでしょうね。
――では、最後の締めということで志倉さんインタビューについて。
『電撃ゲームス』編集長のおしょうこと千木良章が聞き手としてインタビューを行っているのですが、千木良が志倉さんにインタビューをするのは今回で2回目になります。11月27日に行われた“週アスLIVE ! GOLD with『電撃ゲームス』”でのトークライブもカウントすれば3回目ですね。基本的な質問はもう過去に何度かしてきたということもあって、『電撃ゲームス Vol.11』に掲載された志倉さんの巻頭インタビューと比べ、さらに突っ込んだ内容になっています。あと、志倉さんのインタビューは一番最後に行ったのですが、ところどころで開発スタッフの皆さんと主張が重なる部分がありました。それを聞いて、志倉さんを筆頭とした開発全体の目指す方向性がブレていないということが実感できました。『電撃5pb.』はページ数が薄い本ですが、記事の読み応えは十分にありますので、ぜひ一読いただけるとうれしいです。
▲収録直後にお時間をいただき、長谷川明子さんと伊藤賢治さんにインタビューを敢行! | ▲『CHAOS;HEAD NOAH』のコスプレに、ぶっちゃけトークもあり! サービス精神いっぱいのnaoさんインタビュー。 |