GIS Dayロゴ「GIS Day in 東京 2023」開催のお知らせ

2023年7月10日 公開
 
開催にあたって
 

東京都立大学 都市環境学部では,今年も「GIS Day in 東京」を開催いたします。
※首都大学東京は2020年4月に東京都立大学へ名称変更しました。

GIS Dayとは,大学における GIS(地理情報システム) の教育・研究成果を講演会や講習会の形で社会に還元し,GISの普及・啓発を図ることを目的とするもので,アメリカで1999年にはじまり,全世界に広まったイベントです。東京都立大学では今年で18年目の開催となります。

「GISってなに?」という人も,「GISを使ってみたい!」という人も一緒にGISを体験してみませんか? もちろん参加は無料です。

GIS講習に必要な機材はすべて会場に用意してありますので,ノートPCなどをお持ち頂く必要はありません。ただし,GIS相談室に参加される方はデータや使用しているソフトがインストールされているPCを持参いただくと便利です。

なお,GIS Day in 東京 2023は地理情報システム学会のGIS技術教育認定を受けており,受講者には所定の教育時間を受けた証明となる「受講証明書」を発行いたします。

  • 日時: 2023年11月18日(土)
       ※申し込みなどの詳細は10月頃にこのページで公開します。
  • 会場: 東京都立大学 南大沢キャンパス [アクセス]
  • 11/18 (土) には,「GIS Day in 東京 2023」が行われる東京都立大学 1 号館で他の学会が2件(日本医事法学会とモンゴル文化基金交流会第34回学術交流会)開催されます.1号館の入口に誘導員を配置しますが,受付および会場にご注意下さい.
  •    
プログラム
 
  • 9:30- 受付開始 (1号館ロビー)
       ※正門を入ってすぐ右手の建物です
  • 10:00-12:00 GIS講習会(Dコース)
  • 11:00-12:00 GIS講習会(Aコース)
  • 12:00-13:30 GIS相談室(希望者のみ対象,1号館350室)
  • 13:30-16:00 GIS講習会(F, Gコース)
  • 13:30-17:00 GIS講習会(B, C, Eコース)
GIS講習会
 
  • Aコース「ゼロから学ぶGIS」
    • 講師:ESRIジャパン株式会社
    • 2022年度から高等学校において「地理総合」が新たな必修科目となり,GISも重要なキーワードになっています。本コースでは,GISとはどのようなものなのか?利用することでどのようなメリットがあるのか?午後の各講習を受ける前にGISの基本について学習・復習したい方にお勧めなコースです。現代社会の技術や時代のトレンドに合わせて変化する最新のGIS活用事例も合わせて紹介します。ArcGIS Online(クラウドGIS)を使用したデータの重ね合わせなどの簡単な講習が含まれます。
    • 対象者:GIS初心者
    • 使用ソフトウェア:ArcGIS Online
    • 募集人数:30名
    • 日時:11月18日(土)11:00~12:00
    • 会場:1号館330室
  • Bコース「オープンデータを活用したGIS未経験者のためのArcGIS Pro 体験」
    • 講師:ESRIジャパン株式会社
    • GISは,位置をキーワードに地図と情報を組み合わせて可視化することで見えなかったこと,気づかなかったことを導き出してくれる謎解きツールです。本コースでは,交通事故発生状況のオープンデータを使用しArcGIS Proを使って情報の「可視化」「関係性の把握」「分析」を行います。その後,ArcGIS OnlineのAppsを活用し現地調査アプリやダッシュボードの構築を行います。本コースにてArcGIS ProとArcGIS Online Appsの一連の流れを習得します。
    • 対象者:GIS初心者
    • 使用ソフトウェア:ArcGIS Pro,ArcGIS Online
    • 募集人数:30名
    • 日時:11月18日(土)13:30~17:00
    • 会場:1号館340室
  • Cコース「都市計画のためのGIS」
    • 講師:伊藤史子(東京都立大学),土田雅代(ESRIジャパン),協力 竹下健一(東京地図研究社)
    • 都市計画分野でのGIS活用を体験するコースです。GIS事例の紹介を通して都市計画分野での活用をイメージしていただいた後,実際に3D都市モデルPLATEAUを使って南大沢地区の都市計画関連データを重ね合わせ,ArcGIS Online上で都市モデルの対話的操作を体験していただきます。
    • 対象者:GIS初級者
    • 使用ソフトウェア:ArcGIS Pro,ArcGIS Online
    • 募集人数:30名
    • 日時:11月18日(土)13:30~17:00
    • 会場:1号館330室
  • Dコース「Leafletを用いたWebGIS作成の基礎」
    • 講師:根元裕樹(東京都立大学)
    • Leafletは,無料・インストール不要でパソコン内に置くだけで利用できるjavascriptのライブラリです。HTMLプログラミングで,GISを使うというよりGISを作るというイメージで利用できるので,技術を磨けば磨くほど,自分なりのGISにカスタマイズすることができます。 本講義では,講師が作成したLeaflet用教材(https://www.lab-nemoto.jp/lecture#leaflet)を用いて,初心者向けにプログラミングの技能がなくとも,メモ帳などのテキストエディタの使い方が分かれば簡単なGISを作成できるように,GISの基礎とLeafletを用いたGISの作成方法を学びます。
    • 対象者:GIS初心者
    • 使用ソフトウェア:Windows Edge(他のブラウザも利用可能ですが,講師はEdgeの画面を見せます),メモ帳(他のエディタも利用可能ですが,講師はメモ帳の画面を見せます)
    • 募集人数:20名
    • 日時:11月18日(土)10:00~12:00
    • 会場:1号館350室
  • Eコース「マルチエージェントシミュレーションを使った人の動きのシミュレーション」
    • 講師:中山大地(東京都立大学)
    • 行動ルールを持ち,お互いに影響し合うエージェントを動かすことにより全体の振る舞いをシミュレートするモデルがマルチエージェントシミュレーションです。このコースでは,災害時の避難行動を題材として,データの作成方法,プログラムの実行方法,結果のアニメーション化と簡単な分析を行います。計算にはGoogle Colaboratoryを使いますので,Googleのアカウントをご用意ください。
    • 対象者:Python経験者(レベルは問いません)
    • 使用ツール:Google Colaboratory,ArcGIS Pro
    • 募集人数:15名
    • 日時:11月18日(土)13:30~17:00
    • 会場:1号館350室
  • Fコース「分布の分析再入門」
    • 講師:倉田陽平(東京都立大学),矢部直人(東京都立大学)
    • 地理的空間における施設や事象の分布の分析はGISの基本中の基本です。本講義ではまず「なぜ我々は分布を地図上に描くのか」という根源的問いからはじまり,オンライン電話帳サイトを用いた施設分布データの構築方法,それを利用した,①密集地域の可視化手法(密度図作成),②過疎地域の見つけ方(バッファリング),③各施設の最寄り圏域の作図(ティーセン分割),を体験します。本講義では八王子のコンビニの分布を例に用いますが,本講義で習う一連の手法は商業施設分析に限らず,外来植物の分布や遺跡の分布など,よろず世の中で「分布」と呼ばれる様々な対象の分析に応用できるはずです。
    • 対象者:GIS初心者や空間的分析に興味のある学生(特に地理学が専門でない学生歓迎)
    • 使用ツール:ArcMap
    • 募集人数:15名
    • 日時:11月18日(土)13:30~16:00
    • 会場:9号館470室
  • Gコース「GISで学ぶ地図リテラシー」
    • 講師:若林芳樹(東京都立大学)
    • 国連とICA(国際地図学協会)が共同で作成した『Mapping for a sustainable world(持続可能な世界のための地図作成)』は,SDGsの各種指標を用いながら,デジタル時代に求められる地図リテラシーを説いています。この解説書に準拠しながら,このコースではGISで主題図を作成する際に求められる地図リテラシーの基礎を学びます。
    • 対象者:GIS初級者
    • 使用ツール:ArcMap
    • 募集人数:20名
    • 日時:11月18日(土)13:30~16:00
    • 会場:8号館834室
GIS相談室
 

何でデータがずれるの? 三次元でどうするの? データってどこで手に入れるの? こんなことできるの? GISが使える仕事って? などなど,いまGISで悩んでいる方へ,問題解決のテクニックをお教えします。
なお,自分が普段使っているGISソフトがインストールされたノートパソコンやデータを持参していただけると幸いです。

担当:松山洋(東京都立大学),根元裕樹(東京都立大学),協賛各社
参加手続きについて
 
  • 参加費: 無料(ただし事前申込み必要)
  • 申込期間:10月15日(日)~11月12日(日)
         ※先着順につき早めに終了することがあります。
  • 申込先:こちらのリンクからお願いします。
  • 問い合わせ:こちらのフォームから承っております。電話・FAXによるお問い合わせはご遠慮ください。
協賛
  ESRIジャパン株式会社,株式会社東京地図研究社,GIS NEXT(媒体協賛)
後援
  東京都,日本地理学会,日本地図学会,地理情報システム学会,東京地学協会,日本地図センター

©2023 東京都立大学 都市環境学部 GIS Day in 東京 2023 実行委員会