知の明日を築く 「太陽から水素、まずは宇宙産業が有望」
独ルール・ボーフム大学のトーマス・ハッペ教授
独ルール・ボーフム大学のトーマス・ハッペ教授に水素研究の現状と展望を聞いた。
――ルール・ボーフム大学で研究を始めた理由は。
「4万人の学生が一堂に会しており、学際的な研究が進めやすい。特に生物学、化学分野に強い学部が集まり、すぐ隣の建物に行けば気軽に実験用の機器を使わせてもらえる。私が10年前にいたボン大学では別の学部が10キロメートルも離れ、研究者同士で議論ができる環境ではなかった」
――太...