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退職しても、復興へ歩み続く 町長亡き大槌町で退庁式

2011年3月31日19時6分

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写真:仮庁舎の一室で開かれた大槌町の退庁式で、副町長らと握手する黒沢愛子さん=3月31日午後4時10分、岩手県大槌町の中央公民館、中田徹撮影拡大仮庁舎の一室で開かれた大槌町の退庁式で、副町長らと握手する黒沢愛子さん=3月31日午後4時10分、岩手県大槌町の中央公民館、中田徹撮影

写真:仮庁舎の一室で開かれた大槌町の退庁式で、東梅政昭副町長(右端)から辞令を受け取る黒沢愛子さん=3月31日午後4時5分、岩手県大槌町の中央公民館、中田徹撮影拡大仮庁舎の一室で開かれた大槌町の退庁式で、東梅政昭副町長(右端)から辞令を受け取る黒沢愛子さん=3月31日午後4時5分、岩手県大槌町の中央公民館、中田徹撮影

 役場庁舎の全体が津波に襲われ、町長を含む33人の職員が死亡・行方不明の岩手県大槌町で31日、退庁式があった。退職する職員も避難所などで働いており、式はわずか5分で終わった。

 高台にある仮庁舎の中央公民館。作業着姿の副町長が退職する6人にねぎらいの言葉をかけ、「町の復興を目指していこうと思う」と語った。

 保健師の黒沢愛子さん(58)は、この日も朝から、避難所になっている公民館の診療所に詰めていた。「明日からのことは考えていない。でも今日と明日は区別できないでしょう」

 公民館の診療所には震災直後から、けがをした人たちが集まった。介護が必要な7、8人のお年寄りのそばで、床に座布団を敷いて寝ながら世話をした。

 今は、1日から町職員になる保健師が自主的に来ている。その姿を見て、若手は育つと確信した。

 31日も診療所に泊まる。明日からは肩書なしでできることをしようと思っている。(井上未雪)

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