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高岡蒼甫「このままじゃ着地点が見えない」 方向性に疑問・違和感

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大きな波紋に戸惑いを見せた高岡蒼甫
大きな波紋に戸惑いを見せた高岡蒼甫 - (写真は2010年6月のもの)

 韓国ドラマなどを放送するテレビ局を自身のツイッターで批判し、大きな波紋を呼んだ俳優の高岡蒼甫が5日、「このままじゃ着地点が一向に見えない」などの内容でブログを更新し、率直な「今の思い」を告白した。高岡は自分の行動から始まった一連の騒動に対して違和感があるようで、その複雑な胸中を思いのままつづっている。

 高岡は、ツイッターで韓流ブームに乗るテレビ局を批判したことから、所属していた事務所を退社するまでに至り、ネットを中心に世間の注目を集めていた。愛国心ゆえの持論を連日展開している高岡には賛同する意見も多く、同テレビ局への「抗議デモ」やスポンサーの「不買運動」にまで発展。一連の動きに対して高岡は「時速300キロ位のスピードで広まって」とその印象を打ち明け、「自分が想像もできなかったあらぬ方向にまで事を起こそうという人まで出てきた」と思いがけない範囲にまで影響が出たことに驚きの様子を見せた。

 自分の発言に「後悔はない」としているものの、「最近なんか方向性が明らかに違う気がする」と疑問を投げかけている高岡。また、「思うままにいきたいけど最近は違和感が上回ってる」と複雑な胸中を明かしている。自分でもこの騒ぎをどう決着すべきか迷いをにじませ、「このままじゃ着地点が一向に見えないので一回休憩に入ります」と高岡は表明した。その後、一日に複数回更新してきたツイッターも静まりを見せている。

 芸能人という特殊な職業柄、いち個人の意見に留まらない結果となってしまった今回の騒動。高岡もその点には苦い思いがある様子で「今の思い」と題しブログで考えをつづっている。俳優として、映画『バトル・ロワイアル』『パッチギ!』『クローズZERO』『ROOKIES -卒業-』『十三人の刺客』など多数の話題作で活躍し、その演技力が認められているだけに、復帰を待ち望むファンも多いことだろう。高岡は「自分は自分で頑張りますので、皆さんも各々で頑張ってください」とメッセージを送り、今回の告白を締めくくっている。(編集部・小松芙未)

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