Fast wie Fleisch
まるで肉!
目立たなかった豆腐も今では営業種目を大きく変えるほどの大人気!


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ドイツ、フライブルグ(Freiburg)にある豆腐工場「TAIFUN」のオーナー、ヴォルフガング・R・ヘック(Wolfgang R Heck)氏は日々、豆腐の需要を増やしていく。「これまで、豆腐なんかに興味の欠片も示さなかった多くの企業も面会予約を得るのに必死になっている」と、ヘック氏。

少し前まで、影の存在と言えるほど人気がなかった豆腐製造社は今や大衆市場になっている。その中でも一番有名なのが「TAIFUN」社。営業当初は週に4kg程の豆腐を作っていたのが、なんと数年で週に70tも作るようになっていた。 170人もの社員で成り立っている工場は毎年10%も利益を上げている。



ドイツでの豆腐製造会社とは:「TOFUTOWN」、「SOTO」、「Topas  Tofu」等、有機栽培(オーガニック)専門会社である。

「Nestle」、「ユニリーバ(Unilever)」、「Danone」等の大企業社の買い取りの誘いにも耐えるドイツの小さな豆腐製造会社。徐々にでも自力で豆腐をヨーロッパに広めたいとのこと。有機栽培会社が恐れているのは、Nestle等の大企業が豆腐製造会社を真っ当にこなせるかと言うよりも、「有機栽培製造品のままで作れるのか?!」ということだそうだ。

なぜなら、ドイツで豆腐と言えば誰もが有機栽培だと、疑いも無く思ってしまうから。アジアではもちろん、そうでは無い。向こうでは豆腐とは、歴史ある一般食品。ヨーロッパでは、健康に注意を注いでる人々が購入する、高級食品である。

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↑「TAIFUN」社の豆腐ハンバーグ


豆腐ブームが始まってから明らかに増えたのがベジタリアン等、草食主義者。ドイツの「ベジタリアン協会(VEBU)」と「TOFUTOWN」社による調査結果、ドイツ人の一週間に肉を食する日数がなんと3日弱に下がったとの事。

VEBU曰く、2009年と比べると、肉の消費量が10~12%も減ったそうだ。


豆腐とは良質な肉である。

「豆腐の製造は肉に比べると気候にも優しいし、元々大豆の90%は動物の餌になるので、10kgの大豆に対し1kgの食肉が出来ますが・・・豆腐なら、同じ量の大豆で18kgも作る事が出来るのです」と、ハック氏は語る。

ドイツで豆腐が作られるようになった頃は、精肉業の方からも色々と制限され、営業も難しかった。「豆乳は牛乳の模造品として禁止すべきだ」とも言われていた。



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↑豆腐の照り焼き






–コメント–


1.

そうね!確かに最近廻りがあまり肉を食べない事には気付きました。豆腐ハンバーグのおかげだったのかしら?^^

良いコトです!


2.

食文化とかウザ。肉の味がしてるとかどうでもいいし。結局はポテトチップスなりに味付けしてるだけだろ。肝心なのは原料だろうが!そこは正しいと思うわ。


3.

ベジタリアンとかヴィーガンが肉を拒否ってるくせに、なんで肉の味がする豆腐とか求めてるのかは、マジで理解できないんですけど。


4.

「ウィンナー」とか「トンカツ」って結局は調理されてるからこそあーなるじゃん?豆腐を生で食べても味もロクにしないしつまんないけど。調理すれば豆腐でも同じだろ。んで、肉の消費量が下がったって・・・・安く手に入るからそうなるんだろ。30年前とかは、もっと低かったんだぜ。


5.

市場経済 – 豆腐の値段はもう少しあげても良いくらいです。なぜなら、有機栽培と言った「ブランド」である上、競争率も今はまだ低いからです。

クォリティー – 特に調理されている肉食品等に使われてる食材/肉はゴミと言っても良い位、質が悪く、安いのです。大量に製造させる為、利益も良い方。この間、豆腐に関しては(まだ)その様な心配はいりませんね。




翻訳元:http://www.zeit.de/2011/31/GL-Tofu









辞書には載っていない若者言葉
Nr.51; der Beilagenesser(ベジタリアン。直訳:副食食い)



【銘店の味】京料理 六盛 チーズ豆腐PM-B[冷凍便]

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