<高校野球:練習試合>◇29日◇サーティーフォー相模原

 西東京の強豪、八王子が、神奈川第3シードの弥栄に10-3で7回コールド勝ちし、好調ぶりを見せた。1点差に詰め寄られた5回、打者一巡の猛攻。4四死球に3安打を絡めて6得点と、相手のスキを突く効率のいい攻めで突き放した。

 チームは現在、練習試合ラッシュを続けている。先週末からの8日間で6戦と、試合予定がギッシリ詰まっている。25日には松商学園(長野)に9-7、26日にも拓大紅陵(千葉)と10-5と、強豪に打ち勝った。今週末にも3試合を予定している。安藤徳明監督(49)は「選手たちの意識付けが目的です。あとは試合本番まで1週間ほど空くので、『これだけは押さえたい』という最終チェックですね」と説明した。練習でも実戦形式のシートノックなどを多用し、「考える野球」を浸透させてきた。本番までそのポリシーを貫き、初の甲子園への切符を勝ち取る。