現代人の多くが一日の大半を過ごす場所はオフィス。作業効率を上げ、生産性をアップするには、オフィスの雰囲気や環境が深く影響すると言われています。
今回は、仕事がさくさく進みそうなかっちょいい世界のオフィスを覗き見してみましょう。これを機会に、オフィスの模様替えなんてどうですか?
◆米ゲームソフト大手エレクトロニック・アーツ(EA)社
同社と南カリフォルニア大学が設置したゲーム・ラボは明るくオープンな雰囲気で、「遊びの精神」が生きています。
作業スペースは美しいカーブを描いた曲線壁で区切られ、創造力や思考力がインスパイアされる五感に響く空間となっております。
壁に囲まれた閉鎖的なレイアウトと違ってやわらかな境界線を生み出し、個室より開放的でかつ、ある程度のプライバシーも考慮できます。人の気配も感じられ、コミュニケーションとプライバシーがうまく調節できるのもメリットですね。
ホワイトボードだけでなく、インテリアもおもちゃ箱をひっくり返したように、こんなにカラフル。
こちらはモニタールーム。デベロッパーやプランナーは「透視鏡」(マジックミラー)越しに、室内の様子をのぞいては商品に対する反応などをこっそりチェックしています。
鏡の中、つまりマジックミラーから室内をのぞくと、こんな感じです。
EA社はこれにて終了。さて、お次は。
◆Boxee
オープンソースのメディアセンター・ソフトウエア「Boxee」を手掛けるベンチャー企業のオフィスは、NYにあります。こちらのフォトツアーでオフィスの雰囲気を体験できますが、米LH編集部はTVスペースをピックアップしてみました。:
こちらがオフィス。:
一見不可解ですが、ホワイトボードにマスタープランなどを書き込んだりしています。:
◆Googleの「カンファレンスバイク」
Googleといえばこれでしょう。日経ビジネス「突撃!グーグルの昼ごはん」でも紹介された最大7人で円卓会議を開催しながら移動できるカンファレンスバイク(動画)です。無料でレンタルしています。"ながら"が効率化に重要とはいえ、この発想は斬新です。移動中も会議ができるって実際にどんなものなのか気になります。ホントに便利なのでしょうか...。:
◆Mint.com
パーソナルファイナンス・アグリゲーターMint社は、低いパーティションながらも個人のアイデンティティを尊重しています。風通しのよい社風には、開放的なオフィスレイアウトも貢献していそうです。ほら、自転車も個人のスペースに置けちゃいますよ。:
◆PopCap Games
おかしなゾンビゲーム「プラントvs.ゾンビ」でおなじみ、シアトルに本社を置くポップキャップ・ゲームズ社の社内は色とりどりの見た目そのまま、レイアウトも面白いです。下の写真なんて、まるでゲーセンですね:
◆Netflix's Old Hollywood Spaces
最後は、オンラインDVDレンタル・サービスを手掛ける米Netflix社のメインオフィスです。ヴィラ風の建物の中に入ると映画ファンにはたまらない、銀幕の世界が広がっています。主な部屋には映画名が冠されていて、引用されることの多い決め台詞なども合わせて表記されています。ここではOffice Snapshotsサイトからお気に入りの2枚をご紹介。
いかがでしたか?日本のクールな職場はここだ!という一押しがある方は、編集部までぜひお知らせください。
Kevin Purdy(原文/訳:kiki)