Twitter、「サービス自体がマーケティング基盤になり得る」と強調

 Twitter Japanは3月22日、都内で記者会見を開催し、Twitterの広告サービスやユーザーの利用傾向などを説明した。なお、Twitterは米国時間3月21日でサービス開始から6周年を迎えている。

 まず、Twitter Japan営業戦略統括の葉村真樹氏がTwitterの広告商品を紹介。葉村氏は、「Twitterではサービス自体がマーケティングプラットフォームになりうる」と話し、ツイートやアカウント自体がプロモーション対象になると説明する。

フォロワー層を拡大する「プロモアカウント」

 Twitter Japanでは、日本独自の広告商品としてバナー広告を展開しているが、2011年10月から、米国で先行して提供されていた3つの広告商品「プロモアカウント」「プロモツイート」「プロモトレンド」の販売を開始した。1つ目が、ログイン後のホームページ画面に表示される「おすすめユーザー」エリアに広告主のアカウントが表示される「プロモアカウント」。主にフォロワー層を拡大するための商品となる。

  • Twitterの3つの「プロモ商品」

 プロモアカウントでは、広告主のアカウントをフォローしているユーザーとフォロー関係が似ていて、まだ広告主のアカウントをフォローしていないユーザーに向けて、広告主がおすすめユーザーとして表示される。おすすめユーザーの枠に表示されるだけでは課金されず、フォローが発生したタイミングで課金が発生する。

 キーワードによるターゲティングも可能で、広告主はオークション形式でキーワードを落札する。最低入札価格は40円となっており、1フォローあたりの相場は70~80円だという。

 葉村氏は「従来は、フォロー返しを期待してフォローをするといった施策も行われていたが、多くの場合(1フォローあたり)350円~400円かかっていたと聞くので、相当コストが安い」と語る。また、プレゼントキャンペーンなどで獲得したフォロワーはプレゼント欲しさでフォローしている場合も多いが、プロモアカウントでは、基本的におすすめユーザーに興味を持ったユーザーがフォローするため「フォロワー自体の質が高い」(葉村氏)傾向にあるという。

ユーザーからの反響を得る「プロモツイート」

 2つ目が広告主が指定したキーワードに関連するツイートを幅広いユーザー層に訴求できる「プロモツイート」だ。

  • Twitter Japan営業戦略統括の葉村真樹氏

 プロモツイートは、ユーザーのログイン時、またはリフレッシュ時に、検索結果ページの最上位にツイートが表示される「プロモツイート in サーチ」と、ユーザーのタイムラインにツイートが表示される「プロモツイート in タイムライン」で構成される。プロモツイート in タイムラインでは、プロモアカウント同様、フォロワーとフォロワーに似たユーザーをターゲティングできる。

 「実際にフォロワーに対して企業がリーチできている割合は多くて2割。たとえば、企業が朝9時と夕方5時にツイートしていた場合、ユーザーがそれ以外の時間にログインしていたりすると、まず見られることはない。(プロモツイートであれば)フォローしている人に100%リーチできる」(葉村氏)

 こちらもツイートが表示されただけでは課金されない。実際にツイートのリンク先がクリックされたり、リツイートされるなど、ユーザーがアクションを行った時点で課金が発生する。プロモツイートでもオークション形式を採用しており、最低入札価格は40円で、相場は70~80円となる。

新商品やサービスを訴求できる「プロモトレンド」

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