働き者のバクテリア菌現る...
英ニューカッスル大学(Newcastle University)の研究者らが発表した「BacillaFilla」という特殊に遺伝子改良されたバクテリアが、夢のようなコンクリート補修法に実用化されるのではないかって注目を集めていますよ。簡単には補修不能なコンクリートの小さな小さな割れ目の奥の奥へと侵入し、割れ目をふさいで役目を終えてくれるんだとか。補修したいクラックエリアに注入されたBacillaFillaは、隙間にとどまって生命の終わりを迎えます。ただ、代わりにコンクリート補修に役立つ炭酸カルシウムをメインにした接合剤になってくれるため、見事にコンクリートの亀裂も修復されるようですよ! バクテリアの活用なんて、一歩間違えば大惨事を引き起こしちゃいそうですけど、BacillaFillaは、このコンクリート修復以外の目的で拡散していくこともないと実証済みとのことです。
すぐに実用化は難しくても、やがては土木工事にバクテリアを応用した技術が大活躍~なんて時代がやって来るのかもね。
[Newcastle University via BoingBoing]
Sam Biddle(米版/湯木進悟)