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矢部武

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携帯電磁波の人体影響 (集英社新書) 新書 – 2010/11/17

矢部武 (著)

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無害?有害?
予防原則に基づいた安全策とは?
世界各国で、携帯電話やその基地局の電磁波(高周波)による健康被害を懸念する声が高まっている。健康影響への配慮から子供の使用を制限する動きも出ている。生体への悪影響があるとする研究結果と、それを否定する研究結果があるが、一部の研究者や研究機関は予防的措置を強く提唱している。また、長期にわたって使用した場合の影響は、まだよくわかっていない。
海外の事例をふまえつつ、携帯電話の電磁波の問題について考察する。

[著者情報]
矢部武(やべたけし)
一九五四年埼玉県生まれ。ジャーナリスト。一九七〇年代半ばに渡米し、ロサンゼルス・タイムズ東京支局記者等を経てフリーに。米国に潜むテーマを抉る一方で、環境・社会問題などを比較文化的に分析する。著書に『アメリカ病』(新潮新書)、『少年犯罪と闘うアメリカ』(共同通信社)など。

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本の長さ

224ページ
言語

日本語
出版社

集英社
発売日

2010/11/17
寸法

10.6 x 1.2 x 17.3 cm
ISBN-10

408720569X
ISBN-13

978-4087205695
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登録情報

出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2010/11/17)
発売日 ‏ : ‎ 2010/11/17
言語 ‏ : ‎ 日本語
新書 ‏ : ‎ 224ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 408720569X
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087205695
寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 1.2 x 17.3 cm

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矢部武

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ゾンゴロロ

携帯電話の安全性を少しは疑った方がいいのでは

2011年8月4日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

　この本を読んで、「携帯電話はなるべく使わないほうがいい」ということを改めて認識しました。
　内容をどの程度信じるか信じないかは個人の自由だと思いますが、私は結構当たっている部分があるのじゃないかと思っています。何よりも健康が第一と考えている私にとって、やはり携帯はかなり危険な道具だということを学ばせてもらいました。今でも電話以外では使いませんし、家にいるときはなるべく家の電話を使っています。さらにささやかな防衛手段として、自分から携帯電話をかけるときは、なるべくイヤホンマイクを使うようにしています。
　携帯を普段から頻繁に使用されている方こそ、もしもの知識として知っておいた方がいいような情報がたくさん書かれてあります。
　少なくとも、子供たちには健康上の観点からも携帯電話はできる限り使わせないようにすべきだと強く思いました。

P.S. 仕事で必要なくなったので、自分の携帯電話を解約しました。やっと携帯に支配されない生活を取り戻せそうです。小さい息子のためにも、これがベストだと思います。

31人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ryuryu

そう思う

2016年5月29日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

世の中には、食品から通常使用品まで、
全て生物に取っては、悪いものだらけ。
携帯、スマホの電磁波だけでは無いと
思う。

10人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ＴT

インク臭いので参った

2016年9月1日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

化学物質過敏症及び電磁波過敏症を併発し、急いでこの本を購入し読もうとしたが、
インクの化学物質に身体が反応し本が読めなかった。

この過敏症に同時なると、電磁波がだめでパソコンスマホにさわれない、
インクに反応すると本も読めないので、対策しようにも情報源そのものが
入手できないのである。

この本はなったら読む本ではなく、なる前に読む本である。
この病気になって感じるのは、コピーを含め印刷物のインクに
粗悪品が結構あるのではないかということだ。
肌も呼吸器も物質を吸収しているのがまざまざわかる。
簡易マスクに防塵用ますを重ねて読ませていただいた。

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

大城昭男

欧米で脳腫瘍などの原因では？と規制されている携帯基地局建設に関わる日本の規制は無いに等しい状況にびっくり。

2013年8月25日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

近所をみても、小学校から１００メータくらいしか離れていない畑に大型基地局アンテナが立ったり、住宅地の５０メートルくらいのところにも最近建設された。３００メータ以内は建設規制されている欧州に比べ、超規制緩和。オオーっ,怖っ！子育て中のお父さんお母さん必読。

15人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

河童の川流れ

携帯電話のメーカーは使用法マニュアルに「警告」を提示するべきです。

2013年8月3日に日本でレビュー済み

携帯電話の電磁波が及ぼす影響から一時ペースメーカーを使用している人などが危険に晒されるなど話題になったが、最近はほとんどそのようなことも聞かなくなっている。
少し調べてみたら最近では、電波環境協議会の指針によりペースメーカーから２２ｃｍ離れていれば安全だとのことであった。(２２ｃｍの根拠がどこからきたのか定かでないが・・・）

本書では、携帯電話を頻繁に使用して１０年過ぎた人には、耳下腺腫瘍や脳腫瘍などが発見される例が携帯電話先進国（フィンランドやイスラエル）で問題にされ研究が進められていることなどが書かれている。
アメリカの例では、カリフォルニア州北部のケルシービルという街で１９９６年から携帯電話ショップで働き始めたシャレ−サ・プライスさんという女性が店に設置してあった試験用の携帯電磁波発信装置の電磁波曝露から半年後に身体に変調をきたし検査の結果脳腫瘍が見つかった。
手術後、労災補償を申請したが労災専門の保険会社から申請が却下されてしまった。
その後アメリカ中の人権団体や法律事務所などで相談したが、うまくゆかなかった。
一年半後、カリフルニア州の消費者権利擁護団体の代表を務める弁護士のカール・ヒラード氏が引き受けてくれた。
氏は、医療裁判の経験豊富な電磁波の有害性に詳しい南カリフォルニア大学病院のナフマン・ブラウトバー博士に証言を依頼した。
ジュリアー・ロバーツ主演の実話をもとにした映画「エリン・ブロコビッチ」に登場する博士である。
ナフマン・ブラウトバー博士の証言により、彼女は携帯電話被害でアメリカで勝訴第一号となったのである。（Ｐ６１〜６５）

さて、まだまだ携帯電話のよる健康被害の実態は各国で検証されつつあるものの治験数や携帯電話の歴史の浅さから確定されてはいないが、何らかの危険性はあることは間違いないようである。
子供時代から頻繁に携帯電話を使用する場合には、成長段階であるから受ける影響も大きいようなので心配しなければならない。

著者は、巻末で「携帯電話が危険だ」という決定的な科学的な証拠が出てから安全対策を講ずるのでは遅すぎる、と書いていたが全く同感したのである。
評者は、いつもズボンのポケットに携帯電話を入れていたが、これからズボンのポケットに入れるのだけは止めようと思いながら本書を読み終えたのである。

12人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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sonojordan

人体実験

2011年2月25日に日本でレビュー済み

携帯電話の電磁波については賛否両論ある。
だからといって疑わしきは罰せずであってはならない。疑わしきは利用せずが正しいとおもうのだが、今の世の中携帯なしの生活は成り立たないだろう。

国内で唯一PHSを販売しているウィルコムのカタログには「携帯電話の発生する電磁波についての安全性は証明されていない」という記述がある。PHSでも携帯電話の十分の一量の電磁波が発生しているそうだ。子ども、特に小中学生、高校生くらいまでの成長期にはPHSを使わせたいとおもった。

24人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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山田由紀夫

所詮は新書クオリティでした

2021年2月21日に日本でレビュー済み

　電磁波について興味を持ちEMF関係の洋書を読んだ後この本を読みました。やはり新書なので、内容はかなりあっさりしています。肝心の対策も最後に少ししか書かれていないので、あまり参考になりませんでした。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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Ray

読んでおいて損は無い。２０年後の常識かも

2011年1月8日に日本でレビュー済み

間違いなく重要なテーマなのに、日本では（大きな影響力を誇る携帯キャリアや端末メーカーの圧力なのか）あまり報道されない、携帯電磁波の人体への影響を正面から、中立な立場で取り上げた貴重な本。

要旨としては、近年、携帯電磁波の健康への影響に関する研究データが続々と公表されているが、因果関係を示す証拠は未だでていない。しかし、欧州を中心にいくつかの主要国では、携帯電話にはが健康リスクがあるという前提で（リスクがあるなら予防的措置を講じるべきという「予防原則」に基づいて）、政府が携帯電話への使用制限を勧告していたりする。また、健康リスクは頭蓋骨の薄い子供の方が高いという研究もあるらしい。

というわけで、結論としては「限りなくグレー」だけど、まだ決定的な証拠は無い、ということらしい。こういう話を知ると、特に欧州では携帯を耳にあてて話すのではなく、ブルートゥースや有線のイヤホンで話している人が圧倒的に日本より多いのも、何となく理解できる（リスクがある、という共通認識？）。

この本の秀逸なところは、携帯電磁波の健康リスクを、タバコ訴訟に例えていること。今でこそタバコの健康リスクは常識だが、米国で喫煙が原因でガンになったとする人たちタバコ会社を訴えたものの、政府と近い大産業であったタバコ会社のお抱え研究者達が「喫煙と発ガンの因果関係はない」と証言したおかげで、勝訴するまで何十年もかかっている。携帯電話業界も一大産業なので、例え携帯電磁波が健康に有害でも、それが証明されるのは、確かに何十年も先の話かもしれない。

というわけで、知っておいてもいい健康リスクの話。そのまま信じろとは言わないけど、こういう「日本の一般メディアとは違う視点」を理解しておくのは、とても大切だと思う。

追記：実際、欧州では発ガンのリスクとして禁止されている成分が、日本では普通に使われていたりすることは珍しくない。健康や環境に感しては米国ではなく欧州を見るべきかな。

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