アイドルマスター2の操作性

予定通り2/24に発売されたアイマス2。ゲームバランスについては素晴らしい調整ですが、それは後日触れるとして、今日は操作性について。
箱○版の無印を「前作」として比較した場合、アイマス2になって操作性・テンポの良さは格段に向上しました!無印で100点満点中5点くらいだったのが、20点くらいになりました!というわけで、操作性とか快適な進行とか、そのあたりについては文句ばかりです。

選択肢の構成

アイマス2のセリフ表示は、一部イベントの強制表示を除くと大体以下の仕様です。

  • 基本は1文字ずつ表示
    • Aボタンを1回押すと1ページ分一度に表示
    • 1ページの表示が完了した時点でAを押すと、セリフやモーションを飛ばして次のページ表示へ
    • スキップ用のボタンは無し
  • 選択肢(2〜3択)の直前のセリフはAボタンによる操作が無効
  • ボタンを押さなくても待たず、勝手に次のページに進む

選択肢の前のセリフはゆっくり表示になった上にウェイトが1秒くらい入り、これが意外と引っ掛かってストレスを感じさせます。この選択肢で行動選択させる場面が増えてしまっているのも、ストレスを感じさせる原因になっています。
前作では、たとえば週頭の行動で「曲を変える」「衣装を変える」等が選択できるポップアップメニューが出ていました。今作ではそれがなくなり、曲を変更するかどうか・衣装を変更するかどうかを汎用選択肢で聞いてきます。何もしなくても、選択肢2回分引っ掛かるわけです。
そして評判の悪い、お守りの売り込み。説明文が勝手に先に送られてしまう仕様、バックログのない仕様、説明文を読むために汎用選択肢を挟む仕様、全く興味がなくても2回連続で汎用選択肢を挟まれる仕様、すべてが残念です。中央にポップアップするメニューひとつ作れば良かったのに、インタフェース1つも追加できないほど切羽詰まっていたんでしょうか?演出面の力の入り具合を見ると、単にプロジェクトリソースの配分がインタフェースにあまり回されていないんじゃないか、と感じます。

共通イベント

アイマス2では、全てのストーリーで固定のイベントがいくつかあります。
一字一句同じイベントを毎回見せられるのはちょっと面倒です。竜宮小町とか、ジュピターのPVとかを毎回見せられるのは。そして、エンディングに毎回毎回共通部分が入るのが一番残念なところです。せっかく盛り上がっているところに同じ茶番を差し込まれるので興ざめします。連打でばしばしスキップしていると、現実に少し引き戻されてしまって…


完全にイベント全体が固定ではなくて、キャラクターごとに固有のセリフに差し替えられている部分が微妙〜に挟まっているものもあります。しかし、ばしばし共通部分を飛ばしているうちに、固有セリフ部分までうっかり飛ばしてしまうことが多々ありました。バックログが閲覧できないという仕様と、悪い相乗効果を生んでいるように思います。
アイマスはギャルゲーじゃない!と主張するのはかまいませんが、システム面ではギャルゲーの良いところを取り入れてくれても良いんじゃないの。

どっとっぷTV

ランキングを下から眺めていくという面白いインタフェースです。しかし、画面左の順位表示が最初から見えているという重大な欠陥により、全てが台無し。開いた瞬間に結果がわかるので、もうさっさと飛ばしたくなります。Jupiter(+あまとう)の全ての曲でいちいち止まる仕様も嫌らしいです。

総括

「操作性より演出を重視」という姿勢は今までどおり、ということですね。ローディングのストレスを感じさせないようにうまく作りこんであるのに、技術的ではないところで損をしているように見え、勿体無いです。