千代田区における通勤・通学者の権利

千代田区は、昼間人口と夜間人口の差が約16倍ある街です。

現在、日本国では住民票がある地域において「住民」として認められていますが、私は、千代田区における  (昼間人口の皆さんも関わる)問題を論じる際に「住民」のみの意志で決定して良いのだろうかという疑問を抱いています。

千代田区に通勤しているサラリーマンや通学している大学生などは、日常をある程度の長い期間にわたって千代田区で過ごしながら、区としてはその意志を汲み取れないでいます。一例を挙げると、大手町などはそもそも存在しないような扱いとなっています。

昼間人口と規定されている方も、ちよくる(レンタサイクル)の利便性向上や、お弁当の路上販売禁止、街宣車・選挙カーの騒音、秋葉原の客引き行為など区の抱える課題について「もの申したい」と思っている方はいらっしゃるのでは無いかと思います。(お弁当は都条例ではありますが)

私は、この千代田区において、「(他地区での選挙権を有し、通勤・通学を行っているような)昼間人口の方々に一定の権利を付与する」というのはこの時代の実情に沿った施策なのではないかと考えています。

ベッドタウンという言葉があります。通勤・通学で昼間に過ごす地域と、夜間に過ごす地域が違うという“過ごす場所の分断”を前提とした言葉です。

私は、「住民票を置いている場所にしか権利は存在し得ないのか?住民という定義は時間軸を加えるなどの拡張、もしくは分割などは出来ないのだろうか」と問いかけたいです。

もちろん、権利に伴っての義務があり、天秤はそれぞれが納得しうる範囲である程度釣り合っているべきです。そのため「権利の範囲と付与するための条件」「市民としての義務」については論考の余地があります。

仮に投票権としても、直接民主制か間接民主制か、ネット投票を良しとすべきかについてもご意見が分かれるかと思います。

そのため、ここではまず大枠たる「昼間人口の方々の権利」についてのみの問いかけとしています。

山下たけおりは、千代田区を“今の時代”に沿って変えて行きたいと考えている候補者です。

どうぞよろしくお願い致します。