電撃文庫で、「禁書目録」「シャナ」「俺の妹」「乃木坂」など、数々の作品を担当したカリスマ編集者が説く「編集者の心得」
自分も頑張ってるんですが、どうしても結果が伴わない時があります。好きで買ってくれた人たちには申し訳ないところなのですが、どうにも商売として仕方ない、決断のときがあります。
2010-12-11 19:37:57そうなったとき、作家さんとともにショボーンな気持ちで落ちこむわけですが、しかしこの業界は本当に僕は魅力的だとおもいます。なぜなら、やる気がある限り、この業界なら、チャンスがいつでもその足元に落ちているからです。
2010-12-11 19:38:09この戦いはコネや政治的な思惑がない、フラットに「面白いもの」勝ちです。そして、チャンスが一回しかない新卒の就職活動でもありません。作家さんのやる気がある限り何度でもバッターボックスに立てます。面白い物語を作り出すことを放棄しなければ、編集者と共に、いつでも挑戦できます。
2010-12-11 19:38:17次はどういうフォームで行こう、どんなボールを狙って行こう……と、自分の過去作の反省と分析をしつつ、あらたなチャレンジができます。もちろん作家さんは一作一作、魂を削り、全力投球しているわけですから、気持ちを切り替えろといわれてもすぐにはできないかもしれません。
2010-12-11 19:38:27しかし市場というペナントレースは待ってくれません。なので自分は、前作が芳しくなく、ちょっと落ち込んでいる打者がいたら、まだ一回の裏で凡退しただけじゃねーか、ピッチャーの分析はできたかよ? それじゃあ泥臭く単打狙ってこうか! と、常にそう考え、伝える努力をしています。
2010-12-11 19:38:32作家さんのサポートやガイドをするのが僕たち編集者だと思っています。ネガティブな状況下なときこそチームで協力です。「売れない」は終わりじゃないです。「諦める」が、終わりです。失敗をきっちり分析して、自分なりに新しいものを創り上げて、共に市場を驚かせてやりましょう!
2010-12-11 19:38:38家に帰ったら、電撃文庫のカリスマ編集者のつぶやきで、つぎゃったーしよう RT @dengeki_miki: ……と、今の自分に言い聞かせる……。くそう、過去の自分に負けないぞ! 頑張ります!
2010-12-11 19:45:57