三菱商事は社内のデスクトップパソコンなど約8800台を刷新し、Windows 7を搭載したレノボ製パソコンに切り替えている。6月から順次導入を始めた。現在のところは国内本社などに限られるが、今後は段階的に海外グループ会社や事業投資先となっている企業のパソコンも切り替えを検討するという。同社の連結子会社を含む従業員数は約6万3000人。

 三菱商事は社内パソコン導入やサポート業務などを100%子会社の「アイ・ティ・フロンティア」(東京・港区)に一括発注。従来は、NEC製のパソコンを配備していたという。

 NECとレノボは2011年7月に、日本最大のパソコン事業グループとなる合弁会社「NECレノボ・ジャパングループ」を発足した。ただ、NECとレノボは両社の製品ブランドを引き続き維持し、それぞれの製品は従来どおりの営業体制で販売している。