保坂健二朗さんと鈴木俊晴さんによる、フランシス・ベーコン展をめぐるツイート

2013年に開催されるフランシス・ベーコン展をご担当される、保坂健二朗さん(東京国立近代美術館主任研究員)のツイートを中心にまとめています。 また、豊田市美術館で開催される愛知展では、鈴木俊晴さん( @harerus 豊田市美術館学芸員)のツイートも追加していきます。 日程、場所(東京国立近代美術館・豊田市美術館)、内容など詳細については公式サイトをご覧下さい。 フランシス・ベーコン展 公式サイト 続きを読む
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ベーコン展の準備にかかる保坂さん

kenjiro hosaka @kenjirohosaka

ベーコン展。借りたい作品がひとつドイツから借りられることになったので嬉しい。同時にやろうとしているダンスも、ちょっとだけすごいことが起こるかも(これも同じくドイツ関係)。今日はそのほか、夏にNOMAで始まる展覧会の打ち合わせ。出品作家とカタログの方向性を確定できて一安心です。

2012-05-26 01:28:57
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

ベーコン展。スイスとNYから断りの、フランクフルトとオーストラリアから原則OKの便り。一喜一憂しながら準備中。規模についてよく聞かれますが、目標は35点。1983年の日本での最初で最後のベーコン展が45点。その後価格は高騰、評価もうなぎ登りなので35点でもかなり大変、お許しあれ。

2012-07-11 00:27:54
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

ベーコン展。東海岸からポジティヴな回答あり。OKと解釈すれば34点を確保したことに。目標最低ラインの35点まであと少し! しかし、金曜日に山口県美にLEDの視察にいっていたのだけれど、演色性と照度のバランスが非常によい。類まれなる?ベーコン展では、きれいな色でみんなに見てほしい。

2012-07-30 22:30:32
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

シドニーのベーコン展の情報が少しずつ増えています。 http://t.co/l2t4D7j6 おそらくですが11月17日にはフォーラムをやるらしい。で2月9日には国際シンポジウムをやるらしい。ベーコンの研究をしている人はこの秋(春?)シドニーへ行こう! もちろん東京の展覧会にも!

2012-09-07 01:55:56
平凡社 @heibonshatoday

来年3月8日に東京国立近代美術館で始まるフランシス・ベーコン展で、「ウィリアム・フォーサイスが登場する、絶筆を基にした映像インスタレーションも展示予定」http://t.co/vg1Bhdbh とあるのは、たぶんこれだな…楽しみ。http://t.co/3biptCtJ

2012-09-12 21:49:27
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

@heibonshatoday 正解! ベーコンに影響を受けたもうひとりの振付家、土方巽の映像も出品予定です。海外との出品交渉で、WelzとBUTOHも出したいと言ったら、キュレーターには結構受けました。また、これは映像ではありませんが、今、土方の「ベーコン初稿」を読み込んでます

2012-09-13 13:39:07
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

ついにベーコン展の(プレ)サイトがオープンしました。まず最初のコンテンツは、ベーコン好きを公言されている、女優の中越典子さんへのインタビューです。 http://t.co/GX5p1LcR

2012-09-28 20:50:12
tksktmt @tksktmt

「フランシス・ベーコン展」の正式Pリリースが! 2013/3/8~5/26、まずは東京国立近代美術館で開催だそうですよ! 1983年以来30年ぶりだそうです。没後20年だそうです。没後の個展としては日本初でアジア初だそうです。トリプティックも多数だそうです。おおお。絶対行かねば!

2012-12-06 17:47:06
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

ベーコン展。全然ツイートできてないけど来週のプレス発表が終われば話せるようになる。取材もすでに受けてるので記事も出るはず。そんな中あいかわらず彼の作品は高値をつけている。 http://t.co/DTtmCOUc ちなみに今日はシドニーのベーコン展(別物)のオープニングだった。

2012-11-17 02:10:28
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

ということで、「本家本元」のベーコン展@日本のサイトはこちら http://t.co/GX5p1LcR なお目下シドニーでは別のベーコン展が開催中。関連イベントがさすがだ。 http://t.co/IQYCw1hF ベーコンを個人的に知っている画家にベーコンについて聞くとか。

2012-12-03 19:37:02
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

シドニーのベーコン展では、展覧会訪問者はロンドン旅行への抽選権を得られる様子。 http://t.co/aDduKVyk カンタスの協力あればこそなのか、コモンウェルスならではの感覚なのか。いずれにしても、アトリエのあるダブリンにも、僕なら行きたい(もちろん行ったことあるけれど)

2012-12-03 20:02:40
Tanaka Rina @ree_naxx

なんと!観に行く。 フランシス・ベーコン展 Francis Bacon|東京国立近代美術館 http://t.co/Hz5tU2xB

2012-12-12 19:04:55
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

@ree_naxx  ぜひ見に来てください! 日本では30年ぶりとなるベーコン展。この事実が示すのは、ここで「成功」しないと次に見られるのはいつになるやらということ。僕は直接にかかわっていませんが、これまで中止になったベーコン展@日本もあるのです。どうかみなさんご協力を(担当者)

2012-12-14 01:33:07
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

@tksktmt  「多数」というのはある意味主観になるので御了承を。シドニーで開催されているベーコン展は約50点出品で、そのうち5点がフルサイズのトリプティックでした。その位、或いはそれ以上の割合を日本展では出せるはずです(総数はシドニーに比べて少ないですが質では負けないかと)

2012-12-14 01:38:12
風景/藤城嘘/地獄 @lie_

フランシス・ベーコンを知らない美大生とかがいたらもっと外に目を向けようって思う!だいじ!

2012-12-14 23:28:26
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

@lie_  ベーコンのお家。アトリエ自体は確かにカオスだったんですけれども、階段を挟んだところにあるキッチンは、どうしてどうして、きれいだったんです。この二重性が、ベーコンの魅力です。 http://t.co/CKu8wx1P

2012-12-15 02:55:44
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

ペピアットの伝記より、ベーコンによる「アメリカ」評。「アメリカ人が抽象芸術が好きなのも無理はない、彼ら自身あれほど抽象的なんだから」「ウォーホルの映画は前からずっと好きだった。「Flesh(肉)は素晴らしい映画だと思う。でも絵画の方はあまり確信がない」

2012-12-16 16:31:43
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

ベーコンの部屋。パゾリーニの部屋。アーバスの部屋。。。ナポリに行かれる方、ぜひトライしてみてください。ちなみにパゾリーニの「テオレマ」では、ベーコンの作品が結構重要な役割を持って出てきます。 http://t.co/XXcF5Xlk 

2012-12-20 13:41:18
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

雑誌やテレビとベーコンの特集および記事の相談が本格化。まだ検討中の編集者がいらっしゃったら、早めに決断することをお薦めします。このベーコン祭りにのらないでどうする。で、僕の方はといえば、カタログのテキストを書いているところ。ここのところのベーコン研究に物申したい気持ちを持ちつつ。

2012-12-22 00:13:08
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

僕がベーコンで修論を書いたのは2000年。つまりまだベーコンのアトリエがダブリンで公開されてはなかった(多分)。つまり、「元ネタ探し」よりも「解釈」の方が重視されている「時代」だった。三つ子の魂百までじゃないけれど、たとえ元ネタが不明でも、謎に迫りたいという気持ちがある。

2012-12-22 00:17:22
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

ぺピアットによるベーコンの伝記より引用「「もし彼に支えとなる信念があったとしたら、本能こそ人生の指標とすべき唯一の原理であるという、サド侯爵が詳しく記した哲学の他にあり得ない。彼は極端な性行為、特にサドマゾヒズムに関する卓抜した知識だけでなく相当の経験があり(続く)」

2012-12-23 01:39:03
kenjiro hosaka @kenjirohosaka

(続き)この分野における自身の嗜好を隠そうとはしなかった。(中略)あるレベルにおいて彼の作品のほとんどはサドマゾヒズムの投影だと言っても過言ではないだろう。ただし、奇妙なことに言葉を慎む申し合わせでもあったかのように、彼の生前にはこのような解釈は決してされなかった。」 今もかな。

2012-12-23 01:39:44

(参考)マイケル・ペピアット『フランシス・ベイコン』

フランシス・ベイコン

マイケル・ペピアット

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