映画史上もっとも物議を醸した映画50本

2011年2月21日 11:27

マーティン・スコセッシ監督「最後の誘惑」
マーティン・スコセッシ監督「最後の誘惑」

[映画.com ニュース] 情報誌Time Outニューヨーク版が、「映画史上最も物議を醸した映画50本(The 50 most controversial movies ever)」を発表した。宗教、差別、性描写、暴力など理由はさまざまだが、いずれも激しい論争を巻き起こしたり、上映禁止に至ったりした作品ばかりだ。

第1位に選ばれたのは、マーティン・スコセッシ監督、ウィレム・デフォー主演の「最後の誘惑」(1988)。イエス・キリストの人間としての側面を生々しく描いた問題作で、当時多くのキリスト教団体が抗議の声を上げた。ちなみに、09年に米エンターテインメント・ウィークリー誌が発表した「物議を醸した映画25本」の1位に選ばれたのは、メル・ギブソン監督がキリストを描いた「パッション」(本ランキングでは20位)だったが、やはり欧米では宗教問題が一番のタブーとなっているようだ。

トップ30は以下の通り。

1.「最後の誘惑」(88)
2.「意志の勝利」(34)
3.「ソドムの市」(75)
4.「国民の創世」(15)
5.「時計じかけのオレンジ」(71)
6.「フリークス」(「怪物団」)(32)
7.「ビリディアナ」(61)
8.「ラストタンゴ・イン・パリ」(72)
9.「俺たちに明日はない」(67)
10.「ポイズン」(91)
11.「わらの犬」(71)
12.「愛のコリーダ」(76)
13.「クルージング」(80)
14.「モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン」(79)
15.「ピンク・フラミンゴ」(72)
16.「エクソシスト」(73)
17.「クラッシュ」(96)
18.「血を吸うカメラ」(60)
19.「アンダルシアの犬」(28)
20.「パッション」(04)
21.「春の調べ」(33)
22.「キッズ」(95)
23.「ドゥ・ザ・ライト・シング」(89)
24.「羊たちの沈黙」(91)
25.「ヘンリー&ジューン 私が愛した男と女」(90)
26.「ならず者」(43)
27.「ジャンク/死と惨劇」(78)
28.「私は好奇心の強い女」(67)
29.「真夜中のカーボーイ」(69)
30.「暗黒街の顔役」(31)

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