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千葉南部の牧草、牛への餌やり自粛要請解除

2011年5月10日 22:41

 千葉県の一部の牧草から国が定めた基準を超える放射性物質が検出された問題で、千葉県は10日、県南部の牧草について、検査で基準を下回り続けていることから、牛の餌にしないよう求めた自粛要請を解除した。

 千葉県は3月19日から、県の全ての酪農家などに、牛に牧草を与えないよう求めていた。その後、先月28日に市原市と八街市の牧草から、国の暫定許容値を超える放射性物質が検出された。

 しかし、県南部では、先月も今月も許容値を下回ったため、千葉県は館山市、鴨川市、富津市、南房総市、鋸南町では牛に牧草を与えてもよいとして、自粛要請を解除した。

 県の北部や中央部では、自粛要請を続ける。