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任天堂、フランスでもマジコン訴訟で敗北せかにゅ

» 2009年12月10日 16時56分 公開
[ITmedia]

任天堂、フランスのマジコン訴訟で負ける

 先週、任天堂がフランスでマジコン製造業者を訴えていた訴訟で敗北した。同国の判事は、マジコンは自作ゲームのプレイなど合法的な目的にも使えるとして、任天堂の訴えを退けた。また判事は、任天堂がDSでのマジコン利用を禁止しようとするのは間違いであり、Windowsのように独立系開発者をサポートするべきだと述べたという。

 任天堂は最近スペインでも、マジコン業者に対する訴訟で敗北を喫している。同国の裁判所は、マジコンは合法的な使い方もできるため販売差し止めはできないとの判決を下している。

Nintendo Loses Major Anti-Piracy Lawsuit in France(PCWorld)

「帯域を食うユーザー」は実在しない?

 米大手ISPは、「大量の帯域を消費し、回線を混雑させている」として一部ユーザーに帯域制限を設けているが、このような「bandwidth hog(帯域の大食らい)」は存在しないと、Yankee Groupのアナリスト、ベノート・フェルテン氏が指摘している。同氏によると、ISPは「ユーザーが実際に回線を混雑させてほかのユーザーに迷惑をかけているか」を監視するのではなく、単に帯域消費量ランキングの上位5%のユーザーをbandwidth hogと呼んでいるだけだという。同氏は、ISPは「bandwidth hog」を帯域規制の手段として利用していると主張、ISP各社に「トラフィックデータをくれれば、本当にbandwidth hogがいるのか無料で分析してあげる」と挑戦状をたたき付けている。

"Bandwidth hogs" join unicorns in realm of mythical creatures(Ars Technica)

米判事、違法サイトの宣伝は「言論の自由」の判断

 P2Pサービスで音楽を違法ダウンロードしたとして訴えられた米国の学生が、違法に入手した音楽ファイルの破棄を裁判所に命じられた。この学生は音楽業界を批判し、楽曲を違法に入手できるP2Pサイトにアクセスするようほかのユーザーに奨励していたが、判事はそうした行為については「言論の自由」として差し止めなかった。この学生には既に、違法にダウンロードした楽曲に対する67万5000ドルの損害賠償が命じられている。

Student ordered to destroy downloaded music files(AP)

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