吉林省の中西部では12日午前、2011年になって最大規模の黄砂現象を観測した。気象庁(日本)によると、黄砂は13日未明に西日本に到達するとみられる。

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 吉林省の中西部では12日午前、2011年になって最大規模の黄砂現象を観測した。気象庁(日本)によると、黄砂は13日未明に西日本に到達するとみられる。

 吉林省長春市では12日早朝、黄砂のために視界が100メートル前後になり、地上からは高層ビルの上部も見えにくい状態になった。

 黄砂は12日午後3時までに、吉林省、遼寧省、渤海湾、山東省などに到達した。浮遊物の密度を減らしながら13日午前3時ごろまでに九州や山陰地方に到達。14日午後3時ごろまでには、北海道南部から九州南部までの広い地域に黄砂が降るとみられる。

 写真は長春市内で12日午前に撮影。(編集担当:如月隼人)



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