謂れ無き中傷
今まで、数多くの自死を選択された方のご遺族とお話させていただき、辛かった数多くの出来事のうちで、謂れ無き（いわれなき）中傷と言うか、いい加減な風評とかが一番辛かった。とおっしゃる遺族が多い。
｢あそこの家は、鬼嫁だから、旦那は良い人だけど、自殺した。｣
｢嫁は、大人しい顔してるけど、あの年でホスト狂いでサラ金からも相当引っ張って、最後は闇金にまで手を出し、結局、旦那が借金ノイローゼで首吊った？？｣
はたまた、｢実は、おじいちゃんと嫁は出来ていて、それを知り姑は飛び降り自殺した。｣
最後は、子供や親戚まで悪者にしてしまう。他人の不幸は蜜の味がすると言われるが、聞くに堪えない噂が自死遺族を永い間悩ませる。
人の口に戸は建られないとも言うが、こんな誹謗中傷により、家族の誰かは被害妄想からうつ状態になる場合もあり、結果的に身内の自死による負の連鎖へと続く。またまた、家族にとって辛く・悲しい日々が続く。時に、夫や妻に去られた妻や夫が突然、去ってしまったあの人の処へ行きたい。という最悪の精神状態になる。
地域の連帯や心遣いが叫ばれている。独居老人の問題・買い物難民、数多くの社会問題を現代日本は抱えている。自死を防ぐことに、正直地域の住民が気遣うことは難しいと思う。自死遺族に気遣うことは少なくともできると思う。あれこれ詮索しない、とかそっと見守る、または何気なく言葉をかけるとか、いろいろできると思います。その延長上に私のお役立ちは在ると常々考えています。
訳あり物件（自死・自殺物件・。独死・事故物件・再建築不可物件等の売買。お役に立ちます。お手伝いします。｣
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