プレステ個人情報流出事件、二次被害を防ぐには? マカフィーが対策紹介


 プレイステーションユーザー向けネットワークサービス「PlayStation Network」への不正アクセスにより、約7700万人の個人情報が流出した可能性がある事件が発生したことを受け、マカフィー株式会社は28日、二次被害を防ぐための対策をとりまとめた。

 マカフィーは、今回の個人情報漏えい事件が過去最大級の規模であるため、サイバー犯罪者がユーザーをさらなる罠にかけようとする可能性が大いにあると指摘。漏えいの対象となったと思われるユーザーは、いち早くソニーのガイダンスに従うとともに、さらなる事件に巻き込まれないようにするため、以下の4点を実施することを推奨している。


  • 今回の件に絡み、メールや電話番号、郵便番号など、個人情報や機密情報を要求する怪しげな問い合わせに注意する

  • PlayStation Networkが完全に復旧した際は、パスワードを変更する

  • PlayStation Networkで使用しているIDとパスワードを他のサービスにも使用している場合は、それらをすべて変更する

  • 報道によるとクレジットカード情報も漏えいした可能性もあるため、念のためカードの明細を確認する

 マカフィーはさらに、エンタープライズ級の情報漏えい事件に対しては、個人ユーザーが自らの情報を守るためにできることは非常に限られていると前置きした上で、個人レベルでできることとして、1)適切なパスワードの運用、2)暗号化されたワイヤレスネットワークを利用、3)個人情報をできるだけ共有しない――ことを推奨している。


関連情報


(増田 覚)

2011/4/28 14:58