孫崎享さんの記事です:
 Date:    Mon, 08 Aug 2016 07:26:26 +0900

Subject: ロシア政府重要ポスト経験者の、日本の重要人物への内話(彼より直接聞く)。
プーチンは真剣に歯舞色丹の返還を考えていた。クリミア以降ロシア国内のナショナリズム高揚。この中、プーチンでも歯舞色丹の返還はできなくなった

 

安倍首相はプーチン大統領を招き、ここで領土問題の解決を意図していた。


 プーチン大統領は過去、歯舞色丹の返還を真剣に考えており、それで領土問題を解決する可能性はあった。


 例えば


歯舞色丹をロシアは返還、国後択捉は歴史的経緯を踏まえ、公正な解決を図るため今後も協議。


しかし、ウクライナの政権、クリミア問題、西側のロシアへの強硬姿勢への反発などで、ロシア国内のナショナリズムは極めて高くなった


このような状況下、最近、ロシア政府重要ポスト経験者が、日本の重要人物へ「プーチンは真剣に歯舞色丹の返還を考えていた。クリミア以降ロシア国内のナショナリズム高揚。この中、プーチンでも歯舞色丹の返還はできなくなった」と内話している。な

お、この会談場所は必ずしもモスクワに限定されない。


関連情報1:


 8月6日読売「ロシアの主要世論調査機関「レバダ・センター」は5日、ロシアが実効支配する北方領土について、日本への返還に反対するロシア国民は78%との調査結果を発表した。賛成は7%だった。

 同機関は1992年から継続的に実施してきた過

去の調査も併せて公表。2010年11月にメドベージェフ大統領(当時)が北方領土を初訪問してまもなく行った11年2月の前回調査では、返還反対は90%だった。


 今回、反対は10ポイント以上減少したものの、依然としてロシア国民の間で北方領土返還に否定的な意見が根強いことが明らかになった。


関連情報2:日ソ共同宣言1956年10月19日 


 ソヴィエト社会主義共和国連邦は,日本国の要請にこたえかつ日本国の利益を考慮して,歯舞諸島

及び色丹島を日本国に引き渡すことに同意する。ただし,これらの諸島は,日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との間の平和条約が締結された後に現実に引き渡されるものとする。


 

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