HP TouchPadの外観
HP TouchPadの外観
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 米Hewlett-Packard(HP)は米国時間2011年6月9日、iPad 2対抗のタブレット端末「HP TouchPad」の発売時期や価格を発表した。Wi-Fiモデルを米国で7月1日より販売する。

 米国投入から数日後に英国、アイルランド、フランス、ドイツで、7月半ばにカナダでも発売する。年内にイタリア、スペイン、オーストラリア、香港、ニュージーランド、シンガポールに拡大する。

 米国での価格は、ストレージ容量16Gバイト版が499.99ドル、32Gバイト版が599.99ドル。北米と欧州での注文受付を6月19日に開始する。これに対してiPad 2のWi-Fiモデルは、16Gバイト版が499.00ドル、32Gバイト版が599.00ドルで販売されている。

 HP TouchPadは、HPが昨年7月に買収した米PalmのモバイルOS「webOS」を採用し、9.7型のマルチタッチ対応液晶パネル(解像度1024×768)を搭載する。外形寸法は190×240×13.7mmで、重量は約740g。130万画素のテレビ電話対応Webカメラを装備し、動作周波数1.2GHzの米Qualcomm製デュアルコアプロセッサ「Snapdragon」を搭載。マルチタスク処理に対応し、米Adobe Systemsの「Flash」をサポートする。

 独自のユーザーインタフェースでは、タスクをカードのように表現し、関連するカードをグループ化してタスク間をスムーズに移動できる。また、電子メールやインスタントメッセージング(IM)、ビデオチャットといったコミュニケーション機能を一元的に管理する「HP Synergy」を備え、FacebookやTwitterなどと連動する。

 なお、今夏の終わりには米AT&Tのネットワークに対応したモデルをリリースする計画である。

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