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新色のDuo 11、15.5型フルHD液晶のUltrabook、Office 2013も――ソニー「VAIO」春モデル2013年PC春モデル(1/2 ページ)

» 2013年01月29日 10時00分 公開
[ITmedia]

VAIO 2013年春「標準仕様モデル」の主な特徴

ラインアップ

  • タブレット/ノートに変形する11.6型ハイブリッドPC「VAIO Duo 11
  • 従来の11.6型/13.3型/14型に15.5型も追加したUltrabook「VAIO T
  • 光学ドライブ内蔵の13.3型/15.5型モバイルノートPC「VAIO S
  • 11.6型/14型/15.5型を用意するスタンダードノートPC「VAIO E
  • BRAVIAの高画質回路を搭載、グラスレス3Dにも対応した液晶一体型「VAIO L
  • 「VAIO Tap 20」VAIO E(14P)上位モデルは秋冬モデルを継続販売

ハードウェア

ソフトウェア

  • 全モデルに64ビット版Windows 8をプリインストール
  • 全モデルにOffice Home and Business 2013をプリインストール
  • Adobe Photoshop Elementsのバージョンを10から11に移行

VAIO 2013年春「VAIOオーナーメードモデル」の主な特徴

ラインアップ

  • VAIO E(11)以外は仕様が選べるVAIOオーナーメードモデルを展開
  • VAIO Duo 11に新色のシルバーを追加
  • VAIO Sはカーボン天板の13.3型上位モデル(13P)を用意
  • VAIO Eは17.3型ワイド液晶搭載モデルを用意

ハードウェア

  • 標準仕様モデルに比べて、ローエンドからハイエンドまで選択可能
  • VAIO Sで指紋センサーが選択不可に

ソフトウェア

  • Windows 8やOffice 2013のエディションを選択可能
  • 付属アプリもカスタマイズに対応


「VAIO Duo 11」をはじめ、5シリーズを一斉にモデルチェンジ

Ultrabookの「VAIO T」に加わった15.5型フルHD液晶ディスプレイ搭載モデル。液晶にはタッチパネルも備えている

 ソニーは1月29日、「VAIO」ブランドの2013年PC春モデルを発表した。2012年秋冬モデルと同様、店頭販売向けの標準仕様モデルと、購入時に仕様が選択できるソニーストア直販のVAIOオーナーメードモデルを用意し、2013年2月9日に発売する。

 ラインアップに新シリーズは見当たらず、スライドボディのハイブリッドPC「VAIO Duo 11」、Ultrabookの「VAIO T」、光学ドライブ内蔵のハイスペックなオールインワンモバイルノートPC「VAIO S」、スタンダードノートPC「VAIO E」、テレビ機能に注力した液晶一体型PC「VAIO L」を用意。VAIO Tシリーズにタッチパネル付き15.5型フルHD液晶搭載モデルを追加した以外は、基本スペックの底上げが中心となる小幅なアップグレードだ。

 ソフトウェア面では、オフィススイートをOffice 2010からOffice 2013に移行。店頭モデルにはすべてOffice Home and Business 2013をプリインストールしている。OSは2012年秋冬モデルに引き続き、64ビット版のWindows 8だ。

 なお、当初の予定より発売が延期となり、2012年11月17日に発売された「VAIO Eシリーズ14P(上位機)」秋冬モデルと、同年12月8日に発売されたテーブルトップPCこと「VAIO Tap 20」秋冬モデルの後継機は投入が見送られている。

15.5型フルHD液晶とテンキーを備えた「VAIO T」が登場

 独自のスライド機構により、タブレット形状とノートPC形状をワンアクションで素早く切り替え可能な11.6型ハイブリッドPCのVAIO Duo 11は、今回もフラッグシップモデルに位置付けられる。春モデルではボディデザインや基本設計を継承しつつ、直販モデルに新色のシルバーを追加し、Core i7-3687U(2.1GHz/最大3.1GHz)に最大512GバイトSSDといった従来よりハイスペックな構成が選べるようになった。店頭モデルもCPUを強化している。

ソニーが「スライダーハイブリッドPC」と呼ぶ「VAIO Duo 11」は、直販モデルで新色のシルバーが選べるようになった。右手前がシルバー、左奥がブラックのカラーだ

 UltrabookのVAIO Tシリーズは、従来の11.6型、13.3型、14型に加えて、15.5型の大画面モデルを追加した。タッチパネル付きの15.5型フルHD液晶やテンキー付きキーボード、光学ドライブも搭載したオールインワン仕様のUltrabookだ。ボディの厚さは22.8ミリ、重さは2.35キロとなる。14型モデルにもタッチパネル付き液晶を装備したことで、11.6型モデル以外はWindows 8のタッチ操作が可能だ。

左から、13.3型、14型、15.5型のVAIO T。いずれもタッチパネル付き液晶を採用する。14型と15.5型は光学ドライブを内蔵、15.5型はテンキー付きキーボードも備えている

 光学ドライブを内蔵したハイスペックなオールインワンモバイルノートPCのVAIO Sは従来同様、13.3型と15.5型の画面サイズを用意。店頭モデルは15.5型に1TバイトのハイブリッドHDD(8GバイトのNANDフラッシュメモリ内蔵)と8Gバイトメモリを標準搭載し、13.3型の画面解像度を1600×900ドットに高めつつ、外部GPUも追加するなど、基本仕様を大幅に強化した。直販モデルでは、SSD RAID構成が選べるカーボン天板の13.3型上位モデル(13P)も引き続き展開する。

「VAIO S」の15.5型モデルは、直販限定でホワイトのボディカラーを用意(写真=左)。VAIO Sの13.3型店頭モデルは、画面解像度やグラフィックスを大きく強化した(写真=中央)。カーボン天板の採用により、剛性と軽量を両立した13.3型上位モデル(13P)も健在だ(写真=右)

 スタンダードノートPCのVAIO Eは、11.6型、14型、15.5型、17.3型の幅広いラインアップを継承した(11.6型は店頭のみ、17.3型は直販のみ)。基本仕様に大きな変更点はなく、15.5型モデルの液晶を高輝度化したほか、CPUクロックの向上やHDDの大容量化を行っている。

液晶が高輝度化した「VAIO E」の15.5型モデル(写真=左)。店頭モデルのみ用意されている11.6型(写真=中央)と、直販モデル限定の17.3型(写真=右)

 AV機能に注力した液晶一体型デスクトップPCのVAIO Lも、店頭モデル上位機のメモリ構成を4Gバイト2枚から8Gバイト1枚に変更し、下位機のCPUクロックを高めるなど、控えめなアップグレードだ。

「VAIO L」の店頭向けハイエンドモデルは、タッチパネルに加えて、グラスレス3Dにも対応した液晶ディスプレイを備える(写真=左)。店頭向けエントリーモデルは、3Dはもちろん、タッチパネルも搭載しないシンプルな仕様だ(写真=右)

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