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サイバーエージェントとミクシィ、mixiアプリ開発会社設立

» 2011年01月25日 15時00分 公開
[ITmedia]

 サイバーエージェントとミクシィは1月25日、mixiアプリ向けソーシャルアプリを開発する新会社「グレンジ」を、2月1日付けで設立すると発表した。携帯電話向けのmixiアプリを専門で開発。初年度(2011年9月期)に5億円の売り上げを目指す。

 資本金は5000万円で、サイバーエージェントが51%、ミクシィが49%を出資。社長は、プロデューサーとして人気mixiアプリ「星空バータウン」(160万ユーザー、携帯電話専用)を手がけたサイバーエージェントの木下慎也さんが就任する。副社長はミクシィの森田仁基さん。社員数は3人。

 携帯電話向けを中心にmixiアプリを開発。4月ごろに第1弾を投入し、年間4タイトル程度をリリースする計画だ。スマートフォン向けのmixiアプリ開発も検討する。

画像 社長に就任する木下さん(左)と副社長の森田さん

 mixiアプリスタートから1年半。これまでに2700ものアプリが提供されているが、友人・知人とつながりを生かし、マイミク同士で交流できる、真の意味で“ソーシャルな”アプリの数はそれほど多くないという。新会社では、「星空バータウン」のように、マイミクと交流してこそ楽しい機能を盛り込んだヒットアプリの開発を目指す。

 ミクシィはこれまでにも「mixiファンド」として、mixiアプリを開発するベンチャー企業の資金支援などを行ってきた。アプリ開発で実績のあるサイバーエージェントと共同で新会社を立ち上げることで、アプリユーザーのすそ野を広げ、mixiアプリ全体の活性化につなげたい考えだ。

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