【1月10日 AFP】ニンジンやプラムなど色の濃い野菜や果物を食べると、より魅力的に見えるようになるとの英大学の研究結果が、英食品業界誌「グローサー(The Grocer)」に掲載された。

 同誌によると、英国のセントアンドルーズ大学(University of St Andrews)とブリストル大学(University of Bristol)のチームは、人間の肌の色と魅力の関係を研究。40人のボランティアに、スコットランド系白人51人の顔を「健康的」「魅力的」といった指標でランク付けしてもらった。すると、黄色味の強い肌の人ほど健康的で魅力的に見えることが分かったという。

 さらに、特定の野菜や果物に含まれる黄色素「カロテノイド(カロチノイド)」が、肌の黄色味を増すのに大きな役割を果たしていることを初めて突き止めた。

 研究チームでは、今回の結果について、若年層の野菜・果物消費を促進する材料になると語っている。「もっと健康的な食事をしないと40年後に心臓発作を起こす、と警告するのも一手だ。でも今回の研究のおかげで、『もっと果物や野菜を食べれば、数か月後にはより魅力的に見えるようになるよ』と言うことも可能になった」(c)AFP