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このページの記事一覧
- 2016年9月26日月曜日 - [改訂新版]プロのためのLinuxシステム構築・運用技術 (Software Design plus)
- 2015年11月14日土曜日 - Open vSwitch ブリッジインターフェースのMACアドレスを固定する
- 2014年7月13日日曜日 - 複数NIC環境でDHCPを使った際の resolv.conf の上書きについて
- 2014年5月20日火曜日 - *突然*キーボード*英語*配列*
- 2012年9月16日日曜日 - Install chef-sole on CentOS6.3
- 2012年9月13日木曜日 - 仮想環境上の RHEL5 系へディスクを動的追加
- 2012年8月1日水曜日 - TIPS of GlusterFS installation on RHEL6/CentOS6
- 2012年6月23日土曜日 - プロのためのLinuxシステム・10年効く技術
- 2012年5月16日水曜日 - メモ タグVLAN(vconfig)
- 2012年5月5日土曜日 - RHEL6 iSCSI target(scsi-target-utils)の基本的な設定
- 2012年5月4日金曜日 - ddコマンドの seek, count メモ
- 2012年4月8日日曜日 - rpmbuild メモ ビルドしたファイルの一部をパッケージ化する場合
- 2012年3月20日火曜日 - rdesktop オプションメモ
- 2012年3月13日火曜日 - Xのキーイベントを拾う xev
- 2012年2月25日土曜日 - RHEL5.8 リリース
- 2012年1月12日木曜日 - OSSの活用は企業の繁栄を左右する
- 2012年1月5日木曜日 - yum localinstall が便利
- 2012年1月4日水曜日 - RedHat系Linuxのリリース年表
- 2011年12月24日土曜日 - hbstudy #28 でLTさせていただきました
- 2011年12月20日火曜日 - CentOS6.2リリース
[改訂新版]プロのためのLinuxシステム構築・運用技術 (Software Design plus)
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@enakai00 さんが5年前に執筆された書籍の改訂版です。
現在主流のRHEL7系向けに書き直されています。
なんとなく仕事や趣味でLinuxを使っている人が、「プロ」と呼ばれるレベルに到達するために押さえておくべきポイントを実際の操作例や著者の体験を通した業務の経験をもとに解説されています。
章構成は こちら から確認できます。
クラウドやコンテナの活用に伴い、インフラエンジニアだけでなくアプリエンジニアもLinuxに触れる機会が増えています。
普段なんとなく使っているLinuxを深掘りして学習することは、クラウドやコンテナを一歩進んで活用するためにも役立ちます。
ちなみに、この本の内容は @enakai00 さんと私が担当している こちら と こちら の講義に大部分が組み込まれています(改定前の内容です
講義は OpenStack を題材にしたクラウド基盤の基礎コースですが、クラウドの裏側を理解するにはLinuxの知識が必要不可欠であるためです。
仕事でOpenStack等のクラウドの裏側に触れる機会のある方にもこの本の内容は有益(むしろ必須)です。
電子版もあります。
Open vSwitch ブリッジインターフェースのMACアドレスを固定する
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久々に更新です。ネタはあるのですが忙しくてなかなかアウトプットできてませんでした。
タイトルの通り、Open vSwitch で作成するブリッジのMACアドレスを固定化します。通常はOVSが適当に割り当てます。
インターフェース作成後に、以下の感じでデバイスと与えたいMACアドレスを指定します。
これはOpenStack上のインスタンスでいろいろ実験したい時に便利です。
通常OpenStackのNeutronの論理ポートは接続先の仮想マシンに割り当てたIPアドレスとMACアドレス以外の通信を許可しません。そのためブリッジデバイスやらをインスタンス上で作ってもそのままでは通信することができません。
そこで、このコマンドでMACを固定化した上で、Neutronの allowed-address-pairs という機能を使い以下のように、論理ポートに対して特定のIP/MACの組み合わせを許可する設定を入れ込むことで、かなり自由な通信を行うことが可能になります。
特定IP指定や、
CIDR指定が可能です。
タイトルの通り、Open vSwitch で作成するブリッジのMACアドレスを固定化します。通常はOVSが適当に割り当てます。
インターフェース作成後に、以下の感じでデバイスと与えたいMACアドレスを指定します。
$ ovs-vsctl set bridge br-ex other-config:hwaddr=92:c3:28:4c:09:45
これはOpenStack上のインスタンスでいろいろ実験したい時に便利です。
通常OpenStackのNeutronの論理ポートは接続先の仮想マシンに割り当てたIPアドレスとMACアドレス以外の通信を許可しません。そのためブリッジデバイスやらをインスタンス上で作ってもそのままでは通信することができません。
そこで、このコマンドでMACを固定化した上で、Neutronの allowed-address-pairs という機能を使い以下のように、論理ポートに対して特定のIP/MACの組み合わせを許可する設定を入れ込むことで、かなり自由な通信を行うことが可能になります。
特定IP指定や、
$ neutron port-update $PORTID00 \ --allowed-address-pairs type=dict list=true mac_address=fa:16:3e:0c:6d:89,ip_address=172.16.100.99
CIDR指定が可能です。
neutron port-update $PORTID00 \ --allowed-address-pairs type=dict list=true mac_address=fa:16:3e:0c:6d:89,ip_address=172.16.100.0/24
複数NIC環境でDHCPを使った際の resolv.conf の上書きについて
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RHEL6/CentOS6において、複数のNICを持つ環境でそれぞれのインターフェースでDHCPを有効にした場合(以下のようなケース)
eth0(dhcp) → eth1(dhcp) → eth2(dhcp)
この時、 resolv.conf の設定は、最後にUPしたインターフェースの設定で上書きされてしまいます。これを防ぐには、事前に特定インターフェースの resolv.conf 上書きを停止することで問題を回避できます。
resolv.conf を上書きさせたくないインターフェースの ifcfg-ethX に以下を追記します。
PEERDNS="no"
これだけ。
eth0(dhcp) → eth1(dhcp) → eth2(dhcp)
この時、 resolv.conf の設定は、最後にUPしたインターフェースの設定で上書きされてしまいます。これを防ぐには、事前に特定インターフェースの resolv.conf 上書きを停止することで問題を回避できます。
resolv.conf を上書きさせたくないインターフェースの ifcfg-ethX に以下を追記します。
PEERDNS="no"
これだけ。
*突然*キーボード*英語*配列*
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Red Hat Enterprise Linux, CentOS, Fedora 関係なく起こります。
OSを再起動したら突然、キーボードの配列が英語モードになってる現象。特にメディアからインストールした直後の環境を yum update すると起きる気がします。
多分何かのパッケージがアップデートされる時に pre/post スクリプトが走って設定が変更されてしまうんだと思います。
直すのは簡単で、system-config-keyboard を起動して、再度日本語キーボードを選択してやればOKです。
このコマンドは yum install system-config-keyboard でインストールできます。
MacBook AirにFedoraをインストールしたら久々に発生したのでメモです。
OSを再起動したら突然、キーボードの配列が英語モードになってる現象。特にメディアからインストールした直後の環境を yum update すると起きる気がします。
多分何かのパッケージがアップデートされる時に pre/post スクリプトが走って設定が変更されてしまうんだと思います。
直すのは簡単で、system-config-keyboard を起動して、再度日本語キーボードを選択してやればOKです。
このコマンドは yum install system-config-keyboard でインストールできます。
MacBook AirにFedoraをインストールしたら久々に発生したのでメモです。
仮想環境上の RHEL5 系へディスクを動的追加
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OpenStack MLで教えてもらったのでメモ。
この手順で仮想マシン上のRHEL5にディスクをホットプラグできる。
** RHEL6系は標準カーネルで対応しているのでこの手順は必要無し。
この手順で仮想マシン上のRHEL5にディスクをホットプラグできる。
** RHEL6系は標準カーネルで対応しているのでこの手順は必要無し。
TIPS of GlusterFS installation on RHEL6/CentOS6
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久々にハマった・・・
ただ単にfuseのインストールを忘れて作業してただけなんですが(´・ω・`)
# yum install fuse fuse-libs
パッケージは以下から
http://download.gluster.org/pub/gluster/glusterfs/
パッケージバージョンは最新版を確認して読み替えが必要。
■RHEL
yum install -y \
http://download.gluster.org/pub/gluster/glusterfs/3.3/3.3.0/RHEL/glusterfs-3.3.0-1.el6.x86_64.rpm \
http://download.gluster.org/pub/gluster/glusterfs/3.3/3.3.0/RHEL/glusterfs-fuse-3.3.0-1.el6.x86_64.rpm \
http://download.gluster.org/pub/gluster/glusterfs/3.3/3.3.0/RHEL/glusterfs-server-3.3.0-1.el6.x86_64.rpm
■CentOS
# yum install -y \
http://download.gluster.org/pub/gluster/glusterfs/3.3/3.3.0/CentOS/glusterfs-3.3.0-1.el6.x86_64.rpm \
http://download.gluster.org/pub/gluster/glusterfs/3.3/3.3.0/CentOS/glusterfs-fuse-3.3.0-1.el6.x86_64.rpm \
http://download.gluster.org/pub/gluster/glusterfs/3.3/3.3.0/CentOS/glusterfs-server-3.3.0-1.el6.x86_64.rpm
# chkconfig glusterd on
# /etc/init.d/glusterd
後は適当に mkfs.ext4 -I 512 /dev/xxxx したデバイスをuser_xattr付きでマウントしてブリックを作成する。
# gluster peer probe nodeXX
# gluster volume create vol01 compute1:/gluster/brick01 compute2:/gluster/brick01 compute3:/gluster/brick01
# gluster volume start vol01
■ネイティブマウント
# mount -t glusterfs nodename:/vol01 /mnt/xxxx
■NFSマウント
NFSを利用する場合、Glusterサーバ側でrpcbindが必要になります。
server# yum install rpcbind
server# /etc/init.d/rpcbind start
server# /etc/init.d/glusterd restart
client# mount -t nfs -o mountvers=3 nodename:/vol01 /mnt/yyy
* 8/9 NFSで利用する場合の手順を追加
ただ単にfuseのインストールを忘れて作業してただけなんですが(´・ω・`)
# yum install fuse fuse-libs
パッケージは以下から
http://download.gluster.org/pub/gluster/glusterfs/
パッケージバージョンは最新版を確認して読み替えが必要。
■RHEL
yum install -y \
http://download.gluster.org/pub/gluster/glusterfs/3.3/3.3.0/RHEL/glusterfs-3.3.0-1.el6.x86_64.rpm \
http://download.gluster.org/pub/gluster/glusterfs/3.3/3.3.0/RHEL/glusterfs-fuse-3.3.0-1.el6.x86_64.rpm \
http://download.gluster.org/pub/gluster/glusterfs/3.3/3.3.0/RHEL/glusterfs-server-3.3.0-1.el6.x86_64.rpm
■CentOS
# yum install -y \
http://download.gluster.org/pub/gluster/glusterfs/3.3/3.3.0/CentOS/glusterfs-3.3.0-1.el6.x86_64.rpm \
http://download.gluster.org/pub/gluster/glusterfs/3.3/3.3.0/CentOS/glusterfs-fuse-3.3.0-1.el6.x86_64.rpm \
http://download.gluster.org/pub/gluster/glusterfs/3.3/3.3.0/CentOS/glusterfs-server-3.3.0-1.el6.x86_64.rpm
# chkconfig glusterd on
# /etc/init.d/glusterd
後は適当に mkfs.ext4 -I 512 /dev/xxxx したデバイスをuser_xattr付きでマウントしてブリックを作成する。
# gluster peer probe nodeXX
# gluster volume create vol01 compute1:/gluster/brick01 compute2:/gluster/brick01 compute3:/gluster/brick01
# gluster volume start vol01
■ネイティブマウント
# mount -t glusterfs nodename:/vol01 /mnt/xxxx
■NFSマウント
NFSを利用する場合、Glusterサーバ側でrpcbindが必要になります。
server# yum install rpcbind
server# /etc/init.d/rpcbind start
server# /etc/init.d/glusterd restart
client# mount -t nfs -o mountvers=3 nodename:/vol01 /mnt/yyy
* 8/9 NFSで利用する場合の手順を追加
プロのためのLinuxシステム・10年効く技術
Tweet
なかなか良い本でした。
初心者にはやや難易度が高いですが、Linuxをそこそこ触っていて、そこから更にレベルアップを目指したい人向けです。
特にカーネルソースを読む、というのは脱中級者をする上で必須ですが、これまで手引きとして整理されたドキュメントが存在しなかったので、これから挑戦しようという人にとって、とても良い書籍だと思います。
RHEL6に関する最新情報もある程度抑えているので、個人的にはお勧めな本です。
【送料無料】プロのためのLinuxシステム・10年効く技術
プロのための Linuxシステム・10年効く技術 (Software Design plus)
初心者にはやや難易度が高いですが、Linuxをそこそこ触っていて、そこから更にレベルアップを目指したい人向けです。
特にカーネルソースを読む、というのは脱中級者をする上で必須ですが、これまで手引きとして整理されたドキュメントが存在しなかったので、これから挑戦しようという人にとって、とても良い書籍だと思います。
RHEL6に関する最新情報もある程度抑えているので、個人的にはお勧めな本です。
【送料無料】プロのためのLinuxシステム・10年効く技術
プロのための Linuxシステム・10年効く技術 (Software Design plus)
RHEL6 iSCSI target(scsi-target-utils)の基本的な設定
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tgtadm を使ってiSCSIターゲット構成のメモ。
■iSCSIイニシエータを構成する場合はこちらを参照
・仮想環境を使って簡単にRHEL6のiscsiマルチパスを検証する
・RedHat Enterprise Linux iSCSIコマンドまとめ(iscsiadm)
・RedHat における iSCSI 設定とマルチパス
■Solarisでのターゲット構成はこちらを参照
・Solaris11 + COMSTAR で iSCSIホストの構築
■iSCSIイニシエータを構成する場合はこちらを参照
・仮想環境を使って簡単にRHEL6のiscsiマルチパスを検証する
・RedHat Enterprise Linux iSCSIコマンドまとめ(iscsiadm)
・RedHat における iSCSI 設定とマルチパス
■Solarisでのターゲット構成はこちらを参照
・Solaris11 + COMSTAR で iSCSIホストの構築
rpmbuild メモ ビルドしたファイルの一部をパッケージ化する場合
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ビルドした一部のファイルだけを抽出してRPMを作成しようとすると、
---------------------------------------------
RPM ビルドエラー:インストール済み(ただし未伸張)ファイルが見つかりました:
---------------------------------------------
こういうエラーが出てRPMが作成できないので、--define="__check_files %{nil}" を指定してビルドする。
# rpmbuild --define="__check_files %{nil}" -ba any.spec
---------------------------------------------
RPM ビルドエラー:インストール済み(ただし未伸張)ファイルが見つかりました:
---------------------------------------------
こういうエラーが出てRPMが作成できないので、--define="__check_files %{nil}" を指定してビルドする。
# rpmbuild --define="__check_files %{nil}" -ba any.spec
rdesktop オプションメモ
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たまに使うとすぐ忘れてるrdesktopのオプション
# rdesktop xxx.xxx.xxx.xxx -u user -g 1600x1100 -a 24 -x lan -r sound:local -r clipboard &
-u ユーザ名を指定
-p パスワード
-D ドメイン/ワークグループ
-g 解像度を指定
-a 色数(ビット数)
-r sound:local or remote 音をどこで鳴らすか
-r clipboard クリップボードを同期する
参考>> http://d.hatena.ne.jp/dayflower/20080529/1212051846
# rdesktop xxx.xxx.xxx.xxx -u user -g 1600x1100 -a 24 -x lan -r sound:local -r clipboard &
-u ユーザ名を指定
-p パスワード
-D ドメイン/ワークグループ
-g 解像度を指定
-a 色数(ビット数)
-r sound:local or remote 音をどこで鳴らすか
-r clipboard クリップボードを同期する
参考>> http://d.hatena.ne.jp/dayflower/20080529/1212051846
Xのキーイベントを拾う xev
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xmodmapなんかでキーマップを変える時にどのキーを押すとどのコードが発行されるか確認する必要がある。
そんな時に使うのが、「xev」コマンド。
実行するとウィンドが立ち上がるので、そのウィンドをアクティブにしておいてキーやマウス入力すると標準出力にコードが表示される。
結構便利
マイクロソフト レーザー マウス Arc Mouseのスライド上タッチ、下タッチのイベント。
そんな時に使うのが、「xev」コマンド。
実行するとウィンドが立ち上がるので、そのウィンドをアクティブにしておいてキーやマウス入力すると標準出力にコードが表示される。
結構便利
マイクロソフト レーザー マウス Arc Mouseのスライド上タッチ、下タッチのイベント。
KeyPress event, serial 34, synthetic NO, window 0x2e00001, root 0xac, subw 0x0, time 514588, (168,-14), root:(170,72), state 0x0, keycode 117 (keysym 0xff56, Next), same_screen YES, XLookupString gives 0 bytes: XmbLookupString gives 0 bytes: XFilterEvent returns: False KeyRelease event, serial 34, synthetic NO, window 0x2e00001, root 0xac, subw 0x0, time 514611, (168,-14), root:(170,72), state 0x0, keycode 117 (keysym 0xff56, Next), same_screen YES, XLookupString gives 0 bytes: XFilterEvent returns: False KeyPress event, serial 34, synthetic NO, window 0x2e00001, root 0xac, subw 0x0, time 516068, (168,-14), root:(170,72), state 0x0, keycode 112 (keysym 0xff55, Prior), same_screen YES, XLookupString gives 0 bytes: XmbLookupString gives 0 bytes: XFilterEvent returns: False KeyRelease event, serial 34, synthetic NO, window 0x2e00001, root 0xac, subw 0x0, time 516099, (168,-14), root:(170,72), state 0x0, keycode 112 (keysym 0xff55, Prior), same_screen YES, XLookupString gives 0 bytes: XFilterEvent returns: False
RHEL5.8 リリース
Tweet
現在最安定の5.x系の最新リリースです。標準10年サポート、延長13年サポートで長期に渡って安心して利用可能です。
と言っても10年もHWがサポートされないので、仮想化で使う場合にこの恩恵を受けられでしょう。
5.8 リリースノート
5.8 Technical Notes
と言っても10年もHWがサポートされないので、仮想化で使う場合にこの恩恵を受けられでしょう。
5.8 リリースノート
5.8 Technical Notes
OSSの活用は企業の繁栄を左右する
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IDCジャパンからとても興味深い調査レポートが報告されました。
2011年 国内オープンソースソフトウェア市場 ユーザー利用実態調査とソリューションプロバイダーの採用動向
今までのOSS関連レポートはどんな業種でどんなソフトが使われているといった情報がメインでしたが、今回はOSSの利用と企業の成長にまで言及しています。
OSS利用でコスト削減メリットでもサポートに不安--ベンダービジネスにも効果
この内容は仕事でOSSに携わっている人にとっては非常にありがたいものだと思います。
これまで「これからのシステムにはオープンソースの活用が重要です」と言っても、それは最前線のエンジニア間で通じる感覚であり、物売り営業やPPT/xlsいじりが仕事のメインになっているエンジニア、その他フロントに出てこない人々には通じませんでした。それ故肩身の狭い思いをしている方々も少なからずいます。
それがこのような数値的な根拠をある程度持って出てくると、コミュニティ活動にも参加しやすくなるってものです。
レポートでは以下のような提言もされています。
IDC Japan、国内オープンソースソフトウェア利用実態調査結果を発表
IDC Japan、OSSの利用・採用状況を調査、ユーザーもベンダーもOSS活用が成長のカギ
エンジニアの不足は避けられないでしょう。その代わりこの領域でしっかりとしたスキルと実績を持っていれば、非常にニーズの高い人材となることでしょう。
今まで商用ソフトウェアに発生していたコストが、OSSに置き換わることで何が起きるか?
・システムにかかるコストを下げる事ができる
→ 下げたコストを開発に回すこともできる。
・海外のソフトウェアに払っているコストが無くなる
→ OSSのサポートを行う国内ベンダーに回るようになる
(もしくは自社でOSSをサポートする部隊の稼働コストへ)
これらの相乗効果で国内IT全体の稼働工数が底上げされエンジニアの需要が増えるはずです。
これはIT業界全体にとっても就業人口が増える事で国内のITシステム全体の底上げも図れる上に、全体的に先細り感のある日本経済において新たな雇用を生み出していく効果も期待できます。
2011年 国内オープンソースソフトウェア市場 ユーザー利用実態調査とソリューションプロバイダーの採用動向
本調査レポートは、IDCがユーザー企業の情報システム管理者とソリューションプロバイダーの情報システムエンジニアを対象に、OSS(Open Source Software:オープンソースソフトウェア)の採用状況や採用理由、抱えている課題、今後の採用意向などについてアンケート調査を実施し、その結果について集計/分析をまとめたものである。
「金融危機による景気低迷と東日本大震災を経験し、企業のIT投資が抑制されている中、OSSを活用した低コストソリューションの利用はITビジネスの売上増加につながっている。ユーザーがOSSに期待する効果として、導入コストの削減はもちろんであるが、運用保守コストの削減にも大きな期待があり、ソリューションプロバイダーには導入後のTCO削減効果を明確にすることが求められる。特にソフトウェアの運用保守コストの負担増で悩んでいる大手企業に対しては、より大きな効果を発揮することができる。大手企業をターゲットにすることは、ソリューションプロバイダーにとっても大きな売上につながるため、両者にとってWin-Winの関係を築くことができる」
とIDC Japan ソフトウェア&セキュリティのマーケットアナリストである入谷 光浩は分析している。
本レポートの特徴
今までのOSS関連レポートはどんな業種でどんなソフトが使われているといった情報がメインでしたが、今回はOSSの利用と企業の成長にまで言及しています。
OSS利用でコスト削減メリットでもサポートに不安--ベンダービジネスにも効果
OSSの使用実績と過去3年間のビジネスの売上高の変化の関係を分析すると、OSSの使用実績が多いと回答したベンダー企業の37.2%は過去3年間の売上高が増加している。反対にOSSの使用実績が少ないと回答したベンダー企業では増加が15.2%にとどまり、減少が40.5%となっている。これらのことから、OSSの活用がビジネスの成長につながっていると見ている。
この内容は仕事でOSSに携わっている人にとっては非常にありがたいものだと思います。
これまで「これからのシステムにはオープンソースの活用が重要です」と言っても、それは最前線のエンジニア間で通じる感覚であり、物売り営業やPPT/xlsいじりが仕事のメインになっているエンジニア、その他フロントに出てこない人々には通じませんでした。それ故肩身の狭い思いをしている方々も少なからずいます。
それがこのような数値的な根拠をある程度持って出てくると、コミュニティ活動にも参加しやすくなるってものです。
ビジネスとしてのOSS
レポートでは以下のような提言もされています。
IDC Japan、国内オープンソースソフトウェア利用実態調査結果を発表
・ユーザー企業におけるオープンソースソフトウェア(OSS)の最大メリットはコスト削減
・ソリューションプロバイダーの30%以上はOSSプロジェクトが増加傾向
・OSSの使用実績の多さがITビジネス売上高の増加に繋がっている
・サポートに対する懸念やエンジニア不足の課題を業界挙げて解決していくことが必要
IDC Japan、OSSの利用・採用状況を調査、ユーザーもベンダーもOSS活用が成長のカギ
「OSSを活用することは、ユーザー企業にとってもITベンダーにとっても、今後のビジネスを成長させるための重要な要素。ただ、サポートに対する懸念やエンジニア不足など、解決していかなければならない課題も多い」
エンジニアの不足は避けられないでしょう。その代わりこの領域でしっかりとしたスキルと実績を持っていれば、非常にニーズの高い人材となることでしょう。
OSSは日本のITを活性化する
今まで商用ソフトウェアに発生していたコストが、OSSに置き換わることで何が起きるか?
・システムにかかるコストを下げる事ができる
→ 下げたコストを開発に回すこともできる。
・海外のソフトウェアに払っているコストが無くなる
→ OSSのサポートを行う国内ベンダーに回るようになる
(もしくは自社でOSSをサポートする部隊の稼働コストへ)
これらの相乗効果で国内IT全体の稼働工数が底上げされエンジニアの需要が増えるはずです。
これはIT業界全体にとっても就業人口が増える事で国内のITシステム全体の底上げも図れる上に、全体的に先細り感のある日本経済において新たな雇用を生み出していく効果も期待できます。
yum localinstall が便利
Tweet
野良rpmを拾ってきたときに便利。
# yum localinstall xxxxx.rpm
という形で使用する。
rpmに依存関係がある場合、設定されているリポジトリから自動的に依存関係を解決してからrpmをインストールしてくれる。
# yum localinstall xxxxx.rpm
という形で使用する。
rpmに依存関係がある場合、設定されているリポジトリから自動的に依存関係を解決してからrpmをインストールしてくれる。
RedHat系Linuxのリリース年表
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Scientific Linux 6.2の更新をチェックした時にふと気になったのでWikiを参考に以下のOSのリリース年表を作って見た。
RedHat Linux
RedHat Enterprise Linux
Fedora
CentOS
Scientific Linux
RedHat Linux
RedHat Enterprise Linux
Fedora
CentOS
Scientific Linux
hbstudy #28 でLTさせていただきました
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参加した勉強会はこちら。
今回の勉強会のテーマが興味のあったSELinuxだったので参加しました。
講師の@ishikawa84gさんはSELinuxの構造や操作だけでなく、法的なセキュリティ要件にも非常に詳しく楽しい勉強会でした。
時間的な制約などなどがあったため、もう一歩踏み込んだポリシー自作の話を聞けなかったのが個人的には残念でした。
おそらく@ishikawa84gさんレベルの話を聞かせてくれるのはRedHat公式トレーニングのRHS429 エンタープライズ SELinuxポリシー管理コースしかないと思われます。一回(4日)30万円の高額なトレーニングですが。
次の機会には根掘り葉掘り詳しいお話を聞かせてもらいたいと思います。
初参加にも関わらずLT枠をいただきました。ありがとうございます。
しかしセキュリティ関連の持ちネタがほとんどなかったのでかなり苦しかったです。参加者の皆様にはお見苦しいものを披露してしまい申し訳なく思います。
資料はしょぼいので封印しておきます。ネタに関連するリンクのみ残しておきます。
・AIDEによるホスト型IDS
・device-mapperによるパーティション暗号化
・10分で作るSwift
今回の勉強会のテーマが興味のあったSELinuxだったので参加しました。
講師の@ishikawa84gさんはSELinuxの構造や操作だけでなく、法的なセキュリティ要件にも非常に詳しく楽しい勉強会でした。
時間的な制約などなどがあったため、もう一歩踏み込んだポリシー自作の話を聞けなかったのが個人的には残念でした。
おそらく@ishikawa84gさんレベルの話を聞かせてくれるのはRedHat公式トレーニングのRHS429 エンタープライズ SELinuxポリシー管理コースしかないと思われます。一回(4日)30万円の高額なトレーニングですが。
次の機会には根掘り葉掘り詳しいお話を聞かせてもらいたいと思います。
初参加にも関わらずLT枠をいただきました。ありがとうございます。
しかしセキュリティ関連の持ちネタがほとんどなかったのでかなり苦しかったです。参加者の皆様にはお見苦しいものを披露してしまい申し訳なく思います。
資料はしょぼいので封印しておきます。ネタに関連するリンクのみ残しておきます。
・AIDEによるホスト型IDS
・device-mapperによるパーティション暗号化
・10分で作るSwift
CentOS6.2リリース
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待望の6.2がリリースされました。つい先日にRHEL6.2がリリースされたことを考えると驚異的なスピードです。
RHEL6.2:ノースカロライナ州ラーレー 2011年12月6日(現地時間)
CentOS6.2:2011年12月20日 早朝(日本時間)
6.0が出るまでに相当かかっていたのが嘘のようだ。
Scientific Linux 6.2はこの時点ではリリースされていない。
■ISOはこちら(JAISTのミラーです)
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/6.2/isos/i386/
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/6.2/isos/x86_64/
■ネットワークインストールする場合は、以下のURLを指定
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/6.2/os/i386/
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/6.2/os/x86_64/
RHEL6.2:ノースカロライナ州ラーレー 2011年12月6日(現地時間)
CentOS6.2:2011年12月20日 早朝(日本時間)
6.0が出るまでに相当かかっていたのが嘘のようだ。
Scientific Linux 6.2はこの時点ではリリースされていない。
■ISOはこちら(JAISTのミラーです)
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/6.2/isos/i386/
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/6.2/isos/x86_64/
■ネットワークインストールする場合は、以下のURLを指定
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/6.2/os/i386/
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/6.2/os/x86_64/
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