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あなたに綴る。とあるブログの黙示録

 

MERY(メリー)画像転載問題に続きピンタレストを使った画像ロンダリング疑惑が浮上か

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DeNAのキュレーション事業を担うMERY(メリー)が非表示された事は周知と思いますが、welqを含む9つのキュレーションマガジンに関してはiemoの代表村田マリ氏が、MERY(メリー)に関しては中川綾太郎氏が運営を当初から取り仕切っていました

そんな中でDeNAの代表がwelqを含むパレット(DeNAのキュレーションマガジン群)を非表示にする際に中川氏が取り仕切っているMERY(メリー)では著作権等を含め問題なく運営していると話して少しの間そのまま表示されていた訳ですが、ここに来て新たなMERYの画像の無断転載ロンダリングの疑惑が出て来ました

ツイッター上のフォロー先からの情報と言うのはサイト運営者同士であればリツイート等で気付くのですが、一般の方はあまりサイト運営者をフォローする事も無く

この様な情報を知るすべも無いと思いますので気になった情報についてシェアさせて頂きます

MERY(メリー)の画像転載及び画像ロンダリング疑惑

永江さんのFacebookでの投稿を見て正直衝撃が走りました

まさかここまで来ているとはという意味合いです

この方は人気のサイトコンサルタントとして活躍されている方でとても興味深いツイートが多いのでフォローしておくと色々な問題について参照出来るのではないかと思います

永江さんのツイッター@Isseki3

誰かブログにしてと言う事で筆者が書いてもあれなんで詳細について引用させて頂きたいと思います

永江 一石

12月4日 17:29 

凄いたれ込みが来たのでここで晒します。だれかブログにして。このネタばっか飽きたものですから。あっ週刊誌の記者には伝えておこう InstagramとPinterestに架空アカウントをたくさん作って使いたい写真はそこにアップしてそれ経由で掲載という「著作権ロンダリング」は、Meryで引用しているアカウントをリスト化したらすぐバレるよね。 ほんと。泥棒集団

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はじめて話しますが、創業期、上場直前のMERYをよく知っています。

その時期仕事を手伝ってた友人もいます。

当時から雑誌の写真を勝手に掲載、他社サイトの写真、テキストをコピーするなどの記事のみで構成されていました。

「著作権侵害をやっていた可能性」とかではなく、著作権侵害のみを毎日やり続けてました。

当時、私はコンテンツの権利を持つメディア側のアルバイトをしていました。

会社はコンテンツを勝手にMERYに多数盗用され揉めている中、MERYの中川社長が説明に来た際「うちはスタートアップで金は無いので、コンテンツに金はかけられない。

掲載に問題あると連絡あったコンテンツだけ削除で良いですか?」と言われたのです。

根本からオリジナルコンテンツを作っている人を侮辱するへらへらした態度だったことを今も覚えています。

キュレーションサイト全般の著作権侵害のやり方は、最初は直接画像をコピペしていましたが、より法律を黒からグレーに近づけるために、weheartitという海外の写真共有サービスやinstagram、pinterestにアカウントを大量に作り、好きな写真をそこにアップしてからそのアカウントの写真をサイトに掲載する方法です。

学生時代から彼は起業マインドを持つ学生の間でも有名人でした。

「グロースハック」とIT界隈からもてはやされていましたしそれを知る人も多いでしょう。今も買収で得た30億円で豪遊してますが。

彼がやっていることは、例えばEXILEやAKBのシングル曲すべてを勝手に一枚のディスクにコピー編集して「ユーザーファースト。ユーザーはまとまってたほうが聞きやすいでしょ?だからまとめてあげて僕が販売してあげてるんです。

イノベーションでしょ?利便性良くないですか?売り上げは僕がまとめてるんだから当然100%自分に入るに決まってるじゃないですか」という発想と同じです。 また、ここでは絶対書けないことも知っています。書けませんが。

引用元: https://www.facebook.com/isseki/posts/1340393245971243

※あくまでも匿名のタレ込みという事ですのでその点ご承知おき下さい

※全文引用に関しては連絡済みです

これはどういう事かあまり詳しくない方にも分かりやすい様に説明して行きたいと思います

・基本的に文章の引用タグと引用元のURLリンク無しでの掲載はNGです

文章のコピーというのはGoogle検索のアルゴリズムで元のオリジナルコンテンツとコピーコンテンツをキャッシュの日付やその他の情報を精査する事で検索エンジン自体が弾く事が可能になっています

その為キュレーションメディアは言い回しを変えたり、表現を微妙に変えてGoogleの評価を人為的なリソースで判断出来ない様にしてきました

・画像の転載は許可無く転載するのはNG

今現在他者の画像を使う事は基本的に出来ないのですが作者本人に許可を取ったりリンクを付けて画像の大元であるサイトを明示する事で掲載する事が可能でした

また無料画像のサイトや有料で買う事も出来るのですが、無料画像の場合にはその幅が少ない事や(サイトの雰囲気にあった画像を探せない)、もしくは有料の場合は驚く位高い場合も多い為、もともと収益性の低いwebメディア事業ではなかなか使いににくいという現状がありました

そこでピンタレストという画像を引っ張ってピンで貼付けられるサイト、インスタグラムなどの匿名アカウントに一度コピーして、そこのコピーコンテンツを引用という形を取ったと永江さんの元にタレ込んだ方は話している様です

なぜピンタレストやインスタングラムなのか

基本的に画像のコピーが分かるのは著作権者がリンク元からの流入があって気付く場合や、たまたま見掛ける、画像検索の場合等が考えられます

ですが画像元のサイト運営者から見ればインスタグラムの写真投稿者をまずは疑う訳で、そこにキュレーションメディアへの痕跡は通常は残らない訳です

仮にインスタグラムやピンタレストの画像転載がバレた場合にはそのアカウントを消して終わり、もし仮に運営しているキュレーションメディアに対して画像転載しているじゃないかと言えば「ああ、これはピンタレストの物を公式機能で差し込み引用していたのですが、まさか無断で転載しているものとは知りませんでした」と言えちゃう訳です

グレーなんですよ完璧に

どんなにサイト運営者達が疑っていてもその真実はアカウント削除ボタン一発で消える訳ですし、その為に裁判を起こしても上場企業と個人や中小企業とでは負担の割合が違う訳です

結局分かるはずの無い事が内部で働いていた人の元から出て来てしまったこれがすべてです

村田マリ氏と中川氏はiemo、MERYの売却時に転載等の事実を伝えていたのか

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iemo村田マリ氏が誘う形でMERYの中川氏と一緒に2社を50億で売却したというのは2014年10月のセンセーショナルなニュースでした

iemoがメディアを立ち上げたのが2013年12月

iemo流、ネットメディアの立ち上げ方 – The First Penguin

MERY(メリー)の設立は2012年8月、MERY(メリー)のローンチは2013年3月です

「女の子の毎日をかわいく。」を提供する「MERY」 株式会社ペロリ 早坂 亮氏インタビュー | DAC AD TECH BLOG(アドテク ブログ)

買収されたのが2014年、iemoは約9ヶ月、MERYが約1年半の時点の事でした

この時点でMERY(メリー)はかなりのPV数を上げていたのは覚えています

この頃のMAU(月あたりのアクティブユーザー数)は2000万人だったとインタビュー記事等を見ていると書かれている様です

確かに MERY(メリー)のインパクトは大きかったのですがiemoにも下手すると20億近い値がついたと言うのはちょっと規模的に違和感があったんですよね

さすがにうまくやり過ぎでしょと

その頃既に村マリさんはシンガポールに移住していたので売却益の税金はあれがあれな感じです

NEWS PICKSにも買収完了まであちらにいた事を記載しています

創業後は時短勤務で(毎日18時半あがり)夕食を自分で作ることは、こだわりがあってiemoの買収完了まで続けました。

 引用: 村田マリがシンガポールに移住した理由とは?

シンガポールで子育てをしながら仕事をする事は素晴らしい事だと思いますよ

ただこの2社を売却する時点で(かなり評価が高い)これまでどういった手法で作られていたのかをちゃんと細部まで話していたのかというのは気になる所です

上場企業に売却して両者共に数十億単位のお金を貰った訳ですが、これはあくまで両キュレーションメディアのブランドに対する期待値こみの売却提示額です

今後DeNAがキュレーションメディアに手を広げていく中で、内部での運営手法やノウハウ、人材等を込みでの金額です

長いスパンで十分元が取れると言う事を加味して買収に至ったのでしょう

その後、その手法がリライトというグレーなラインでサイト運営者から批判があっても聞かずに来ましたが、南場さんがwelqが批判されているニュースを聞いてはじめて見た時に愕然としたとおっしゃられている様に

WELQの記事を見た南場会長「愕然とした」

「守安は『急激な成長を追い求めるあまり』とコメントしたが、私はルールを守って事業を発展させることは当然であり、そういった考えはこれまで徹底してきたと思っていた。

これをもう一度ゼロから見直し、不十分であるという認識で取り組む。会社を作り直す気持だ」とした。

【中略】

南場氏は、夫の闘病生活にあたりインターネット上のあらゆる医療情報を徹底的に調べたという。「がんに効くキノコの話を見つけたとき、信用できないと判断し、論文を調べたり、専門家のレクチャーを受けたりしていた。

また、同じ病気の患者さんのブログは毎日チェックしていた」という。

南場氏は、「WELQについてはまったく認識しておらず、報道されてからこの件を知った。WELQ内でがんという言葉を検索してみて、いつからこういう医療情報を扱うようになったのかと愕然とした」と述べた。

キュレーション事業を統括する村田マリ氏は欠席

参照: DeNA南場会長「WELQを検索して愕然とした」--キュレーション事業に関して謝罪 (CNET Japan) - Yahoo!ニュース 

本当に詳細な運営情報を伝えていたのかかなり疑問です

医療情報は元より画像の転載、SNSを使った画像ロンダリングがもし仮にあったのならそれは故意に行ったと考えられますからね

その説明を売却の際にしたのか、今回の記者会見でも欠席されて説明責任を果たしていないという部分においてもやはり広告主やユーザーへの信頼を取り戻すのはなかなかに難しいのではないでしょうか

☆また、WebTech Asiaの高木健作というネット業界を追い出された結構ブラックな奴もDeNAのキュレーションプラットフォームの立ち上げに今年の1月頃まで関わっていた様なんですね、この辺に関しては下記の記事にも書きましたので参考にしてみて下さい

shijinblog.hatenablog.com

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