iPhoneは、いまや押しも押されぬスマートフォンの雄ですが、欠点や課題がないわけではありません。こちらでは、iPhoneユーザがイライラさせられがちなポイントについて、その改善策とあわせてご紹介したいと思います

 1: つながりづらい

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残念ながら、つながりづらいという課題には、魔法のような改善策はありません。

どのネットワークでも通話できるようにすれば、多少、この問題を分散させることはできるでしょう。たとえば、通常の通話を補完すべく、Wi-FiからVOIP通話を活用すれば、信頼性が少しは上がり、お金の節約にもなります。米Lifehacker記事「How to Turn Your iPod touch into an iPhone: 4G Edition(iPod touchからiPhone 4Gに乗り換える方法・英文)」でご紹介したとおり、VOIPの選択肢としては「Line2」がオススメです。

また、それほど頻繁に使わず、米国・カナダ外での通話オプションを確保したい人は、『Skype』もそれほどコストのかからない選択肢かもしれません。複数の電話番号を持つのがイヤな人は、「Google Voice」(英文記事)で番号を一元化するのも一法です。

2: 月20ドルのテザリング料金(米国のみ)

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現在米国では、iPhoneをPCなどにテザリングするために、月20ドルの料金支払が必要です。ジェイルブレイクすれば、無料でカンタンにテザリングでき、iPhoneやiPadをWi-Fiホットスポットとして利用することもできます。米Lifehacker読者のLuisさん投稿のジェイルブレイクに関するリスト(英文)も参考にどうぞ。ジェイルブレイク後、テザリングアプリ『MyWi』(有償・19.99米ドル)を使えば、思いのままにテザリングできます。






3: ウザいポップアップ通知

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もちろんポップアップで通知してほしいものもありますが、すべてがそうとは限りません。ジェイルブレイクしたくない人は、ポップアップ通知から完全に逃れることはできませんが、うっとうしさを多少軽減する方法はあります。「設定」画面の「通知」で、第三者アプリの通知機能をオフにしましょう。これらの通知機能は丸ごとオフにすることもできますし、アプリごとにオン・オフを選択することも可能です。また、同じく「設定」画面の「Messages」で「Repeat Alert」をオフにすると、テキストメッセージを無視したときに繰り返し表示される通知から解放されます。

ポップアップ通知をもっと徹底的に排除したい場合は、ジェイルブレイクが必要です。オープンソースプロジェクト『OpenNotifier』(英文記事)を使えば、ジェイルブレイクしたiOSデバイスにおいて、通知をステータスバーに表示できます。

4: 旧iOSデバイスの遅さ

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2010年以前にリリースされたiOSは、『iOS 4.0』以降で、スピード面で難ありかも。米Lifehacker読者v5point0さんは、スポットライト(spotlight)とMMSを無効化することを勧めています。ライフハッカーアーカイブ記事「iPhone 3GでiOS4をちゃんと使えるようにするにはどうしたらいいのでしょうか?」でご紹介したように、通話履歴を消去したり、サウンドチェック機能やポッドキャスト情報などのiPodの機能を無効化する方法で、多少は使いやすくなるでしょう。それでもスピードに問題があるときは、ライフハッカーアーカイブ記事「iOS4 の遅さがどうしても気になったら...。iOS3.1.3にダウングレードする方法」のとおり、iOSをダウングレードするという手段もあります。

5: データ同期にケーブルが必要

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スローなiTunesとの同期にイライラしがちな人は、ライフハッカーアーカイブ記事「iTunes を使わずにiPhoneのデータを同期する方法あれこれ」を参考に、iTunes上で同期しない、という選択肢もあります。その他の方法としては、ジェイルブレイクして『Wi-Fi Sync』(有償・9.99ドル)を使うのも手。iTunesとのワイヤレス同期が可能になります。







その他のイライラ&クイック改善策

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このほか、iPhoneのイライラポイントとして、米Lifehacker読者さんが、次のような点を挙げています。カンタンな改善策とともにどうぞ。

・ iTunes以外で購入した音楽がバックアップできない:『TouchCopy』を試してみる(BigBrownPimpstaさん)

・ 自動修正機能がヘン:自動修正機能を止めるか、Safariで徐々に学ばせる(zorro99

・ アプリの整理に手間どる:iTunesを使う(notizeさん)

・ 通話中にテキストやメールを受信すると、耳元でバイブする:電話に出ているときは、サイレントにトグルする(Darcy Fitzpatrickさん)

・ iDeviceにファイルをアップロードできない:技術上は様々なアプリがあるが、一般的なファイルシステムを使ったほうがいいだろう。多くのアプリは、『Dropbox』をファイルシステムのように使っているので、『DropIt』は、デバイスからDropboxに直接ダウンロードが実行できるいいアプリ。


iPhoneユーザの皆さん、日ごろ感じているイライラや、これを改善するちょっとしたコツを、ぜひコメント欄で教えてくださいね。

Adam Dachis (原文/訳:松岡由希子)