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“家飲み”をもっと楽しくする玩具たちTOYフォーラム2011(1/2 ページ)

» 2011年01月25日 18時30分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 最近、自宅でお酒を楽しむ人が増えている。アサヒビールの調査によると、調査対象となった20歳以上男女の約半数が“週4日以上”の頻度で「家飲み」(うちのみ)をすると回答したという。帰りの電車を気にせず、しかも安く飲める家飲みは庶民の味方。タカラトミーグループの玩具商談会「TOYフォーラム2011」では、そんな“家飲み派”を支援するアイテムがいくつも登場した。

ビールの泡を自在に操る「ビールアワー」

 タカラトミーが5月に発売する「ビールアワー」は、ビールの泡を自在にコントロールできる便利グッズだ。市販の缶ビールに取り付け、そのままグラスに注ぐと液体のビール、横の“泡レバー”を押して注ぐとクリーミーな泡が出てくる。ビアガーデンで出てくるような、ビールと泡が7:3の黄金比率も簡単に作れるのだ。

「ビールアワー」でそそいだビール。なかなかの泡だ

 絶妙な泡を作り出す秘密は、中に仕込まれた“泡立て羽根”だ。泡レバーを引くとモーターが動き、注ぎ口付近で羽根が高速回転。ビールを撹拌(かくはん)して泡にする仕組みになっている。

そのまま注げば液体、レバーを引くと泡が出てくる
泡が山になることも重要なポイント(左)。泡立て羽根(右)

 構造としては単純ながら、絶妙な泡を作り出すにはノウハウが必要だった。例えば、細かい泡にするには羽根が高速に回れば良いが、速すぎると泡が逆流してしまう。「ベストな回転速度と回転数になるように何度も改良を重ね、均一な泡が作り出せるようになりました」。

 ちなみに開発中は多くのビールを消費してしまい、途中から発泡酒や第3のビールに切り替えたという。それが功を奏してか、ビールアワーでは泡が立ちにくいとされる第3のビールにも対応できることが実証されている。

 もう1つ、こだわったのがメンテナンス性。ビールアワーは、乾電池(単四形乾電池1本を使用)やモーターを含む駆動部が簡単に取り外せるため、それ以外の部分は丸洗いが可能になっている。

 ビール缶は、350mlおよび500mlの両方に対応。メーカーによって微妙に缶のサイズが異なることから、伸縮するアームやバネ内蔵のフックで対応した。国内4大ビールメーカーの製品はもちろん、缶のサイズが56〜59ミリまでなら海外のビールでも利用できる。

伸縮するアームやバネ内蔵のフックで各社の缶ビールに対応する。単四形乾電池1本でおよそ100回使える

 「液体と泡を分けて注ぐことで、液体に含まれる炭酸ガスを維持しながら、口当たりの良い泡を楽しめます。またビールの泡は、炭酸ガスが逃げるのを抑える“ふた”の役割をする大事なもの。ビールアワーを使って缶ビールを注げば、いつものビールがより味わい深いものになるでしょう」。

駆動部分を取り外せば丸洗いOK(左)。ビールアワーは「のどごしイエロー」と「辛口ブラック」(右)の2色

 ビールアワーは「のどごしイエロー」と「辛口ブラック」の2色。価格は各1995円で、5月19日発売予定だ。

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