2011/1/5追記
多数のアクセスいただいてありがとうございます。
blog更新は不定期なので、
ツイッター @fujita_nzm もぜひフォローをお願いします。
※息抜きの記事も書いています。
「京都人でも知らないパワースポット5選」
お時間があればぜひご覧ください。
---------------
バードカフェおせちの件。
これに関して「おせち」の裏側で何が起こっているのかを
書いておきます。
今回の事件は「カフェ」のオーナーがおせちをたくさん
作ったけどクレームが殺到したということです。
500個詰めるの意外と(あるいは超)大変、っていう誤算が
あったと思うのですが、それ以外にも多分、不慣れな誤算が
あったんじゃないかと思います。
それは、年末はおせち用の食材の価格が急激に高騰する
ってことなんですね。
鯛の子にしてもいくらにしても数の子にしても活エビにしても、
年末は普段の2倍から3倍に跳ね上がります。
市場というのは相場の原点のような場所なので、
需要の加減がすぐに値段に跳ね返るんです。
いわんや今年は夏の猛暑による作物の需給バランスの崩れ、
年末に荒天になったので、その分の不漁の影響もあったりで、
おせち食材の年末相場は大変なことになっていたと想像します。
しかも、おせちづくりの決め手となる食材は
日持ちがしないものが多いので、高いとわかっていても、
年末に仕入れるしかありません。
数が足りないとか、仕入れられないなどというのは
許されないからです。
だからこそ、和食料理店は日頃から魚屋さんと懇意にして、
関係を作っておく必要があります。
おせちって1段でだいたい20種類の具材が入り、
だいたい4人前になっていて、全ての具材は「4」の倍数
入っています。ということは20種類の具だと80個
入っていることになります。
1つ200円付けで仕上がりは1.5万円程度。
1段1万円のおせちなら多分2人前なので40個@200円付
程度になっています。
高級な料亭などのお重は1段で3万円程度になっていますが、
1つ300円付で80個から90個程度入っているので
実はそれほど利益がありません。
なので、バードカフェおせちの場合、
これほど原価がかさむものを(手数料引き後)5,000円で販売、
しかもそこに利益を乗せようとしたわけです。
イメージ写真に掲載されていた食材を仕入れたところで、
完全に赤字ってことが見えた、という可能性があります。
たぶん、おせちを計画したときの原価計算では
利益が出たのかもしれませんが。
つまり作っても赤字なわけで、
正直それなら全額返金のほうがマシ、
って状況に陥ったのではないかと。
◆
これって翻って違う業界でも言えます。
「なんでこんなに高いんだよ、俺ならもっと安くで参入できるぜ!」
という業界とか商品とかって多いのですが、
実際にいざやってみると、思ったよりも売れなかったり、
季節による変動が大きかったりして、
「なるほど、それでこの値付けなのか」と気付かされるものが
多くあります。
たとえばリクナビとかすごく高いんですが、
実際には企業に営業かけて、説得して、契約取って、
その後もちゃんと大学生が来てくれるようにフォローしようと
思うとどうしてもあのくらいの値付けになるんですね。
安く値付けすることもできますが、フォローが手薄になって
結局クライアントから不満が出る。
一見して高いものは、それなりの理由があるので、
その理由がどうしても崩せないものなのか、
それともやり方によっては突破できるものなのかを
冷静に見極める必要がありますね。
少なくとも「おせち」という商品に関しては、
年末ボーナスを稼ぐための利益商品などでは
「決して」なく、感謝の気持ちでせっせと夜なべして作る
非収益商品です。
京都が誇る三つ星料亭「菊乃井」さんなどでもだいたい
300個くらいが限度です。
これは人手が足りないのではなく、材料が揃えられないんですね。
もちろん1社独占で仕入れることもできますが、
そうすると小さな料理店に素材がいかない。
そういう「1人よがり」は京都で1番嫌われるので、
有名どころはだいたいそうしています。
これだけ食文化が発達した日本でも、
それを支えている人たちの事情や、
経済事情ってあまり知られていません。
おせちは大量にそれぞれの具材を作っていくのですが、
出来上がったものが腐ってはいけないので、
29日の夜くらいから一切暖房を入れないのですね。
だから部屋も調理場も、超寒いんです。
部屋の中にいるのに白い息吐きながら、
美しさを保つべく神経使いながら盛り付けしていくのです。
また、だし巻なんかは大量に作れないので、29日の夜・
30日の夜は絶対に徹夜になります。特に30日の夜なんか
半分寝ながらう巻きを巻いているわけです。
だからほとんどの調理人さんは31日の夕方、おせちが無事に
配達されたのを見届けると気絶するかのように
寝てしまいます。紅白なんてみんな見られないんですね。
そういったこともぜひ知ってもらいたく、
今回はおせちについて書いてみました。
現場を知れば、「おせちは高い!ぼったくりだ!」なんていう意見や、
これを機会に一儲けしてやろうって人も減るはずなんですね・・・
多数のアクセスいただいてありがとうございます。
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「京都人でも知らないパワースポット5選」
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---------------
バードカフェおせちの件。
これに関して「おせち」の裏側で何が起こっているのかを
書いておきます。
今回の事件は「カフェ」のオーナーがおせちをたくさん
作ったけどクレームが殺到したということです。
500個詰めるの意外と(あるいは超)大変、っていう誤算が
あったと思うのですが、それ以外にも多分、不慣れな誤算が
あったんじゃないかと思います。
それは、年末はおせち用の食材の価格が急激に高騰する
ってことなんですね。
鯛の子にしてもいくらにしても数の子にしても活エビにしても、
年末は普段の2倍から3倍に跳ね上がります。
市場というのは相場の原点のような場所なので、
需要の加減がすぐに値段に跳ね返るんです。
いわんや今年は夏の猛暑による作物の需給バランスの崩れ、
年末に荒天になったので、その分の不漁の影響もあったりで、
おせち食材の年末相場は大変なことになっていたと想像します。
しかも、おせちづくりの決め手となる食材は
日持ちがしないものが多いので、高いとわかっていても、
年末に仕入れるしかありません。
数が足りないとか、仕入れられないなどというのは
許されないからです。
だからこそ、和食料理店は日頃から魚屋さんと懇意にして、
関係を作っておく必要があります。
おせちって1段でだいたい20種類の具材が入り、
だいたい4人前になっていて、全ての具材は「4」の倍数
入っています。ということは20種類の具だと80個
入っていることになります。
1つ200円付けで仕上がりは1.5万円程度。
1段1万円のおせちなら多分2人前なので40個@200円付
程度になっています。
高級な料亭などのお重は1段で3万円程度になっていますが、
1つ300円付で80個から90個程度入っているので
実はそれほど利益がありません。
なので、バードカフェおせちの場合、
これほど原価がかさむものを(手数料引き後)5,000円で販売、
しかもそこに利益を乗せようとしたわけです。
イメージ写真に掲載されていた食材を仕入れたところで、
完全に赤字ってことが見えた、という可能性があります。
たぶん、おせちを計画したときの原価計算では
利益が出たのかもしれませんが。
つまり作っても赤字なわけで、
正直それなら全額返金のほうがマシ、
って状況に陥ったのではないかと。
◆
これって翻って違う業界でも言えます。
「なんでこんなに高いんだよ、俺ならもっと安くで参入できるぜ!」
という業界とか商品とかって多いのですが、
実際にいざやってみると、思ったよりも売れなかったり、
季節による変動が大きかったりして、
「なるほど、それでこの値付けなのか」と気付かされるものが
多くあります。
たとえばリクナビとかすごく高いんですが、
実際には企業に営業かけて、説得して、契約取って、
その後もちゃんと大学生が来てくれるようにフォローしようと
思うとどうしてもあのくらいの値付けになるんですね。
安く値付けすることもできますが、フォローが手薄になって
結局クライアントから不満が出る。
一見して高いものは、それなりの理由があるので、
その理由がどうしても崩せないものなのか、
それともやり方によっては突破できるものなのかを
冷静に見極める必要がありますね。
少なくとも「おせち」という商品に関しては、
年末ボーナスを稼ぐための利益商品などでは
「決して」なく、感謝の気持ちでせっせと夜なべして作る
非収益商品です。
京都が誇る三つ星料亭「菊乃井」さんなどでもだいたい
300個くらいが限度です。
これは人手が足りないのではなく、材料が揃えられないんですね。
もちろん1社独占で仕入れることもできますが、
そうすると小さな料理店に素材がいかない。
そういう「1人よがり」は京都で1番嫌われるので、
有名どころはだいたいそうしています。
これだけ食文化が発達した日本でも、
それを支えている人たちの事情や、
経済事情ってあまり知られていません。
おせちは大量にそれぞれの具材を作っていくのですが、
出来上がったものが腐ってはいけないので、
29日の夜くらいから一切暖房を入れないのですね。
だから部屋も調理場も、超寒いんです。
部屋の中にいるのに白い息吐きながら、
美しさを保つべく神経使いながら盛り付けしていくのです。
また、だし巻なんかは大量に作れないので、29日の夜・
30日の夜は絶対に徹夜になります。特に30日の夜なんか
半分寝ながらう巻きを巻いているわけです。
だからほとんどの調理人さんは31日の夕方、おせちが無事に
配達されたのを見届けると気絶するかのように
寝てしまいます。紅白なんてみんな見られないんですね。
そういったこともぜひ知ってもらいたく、
今回はおせちについて書いてみました。
現場を知れば、「おせちは高い!ぼったくりだ!」なんていう意見や、
これを機会に一儲けしてやろうって人も減るはずなんですね・・・
コメント
コメント一覧 (135)
がんばってください^^
なぜ「擁護」と見られるかが、主さんと周りに分らない故の混乱でした。
食い違いの理由は、>>123氏の指摘どおり、お節製造者をどう捉えるのかの違いにあります。
2ch住人は、製造者が「最初」から「悪意」を持ってあのお節を作ったと「確信」していました。
なぜ「擁護」ととられるか、は簡単です。
>おせちは大変なものなので、甘く見ると痛い目に会う
この主張が、「製造者が甘く見た結果、あのお節を作った」という結論に容易に誘導を行うからです。
意図はなくても、「確信犯」を「軽過失犯」と誤認させるのです。
「中立」立場では「確信犯」と書けないことは分りますが、「軽過失犯」への誤誘導も許されないでしょう。
2ch住人の「確信」どおり、食材と価格の偽装が明らかとなりました。
私がこちらを訪れたのは7日前後だったかと思います。
出遅れ感もあり、いずれ2ch住人の正しさは証明されるからと、書き込みませんでした。
しかし、業者の表面上の疑惑は証明されながら、「確信犯」という2ch住人の正しさは証明されていません。
ブログ主さんの責任とは思いませんが、世間が過失と捉える背後に主さんの「主張」を感じてしまいます。
これというのも、2ch住人があちこちで理のある説明ではなく、感情的な暴言を繰り返した結果でしょう。
因みに、「確信犯」と「確信」の根拠を一つだけ(決定的なものは長い)。
メニューにシャラン鴨とありますが、年末の食材高騰と無関係に、最初から用意する意思なしと2ch住人は考えます。
5000円以内で買えちゃう商品もあるんですよ★
メンズから絶大な支持を得ているDEISEL。
買うなら今ですよ〜(゜-^*)σ
http://www.maruibrand.com
一点じゃないでしょうか?ゴミでも送っとけば詐欺罪は適用されない
民事事件か刑事事件の境目が送るか送らないかってとこじゃないのかな?
そりゃ、人をなめたような対応をしてる人間相手に、冷静になるってのは難しいでしょう。
また、おせち自体が縁起物で、「正月を台無しに→1年を台無しに」とエスカレート。
で、坊主憎けりゃ袈裟まで…じゃないですが、そういう感情が、今、件の社長からグルーポンに延焼している、と。
こちらも、もしかしたら若干延焼気味かも知れませんが。
私は、この事件は、企業の経営判断の甘さが原因だと思います。
・調子に乗って、できそうもない事をやろうとした
・「こうしておけばいいだろう」という中途半端な対応をした
(誰も止めなかったの!?)
・決定的だったのは、メディア対応が最悪だった事。
(いつでも自分にとっての正論を言えばいいってもんじゃないでしょ?)
・まわりの経営者も、黙ってればいいのに余計なことを言ってしまった
(ステークホルダーが余計な事言うから問題になる)
で、人によっては、クーポン商売だけではなく、ネット通販そのものの信用ががた落ちになる始末だと思われます。
藤田さんのブログは全く問題はなく、的を射た話だとは思いますよ。
逆に興味を持ちました。
「おせちが国民的関心事だから?」
「不景気な時期にひと儲けしようとした人が許せなかったから?」
「それともネットコミュニティの不可避傾向?」
などなど。変なコメントはほとんどが感情的なものでしたからね・・・
> マトモな事を書いているのになぜ荒れるのか
> >>72 の言う通りだと思う
>
> 読解力がなく文章を全部読みきれない人は
> >>56 が上手いことまとめてるのでそれを読むべき
>
> この文章の内容は事件を養護してるわけではない
> Google AdSenseに突っ込むのはもっての外、常識がなさすぎる
参考になるコメントありがとうございます。
> 私も以前、クリスマスのチキンで失敗したことがあります。ちゃんと焼いたつもりなのに香りが変。食べられない訳じゃないけど販売するか否か悩みました。なにせ6000本くらいありましたから。。。
> 結果、廃棄して欠品。お客様にはお詫びしました。
>
> このお節の社長も悩まれたと思います。結果、出荷し苦情。欠品しても苦情は来ます。どちらが良かったのか、それは後にならなければ分かりません。
>
> この商品を自分の財布のお金で買って満足できるか?
> 判断が難しい時、私はそれを基準に考えます。
>
> お節が原因でお客様の信頼を失い社員が路頭に迷っても、それは全て社長が判断したこと。私たち部外者が擁護も叱責もできることじゃないと思います。
>>72 の言う通りだと思う
読解力がなく文章を全部読みきれない人は
>>56 が上手いことまとめてるのでそれを読むべき
この文章の内容は事件を養護してるわけではない
Google AdSenseに突っ込むのはもっての外、常識がなさすぎる
もしも産地偽装や二重価格疑惑が黒となったのならば、この社長が悩んでいたのは金銭の損得だけでしょう。
記事中にあるように、日頃のお客さまへの感謝の念を込めた還元、あるいは店の心意気を見せる宣伝・・・などであれば未来も明るかったのでしょうがね。
日本人が一番嫌うのは「噓」ですから。
結果、廃棄して欠品。お客様にはお詫びしました。
このお節の社長も悩まれたと思います。結果、出荷し苦情。欠品しても苦情は来ます。どちらが良かったのか、それは後にならなければ分かりません。
この商品を自分の財布のお金で買って満足できるか?
判断が難しい時、私はそれを基準に考えます。
お節が原因でお客様の信頼を失い社員が路頭に迷っても、それは全て社長が判断したこと。私たち部外者が擁護も叱責もできることじゃないと思います。
>>配達されたのを見届けると気絶するかのように
>>寝てしまいます。紅白なんてみんな見られないんですね。
>バカ野郎。俺達料理人は31日夜から正月用の刺身ひくんだよ。
>怠け者扱いすんなや。
筋は通ってます。たとえ夕方気絶しても、夜にはまた起きて正月用の仕込をはじめなければいけない、とおっしゃっているのでしょう。あるいは気絶している暇など無い、とも。
今更ですみませんがなんかコメント欄の料理人氏への扱いがかわいそう過ぎたのでつい。
業界の方のご意見、とても参考になりました。
楽しく拝読させていただきました。
今回のご意見、どう読んでも「擁護」には見えないですよね。
あくまで私個人の感想ですが、「擁護」と決め付けている人は、
「バードカフェの行為は明らかな悪意があり、
初めから画策された完全な犯罪行為である。
わずかな過失の可能性もありえない。
断罪されるべきである」
という考え方の方々なのかなと。
管理者様のご意見は
「食材の価格高騰、仕入困難など読み違いの可能性」など、
暗に「過失」の可能性を説かれているように読めるので、
そこが気に入らないのかなあ?・・・と思いました。
的外れでしたらごめんなさい。
過失を説いたとしても、必ずしも擁護にはならないはずですが、
頭に血が上って叩くモードになっていると、
多少でも自分の意見と違っても敵に見えてくるのでしょうか。
そもそも全く文章を読んでない、という可能性もありますが。
大変興味深く記事を読ませて頂きました。私自身、数年前まで飲食店でアルバイト勤務しており、この店でも12月30日は徹夜でした。(お節を販売してるわけではありませんが…)
食材が傷まないようにと、店内を冷房でガンガンに冷やして、氷水で出汁を冷やして、寒い思いをして30日徹夜で準備したのを思い出します。年が明けて、来て頂いたお客様が「美味しかった」と言って頂いたとき、普段以上に嬉しく思いました。
今回の件では、見込み違いということもあったのでしょうが、決して擁護できるものではないと思います。
コメントを読ませてもらいましたが、文章の一部をとって批判するのコメントなど、非常に悲しいです。
毎年クリスマスケーキ作りに追われる身なので、色々な状況(材料値段の変動・真冬にクーラー等)が似ています。
その上“数日間の消費期間”を加えるとすると大変ですよね。
普段は、卸業者と
「沢山仕入れるから単価下げて」
と契約出来ても、この時期にやったら色々ありそうですし。
この件の経営者には同情は全くできませんが、同じ食品製造に関わる者としては、複雑です。
(上の判断で、こう言う事をやらされる店がある・・のは事実ですから)
どんな言葉で肯定しようとしても言い訳しても
決して許されることではない
絶対に
部屋全体が暖かい今とは違います。
30年以上前、大正生まれの祖母が作った「日持ちする御節」は、砂糖何キロ?の世界の甘さでした。甘さに歯が痛むほど。塩辛いものは塩辛く、酒のつまみで少しつまむのがちょうどいいくらい。伊達巻もお菓子以上に甘く、どこが美味しいのかわからない御節でした。確かに冷蔵庫がなくても何とかなる御節でしたが、東北の土間のある、寒い台所だったから外置きでも平気だったのかもしれません。
数の子やかまぼこや伊達巻を買うのも30日だった20年前。
生ものや肉類が入る美味しい御節で育った世代には、わかりにくいのかもしれませんね。
それにしても、あの御節の画像にはびっくりしました。今年はさぼろうとおもった御節作り、頼まなくて良かったです。
>おせちって正月くらいは家事もしない、で日持ちする料理を詰めてるんじゃなかったの?
記事中には 「おせちづくりの決め手となる食材は
日持ちがしないものが多い」 とあるので、料理する前の状態だと日持ちしないものが多いということじゃないんでしょうか。
文章から飲食に関わる方の真摯な思いが伝わってきました。
それと・・・レスへの丁寧な返事お疲れ様です。
現場のお話をうかがえて大変勉強になりました。
おせちの記事ですが、それだけにとどまらない、
業界の様子や職人さんたちのこだわりが
読みやすい文章からよくわかって、畑違いの仕事をしている私にも参考になりました。
仕事で息詰まっていましたが、自分の問題点に近づけたかもしれません。
今日この記事を拝見できてよかったです。ありがとうございました。
擁護していると捉えられている部分は、
「つまり作っても赤字なわけで、
正直それなら全額返金のほうがマシ、
って状況に陥ったのではないかと。」
こういった憶測の部分でしょうね。
バードカフェのその後の対応には噓が多分に含まれているようなので、そもそもあの代表のことを全く信用していない人が多いのでしょう。
確信犯的な人間を常識ある人間の行動と同列にしている部分に違和感を覚えた人が多かったのかと。
横からスミマセン。
私も、お節は3が日は調理しなくてもいい様に保存食を詰めるのだと母に聞いたことがあります。もっともかなり前のことですが。
現在は低塩・低糖が好まれるので常温で日持ちしなくなってしまいました。要冷蔵の梅干などもその例です。
それに佃煮やきんとんみたいな甘ったるい物ばかりじゃ飽きてしまうので、日持ちしない生ものを入れざるを得ないのでしょう。それに家庭の冷蔵庫も大きくなったので。
(食品業者ですがお節は作っていないので推測です。)
バカフェのおせちは業務用既製品の盛り合わせに過ぎないんだから。値段なんて年中一緒だよ。
さすがに塩数の子そのまま詰めるほどバカだったとは思いませんでしたが。
おもしろいですね、
御節がどれくらい大変かというのは、自分が作ったら1番よくわかるんですが、作ったことないんで、全然わからないですね。食材をそろえるところからやると結構大変なんでしょうね。
社長が御節つくったことがあったら、状況は変わってたかもしれませんね。
1個200円〜300円でほらね、ってのは社長ならではかと
もちろん料理なんてものは青天井だと思うので
みんながみんながっぽり儲けてるとは思いませんがね。
日持ちしないおせちには疑問を感じます
とてもためになりました。
一部分だけを誇大に捉える方は何とかならないんですかね…
料理人をナメてる書き方でもありませんし、
合わせて2000個販売してようが、
いろいろランクがあるわけで、
同じものが入ってるわけじゃないでしょう。
一部分を取り上げただけと理解しますが。
そんなの、ちょっと考えればわかることなのに。
経営現場の方のお話を聞けて、こうしてコメントつきで公開されていることは、とてもよいことだと思います。
おかしなのに流されず、今後も頑張って下さい。
1万円のから10万円のまで、全部合わせたら2000個以上販売してるはずですよ。
> 至極当然な話だなぁと思って読んでたんですが、ひどい反応している方いますね。日本語読めてないというだけかもしれませんが。
>
> ITと呼ばれる業界も同じような状況です。
> 他の業界も同じような状況だと思いますが、うちならもっと安くできる、と参入してきて結局利益が出せずに業界の相場をひっかきまわして潰れていく。その値段をみた人たちが勘違いをして買い叩こうとしていく。
> その道連れで他の会社も疲弊していく。
>
> みんな自分でやったら大変なこと、無理なことを商売にしてるのだから、それにたいして客は対価を払うという価値観が欠けているから日本全体が元気ないのかもしれませんね。
>
> 安けりゃいいってもんじゃないのを自分の仕事で自覚しているので、やたら安い値段を提示してくるとこは信用できなくなりました。
ありがとうございます!
> 藤田さんは擁護してるような文章書いていないのに
> 最近は、主観に走りすぎて暴走したり
> 斜め読みして勝手に切れてコメント書いている人多いですね。確かにバードカフェはひどいですが、写真を被害者ではない人が、関係ない人のブログを荒らすのは民度が低いです。
>
> とにかく、おせちつくりの大変さ、非常に伝わりました。
> ふじたさんの言うように、バードカフェは御節に対する認識と、つめが甘かったということですね。
> 仕入れも最初の計画にあった高級食材をやめて、採算あわせようとして安価で仕入れたものの、年末はおせちで単価も飛び上がり、品薄になってきたのでしょうか。あの出来の悪さがすべてを物語っています。この会社はもう駄目ですね。
>
> 今回のことで気づいたのは、おせちを家で作る家庭が少なくなってきた昨今、同時におせち(保存料理)が本来どれだけ手間がかかるものなのか、ありがたいものなのかを知る人が減っているのではということです。
>
> 黒豆の煮物なんて、普通に煮れば3日はかかるし、保存を考えて、作りはじめるのがギリギリ年末なので、当然材料も割高、結果的に家庭で作ると一万円前後、作成作業の手間を考えるとそれ以上です。それでも正月だからという理由で、家庭でも同じく、家族のために職人のようにせっせと作る。家族みんなそろって新年の笑顔が見たいから。
>
> 年末の板職人さんも、作っているとき、絶対に食べる人のことを考えておせちを作っているでしょう。
> いい新年を迎えてほしい、感謝以外に、そこには商品に対する自信と自分へのプライドも見えます。
>
> おせち料理の提供は、若い不真面目そうに見えるバイトを雇ったぱっとでのカフェレストランが、安易な考えで企画する分野じゃないと思いましたね。
6行目
「写真を見ただけで」
訂正です、すいません。
とても読みやすかったです。
藤田さんは擁護してるような文章書いていないのに
最近は、主観に走りすぎて暴走したり
斜め読みして勝手に切れてコメント書いている人多いですね。確かにバードカフェはひどいですが、写真を被害者ではない人が、関係ない人のブログを荒らすのは民度が低いです。
とにかく、おせちつくりの大変さ、非常に伝わりました。
ふじたさんの言うように、バードカフェは御節に対する認識と、つめが甘かったということですね。
仕入れも最初の計画にあった高級食材をやめて、採算あわせようとして安価で仕入れたものの、年末はおせちで単価も飛び上がり、品薄になってきたのでしょうか。あの出来の悪さがすべてを物語っています。この会社はもう駄目ですね。
今回のことで気づいたのは、おせちを家で作る家庭が少なくなってきた昨今、同時におせち(保存料理)が本来どれだけ手間がかかるものなのか、ありがたいものなのかを知る人が減っているのではということです。
黒豆の煮物なんて、普通に煮れば3日はかかるし、保存を考えて、作りはじめるのがギリギリ年末なので、当然材料も割高、結果的に家庭で作ると一万円前後、作成作業の手間を考えるとそれ以上です。それでも正月だからという理由で、家庭でも同じく、家族のために職人のようにせっせと作る。家族みんなそろって新年の笑顔が見たいから。
年末の板職人さんも、作っているとき、絶対に食べる人のことを考えておせちを作っているでしょう。
いい新年を迎えてほしい、感謝以外に、そこには商品に対する自信と自分へのプライドも見えます。
おせち料理の提供は、若い不真面目そうに見えるバイトを雇ったぱっとでのカフェレストランが、安易な考えで企画する分野じゃないと思いましたね。
ITと呼ばれる業界も同じような状況です。
他の業界も同じような状況だと思いますが、うちならもっと安くできる、と参入してきて結局利益が出せずに業界の相場をひっかきまわして潰れていく。その値段をみた人たちが勘違いをして買い叩こうとしていく。
その道連れで他の会社も疲弊していく。
みんな自分でやったら大変なこと、無理なことを商売にしてるのだから、それにたいして客は対価を払うという価値観が欠けているから日本全体が元気ないのかもしれませんね。
安けりゃいいってもんじゃないのを自分の仕事で自覚しているので、やたら安い値段を提示してくるとこは信用できなくなりました。
私の父は和食の板前をしておりました(今は隠居)。それこそ昔気質の人で、仕事もするけれども一方で「飲む、打つ、買う」というタイプでもあります。
そうした乱暴な父ではあっても、もっとも恐れていたのが食中毒です。食中毒は細心の注意を払っていても起きるものですが、しかし、それでも「しかたがない」ではなくて、絶対に起こしてはならないと考えていたことは、子どもながらによく分かったものです。
また、それと同時に、お客さんの信頼を失ったら、この商売はやっていけないというのも、絶対に譲ってはならない一線として仕事をしております。
こうした「信頼」を守るためには、ときとしてコストを無視しなければいけないこともあります。しかし、長い目で見れば、そうした「損して得取る」やり方でないと、お店は続かない。
今回のグルーポンの問題は、そうした長期的信頼関係がほんとうの意味での利潤を担保するということが見えていない経営者、そして板前の問題だと思います。
長々ととりとめのないことを書きました。ご容赦ください。
なぜこの「おせち」の件に関しては、
本件のおせちを購入すらしていないのに、
すごく熱くなって批判していたり、
ちょっと話題としてふれたら「お前も擁護派か!」
みたいなトンチンカンなコメントが付いたりするんですかね??
本記事では僕なりに「そんな甘いもんじゃない」と「批判」
しているつもりなんですが書き方が甘いんでしょうかね?
意図的に誤読されているとしか思えない方も多くて。
これほどコメント欄が盛り上がるのは初めてなので、これはこれで、興味深い点です。
> どの道も甘くない、専門家の意見は貴重だなと思いました。
>
> やはり、実践してこそ見えてくるものって多くなるんですよね、何事も。
>
> おせちをつくる舞台裏の話なのに、随分とトンチキな方向で文句垂れてる人がいますが、無視しても問題ないと思いますー。
>
> 個人の意見を書いてあるからこそのブログなのに、彼らは自分の意見と違うポイントを無理やり見つけてきてるだけですね。価値観や意見というものは違って当然なのです!
努力の積み重ねに頭が下がります。
> ほんと御節って日頃の感謝の気持ちですよね。普段お取引のないところへは、あんな苦労してまで作りたくありません。毎年1万セット以上の冷凍ではなく生御節を製造するメーカーに勤めておりますが、最初から1万セットできたのではなく、毎年1回しかなく、長年実績をつんでようやくキャパが増えていく感じです。普段の弁当や惣菜の製造の最終試験のような気持ちで臨んでおり、人員段取り、食材段取り、保管場所、出荷段取り、歩留まり管理、衛生管理、原価管理の難しさを考えるとまさに最終試験です。普段と比べると、すべてが異常値で、冷蔵庫ひとつとってもその期間だけ増設しないと入りきりません。そんな努力の結晶である御節が、どこか1社のためにまともじゃないと評価されることがあればつらいです。
近年の我が国は、安い高いだけのペラペラな二元論が幅を利かせるような嫌な風潮に染まりがちですが、そのような輩に読ませたい内容でした。
バードカフェの件にももちろん触れていますが、
一般論としてのおせちづくりの現場の話を書いたにとどまります。
「決めつけ」というのは本旨から邪推をし、断定することだとすれば、
下記コメントにも同様のニュアンスが感じられました。
「社長blogというものは」で文章を始めてしまうと、その時点で
バイアスがかかっているように映るので損かもしれませんね。
このあたりは平行線な感じもしますが…
個人的には本記事のどこを読めば「擁護」に見えるのか「具体的に」
指摘していただきたいです。今後の学びとして…。
> 藤田とかいう人は「俺の言いたいことはそんなことじゃない」と言うかもしれませんが、バードカフェのおせちの件について適当な憶測や決めつけ、一貫性のない矛盾だらけの薄っぺらいことばかり書かれてるようなので、他の文章・全体としての言いたいことも胡散臭い戯言にしか見えません。
>
> それで、一般的な話ですが、「社長」というのは自分は絶対だという過信をいつでもしたり、自分の間違いを一切認めなかったりという人も多いですよね。バードカフェの元社長にしてもそういう過信や尊大な態度があのおせちの事態につながったんじゃないでしょうかね。
やはり、実践してこそ見えてくるものって多くなるんですよね、何事も。
おせちをつくる舞台裏の話なのに、随分とトンチキな方向で文句垂れてる人がいますが、無視しても問題ないと思いますー。
個人の意見を書いてあるからこそのブログなのに、彼らは自分の意見と違うポイントを無理やり見つけてきてるだけですね。価値観や意見というものは違って当然なのです!
安くてもおいしいものは数あれど、安くて人の手間がかかっているものなんてありえないと考えています。
手間をかけると人件費が上がる。
生産者(労働者)は手間に見合った対価をもらう。
そうすれば物の価格は手間賃(給料)が上がるから商品代も上がる。
このハードカフェでおせちを買われた方は大変お気の毒に思いますし、ハードカフェに対してはたとえ想像以上の赤字であったとしても販売者としてのプライドを持って、お客様の届いた時の喜ぶ顔を想像し真剣におせちを作らなければならなかったと思います。
この時期に仕入れが通常期よりも大幅に値上がりするなんてことは経営者として読みが甘い、情報収集力がない、コネクションがないなどただの能無しとしか思いません。
それを見越して定価を設定する。学園祭の模擬店じゃあるまいし、その程度の事はして当然だと思います。
しかしながら、このおせちに限らずどんなものに対しても安く買えたことに対し満足を覚えている消費者には甚だ疑問に感じます。
他人の利益を全く無視した価格で買うことで、結果的に景気を悪くしているとぼくは思います。
私は清掃業の営業をしておりますが、最低限お客様は選ばしていただいております。
ただただ金額の事ばかりの方はお客と思っておりません。
当社を倒産に追い込むだけで、自身の利益のみを追求しフェアーな取引とは思いません。
他社より手間をかけて、よりきれいに仕上げる。
他社より人件費コストがどうしても掛かるので価格に反映してしまう。
常にこれのくり返しです。
お客様の満足度を真剣に考えて仕事をさせていただいております。
今の日本景気は消費者が支えているのだと、みんなが考えていかなければならないと思います。
ぼく自身、自分の収入に満足してませんから、物の本当の価格を意識して買い物しようと思います。
ネットなんか見ていると、『あそこが悪い・ここが悪い』と薄っぺらな議論がされているので、頭悪そう・・・と感じる人ばかりなのが、正直な気持ちでした。
なにも知らずに大人ぶって議論している人たちほど、醜いものはありませんよね(^^;
このブログの内容は、核心をついていて、共感できるものでした。
おせちは大変!という情報入らなかったのかなと。バードカフェはおそらく同業(ネット販売)から「利益率が高い」という情報を貰っていたのではないでしょうか?今回でも12/31の時点で苦情が出たのが92件なので泣き寝入りもかなり多いのかと思われます。おそらくおせち通販は毎年かなりの利益が出ていたのでしょうね。
(推測ばかりですいません)
ここのおせち買った人のツイッターをみましたが、その人はそれほど怒ってなかったです(笑)外との温度差に逆に和みましたね。
何にせよ、バードカフェはひどいですね。グルーポンにも責任はあります。クレーマーもダメですが泣き寝入りもダメですよね。
それで、一般的な話ですが、「社長」というのは自分は絶対だという過信をいつでもしたり、自分の間違いを一切認めなかったりという人も多いですよね。バードカフェの元社長にしてもそういう過信や尊大な態度があのおせちの事態につながったんじゃないでしょうかね。
「社長」ブログが胡散臭いというのも別にバイアスがかかってるわけでもなく、そういう俺は絶対だというような感じで、単純に意見の押し売りみたいなのが多いからでしょう。
藤田とかいう人がなんの社長なのかよく知りませんが、バードカフェを擁護してるだとか何が言いたいのかわからないというようなことを言われるのは、適当な想像と適当な蘊蓄じみたことを重ね連ねて正論っぽいことを吐きたいだけという風なのが文章からにじみ出てるからだと思います。何言ってるんだこいつは?と一言いいたくなる人も多いという現実を受け止めるべきですね。
ちなみに、『どこをどう読むと「擁護」にうつるのでしょうか・・・?』とのことですが、それはバードカフェのことを何もわからずに適当なことを書いているからです。誤算だとか不慣れだとかそんなレベルではないと知ってる、または確信している者にとってはお茶を濁した記事にしか見えないでしょうから。
バードカフェはおせちを作っても赤字だから全額返金と判断したと言っておいて、後でやっぱり作ったんじゃないかなどと言う。しかもその根拠はメールアドレスしかわからないからなどという稚拙な思い付き。お店から宅配便で送るなら相手方の氏名・住所・電話番号などの個人情報を持っていて当たり前でしょうに。違いますかね?
それにバードカフェの元社長はどんな形であれ送らないより送った方がいいと考えたなどというコメントもしていました。これはその場しのぎの言い訳なのかもしれませんが、すべてを適当な憶測のみで決めつけるように書く藤田という人は何なんでしょうか。
あと、バードカフェの外食文化研究所は10年以上前から焼き鳥屋や居酒屋をやっていますね。カフェというスタイルの店を出したのはごく最近です。以前からおせちをやっていたかどうかは知りませんが、カフェ畑でやってきたというのはまったくもってズレています。藤田という人は言うことにいちいち説得力がなさ過ぎです。
防腐剤などについては風説の流布になるし抽象的になるからなどと言っておいて、結局は大手なら添加剤に頼ってるなどと風説を流してますね。ホント何がしたいんでしょうか。
報道機関やTwitterで流れている情報は真実かどうかわからないと言いつつ、グルーポンがバードカフェから50%の手数料を取ることは真実で確定なんですね。あれだけ憶測ばかりなのに5000円持って行かれるということはなぜか確定的に知っている。まったく意味がわかりません。交渉によっては手数料が20%〜30%になるというように書いてるブログも見かけましたけどね。
裏側を知っているので、とっても納得行きます。
毎年、毎年、板前さん達が苦労している姿をみていたし、暖房を一切付けないのもよーく知っています。
全部がお客様の手にわたった後は子供の私もホッとしたものでした。
料亭のおせちはお得意様に対する感謝の締めくくりなんだと思います。
我が家の近所の料亭さんも年末はてんやわんやで毎年やってらっしゃいます。
やはり、ちょちょっと済む事ではないのですよね。
長々と失礼いたしました。
うちは母親が豆、伊達巻、松笠、なます、煮しめ、ローストビーフ、きんとん等々作ってくれます。さらに市販品に一手間加えたり…
来年は自分も手伝おうかな。
> 毎度思うが、グルーポンのおせちじゃなく「バードカフェのおせち」と表記すべき。
ですが、本当にすみませんが、どこをどう読むと「擁護」に
うつるのでしょうか・・・?
本心で、「どこをどう読むとそう理解できるのか」
がわからないのです。
おせちの裏側にはこういう事実がある、
そこを見誤ったから今回の事件につながった、というのが前半の論旨なのですが。
> 興味深く拝読しました。
> 確かに「こういう事情もある」は理解できますが、問題になっているバードカフェの場合は仕入れたものの保管現場の画像や納品書なども出てるようですね。
> 中国産の安い食材、出来合いのものを梱包ほどいて詰め直すだけ、塩数の子は塩抜きさえせず、チーズをコロンと放り込む…
> ちゃんと料理を作り、まともな商売をしているところもあるのだ、ということはよく判ります。ただ悪徳商法の擁護と誤解されないかと老婆心ながらちょっと心配してしまいました。
確かに「こういう事情もある」は理解できますが、問題になっているバードカフェの場合は仕入れたものの保管現場の画像や納品書なども出てるようですね。
中国産の安い食材、出来合いのものを梱包ほどいて詰め直すだけ、塩数の子は塩抜きさえせず、チーズをコロンと放り込む…
ちゃんと料理を作り、まともな商売をしているところもあるのだ、ということはよく判ります。ただ悪徳商法の擁護と誤解されないかと老婆心ながらちょっと心配してしまいました。
それにしても…
バナーの広告がグルーポン社って
余りにも皮肉ですね…
そして記事の意図するところをまともに読み取れず理不尽に罵倒するだけの馬鹿野郎が最初の方に集まっているのを見て苦笑いさせられました。
良質な記事に決して良質なコメントが寄せられるわけでないのは、いまさら分かってはいても釈然としませんな。
特にネット通販のものは買わない方が良い。ってことなんじゃないだろうか。
あれは犯罪であって、今回のおせちの件とは次元が違う!と言われればその通りです。
実際は限度があると思いますよ。お店が実際に「できます」と
断言すれば「そうですか」としか言いようがないわけで。
「あなたの経験では500も絶対に作れません」とは
なかなか言えないでしょうね。なぜなら利益共同体なので。
構造上、難しいと考えられますね。
> 確かにおせちを作るってとても大変な作業なんだなって実感させられますねー。
>
> でもこれってグルーポンにも問題あったんじゃ無い?
>
> ちゃんと審査し切れてい無い、把握し切れてい無いのにGOサインだしちゃうんだからさ。
>
> もっと厳正に審査すべきだと思う。
ただし、まっとうにやっている店でも、
常に「ちょろまかして丸儲け」に対する誘惑は働き続けてるので、
そこに抗っていくことに難しさが伴うのも事実です。
今回の場合は受注が確定しているので「後はいかに安く作るか」
ということに大きな動機があり、その誘惑に単純に負けたということですね。
> グルーポンのおせちの件は非難されても仕方がないとは思いますが、当該の消費者も選択眼を高める必要があるように思います。そもそも真っ当な商売をしている店は、それほど過度な値引きは出来ない・しないと思います。過度な値引きをする店を初めて利用する時は安値と引き換えに何かを失う可能性(サービス・質が悪い等)を疑うべきだと思います。まして、おせちや記念日に利用するのであれば尚更だと思います。
ほとんどが裏取りできていないので、
「腐ってた」とか「納品書云々からの産地偽装疑惑」
みたいなことは事実かどうかはわからず、
したがって事実かどうかわからないものをベースにした
議論って不毛なものになりがちかも、と思ったりします。
5,000円で本当に採算が合うと考えていたのかどうかも含めて。
買った側のリスク認知が不十分、というのは一理ありますね。
しかし実際に当事者になったら自己責任だ、とは考えないかもしれませんが…
> 例え写真どおりのボリュームでも5000円で採算は合ってたんだと思いますよ。
> メニューが同じでも仕出しや料亭が作るおせちとはレベルが違う。
> 晒された納品書を見ると、自前で作ってるのは洋風惣菜のみで、
> 御節の伝統食に関しては完成品を仕入れしてますよね。しかも中国産が多い。
> 料亭などと比べると仕入れ値は格安だったことでしょうね。
> それらは日持ちが長くつくってあるので、優先的に詰めていけばよかった。最後に自社加工の肉類を詰めれば問題なかった。
> 失敗したのは仕入れミスとオペレーションの不手際でしょう。
> 定価2万はぼったくりもいいとこですけど。
> まあそもそも料亭や仕出しあるいはコンプライアンス遵守が徹底された大手以外で
> しかもネットでおせちを買おうとする客の側がアホすぎると思いますけど。
最近の若い人たちはメールやブログで鍛えられているのか
文章を書くのが上手な人が多いです。
その反対に、短い文章しか読まないからでしょうか、
ちょっと長い文章になると文脈や全体の流れが読み切れず
すぐにキレて揚げ足取りのような返事をする人をよく見かけます。
社長さん、文章もお上手で読みやすいし、
内容もわかりやすくおもしろいですよ。
これからも定期的に読ませて頂きます。
基本的にその料亭からの直発送なので
けっこうまっとうなものが送られてくると思います。
ただし百貨店のマージンが2割もあるので、
もしかしたらちょっとだけ素材も違ってるかもですが、
そこまではわかりません。
通販会社がよくやっているのは「○○料亭プロデュース」
みたいにして、実質の調理は工場などで行っているケースです。
これは値段なりの内容なので、当たりもないがハズレもない、
という感じです。ただし大手であればかなり高い安全基準なので
それが満たせない場合は添加物に頼っていると思います。
> 本来、お店が作るおせち料理と言うものが贔屓のお客さんへの
> お礼であった事は歴史をみれば分かります。
> 大変な手間がかかって利益に結びつかない事も。
>
> ただ、グルーポンの件は別次元として
> 料亭ブランドで売り出される、デパートや通販のおせちってのは
> ありゃあ儲からなきゃやらないビジネスだと思いますね。
>
> それこそ色々な添加物や防腐剤が入ってるんでしょうか?
> それに、あの類いはどこで作ってるんでしょうね??
ある程度具材が揃ったらどんどん詰めていかねば
なりませんからね。
詰めるのにも時間がかかるので、その間に調理済み食材が
傷まないように、部屋の温度も極めて低く保つのです。
> >おせちは大量にそれぞれの具材を作っていくのですが、
> >出来上がったものが腐ってはいけないので、
> >29日の夜くらいから一切暖房を入れないのですね。
> >だから部屋も調理場も、超寒いんです。
>
> 素人質問ですみません
> なんで冷蔵庫つかわないんですか????
>出来上がったものが腐ってはいけないので、
>29日の夜くらいから一切暖房を入れないのですね。
>だから部屋も調理場も、超寒いんです。
素人質問ですみません
なんで冷蔵庫つかわないんですか????
難しいことは分かりませんが、書き込みに対するレスが
丁寧かつ冷静で、すばらしいです。
(上からな言い方ですが…)
糞みたいなコメントにもレスされていて、大変ですね。
こういう連中は2chから出てこなければいいのに。
誤解のないように説明しますと
グルーポンの広告が出ているのはgoogleが自動的に
選択した結果で、僕が貼りつけているのではありません。
グルーポンと京都は特に関係ないと思いますし、
京都ブランドを売りにしているところでも、
グルーポンが有効なツールだと思えばどんどん取り入れれば
良いと思いますし、今回のようなリスク要因を懸念するのであれば
やめておけば良い話です。
グルーポン側に全く責任はないですし、個人的に画期的な
ツールだと認識しています。どんな良い方法も諸刃の剣です。
極端なたとえですが料理に便利な包丁が時に凶器になるのと同じことではないでしょうか?
お礼であった事は歴史をみれば分かります。
大変な手間がかかって利益に結びつかない事も。
ただ、グルーポンの件は別次元として
料亭ブランドで売り出される、デパートや通販のおせちってのは
ありゃあ儲からなきゃやらないビジネスだと思いますね。
それこそ色々な添加物や防腐剤が入ってるんでしょうか?
それに、あの類いはどこで作ってるんでしょうね??
非常に支配的なものでも「出そう」というのは企業の選択の結果であって、
別に強制でもなんでもないです。
高ければやめれば良いだけです。
高くても出すのは、メリットがあるからです。
裏返しに言えば、高い値段を取る分、
その期待に応えるための努力があるのではないでしょうか?
> 一方,リクナビの矛盾は、余りに高すぎて、限られた企業しかリクナビに出せず、情報がかたより、人工的に就職難が作られてしまっていることです。
これは違うでしょう。「リクナビにしか企業がない、リクナビに載っている企業だけが求人情報だ」と勘違いしている学生のリテラシーの低さが問題でしょう。
リクナビが悪だ、リクナビは矛盾している!なんて叫んだって現実は
何も変わらないと思います。
「世の中にはリクナビに出てない企業でも優良企業がたくさんあるよ、
そういった企業はgoogleや知人のツテで情報を探すしかない」
と大人が言わないことが問題なんでしょう。
そういう買い方で良いと思います。それが理想だと思います。
しかしグルーポンで飛びついた消費者はそういう考え方の方々でしょうか?
単純に表面価格を見て買ったのではないですか?
そういった議論に足を踏み入れるつもりはなく、
僕はあくまで「おせちの裏側はこうなっている」ということを
書いただけで、消費者の買い方に意見を言うつもりはありません。
いわんや、今回事件になったおせちを擁護する気は全くありません。
> そういうとき、「おせちは、年末は相場も跳ね上がるし利益はそうでていないんですとか、リクナビもいろいろコストがかかるので、それを考えると、そう高いとも言えないんです」という議論は的外れではないでしょうか。
何に対して的外れなのでしょうか?
「そういうとき」はあなたの文脈であって僕の文脈ではないですよ。
また、おせちに関して議論しているつもりもありません。
「一般的に、おせちの裏側ではこんなことがあります」というのを
知って欲しくて書いているわけです。
私も同意です。
そういうとき、「おせちは、年末は相場も跳ね上がるし利益はそうでていないんですとか、リクナビもいろいろコストがかかるので、それを考えると、そう高いとも言えないんです」という議論は的外れではないでしょうか。
また、リクナビは、一件500万円とか言われていますが、それでも各企業がリクナビに出さざるをえないのは、リクナビが就活業界で非常に支配的だからであって、各企業がコストに見合った額を払っているからというわけではないと思います。
一方,リクナビの矛盾は、余りに高すぎて、限られた企業しかリクナビに出せず、情報がかたより、人工的に就職難が作られてしまっていることです。
最後に、この記事への最大の疑問ですが、グルーポンのコマーシャルを露骨に出しておいて、グルーポンについて云々していることです。京都をブランドのビジネスをされるなら、グルーポンが京都ブランドにとってふさわしいかどうか十分吟味する必要があると思います。
僕も同様に読み取りました。
ヘンテコなコメントがついてるのは、「さあ一緒になって叩くぞ!」と思ってたヤツが拳の振り下ろし先を無くしてカンシャクを起こしてるんでしょうね。
自分の子供の頃は、一家でおせち料理を作っていた(家族用ですが)ので、あの作業がどれだけ大変であるかは、分かっていましたし、だからこそ買うとなれば高くなっても仕方がないと思っていました。
今回もんだいになった会社は、個人でもおせち料理を作ったこともなかったんでしょうね。想像力さえあれば、と思うのは私だけではないと思います。
それにしても、ブロガーさんは、わかり易く書いてくれているのに、低能なコメントが多くてウンザリしますね。
今回の問題は、金額が安くなることには、それなりの理由があって、そのリスクをある程度は覚悟しておきましょう、という教訓ですね。
上の話は意訳要約すると
「ぐるーぽんの事件は当事者じゃないから事実は分らない。けれど社長の立場で推理すると、「おせち」は高いけれど実は原価ぎりぎりでとても大変なものなのに、そこを甘く見て参入した業者が元が取れず変な物を送ったのではないか。高い物は高いなりに理由がある時もあるので、ただ安い値段が良いとは限らないから注意」
という筋の通った話だったと思うのですが・・・
なんでこんなに荒れてるんでしょう;?
私の読解力が足りないのかな。
メニューが同じでも仕出しや料亭が作るおせちとはレベルが違う。
晒された納品書を見ると、自前で作ってるのは洋風惣菜のみで、
御節の伝統食に関しては完成品を仕入れしてますよね。しかも中国産が多い。
料亭などと比べると仕入れ値は格安だったことでしょうね。
それらは日持ちが長くつくってあるので、優先的に詰めていけばよかった。最後に自社加工の肉類を詰めれば問題なかった。
失敗したのは仕入れミスとオペレーションの不手際でしょう。
定価2万はぼったくりもいいとこですけど。
まあそもそも料亭や仕出しあるいはコンプライアンス遵守が徹底された大手以外で
しかもネットでおせちを買おうとする客の側がアホすぎると思いますけど。
毎年高いなーと思っていたけど、やっぱり高いだけの理由があるんですね。
ですが「グルーポンおせち」についてはちょっとモヤモヤしました。これは、おせちを作って配送した”バードカフェ”と、それを割引販売した”グルーポン”の二社が存在するのですよね?
なんだか読んでいてグルーポンが
>つまり作っても赤字なわけで、
>正直それなら全額返金のほうがマシ、
>って状況に陥ったのではないかと。
に感じました。
「グルーポンおせち」じゃなくて「グルーポンが割引販売したおせち」にすればもっとすっきり読めそうな気がします。
非常に勉強になりました。
ただあの会社のケースを考えるに、私は彼らの基本的な調理人としての姿勢に問題があるのではないか、と思います。
例えば数の子は皮をむくことも無く塩抜きもせずに詰められていたそうですよ。
貴ブログにあるような半分寝ながらう巻きをまいたりとか、配達の最後の瞬間まで見届けるとかいう調理人さんとは全く逆ですもんね。
水口氏もそりゃ最初は努力もしたでしょうが、店が軌道に乗り店舗も増え、心のどこかに慢心というかお客さんをナメきった態度というのがあり、それが今回表に現れたんじゃないかな、という気がします。
私の実家は和菓子屋でした。
暮れはそれこそ戦争のようで、一家総出で徹夜で餅をついておりました。大晦日の夜遅くまで真っ白になりながら一生懸命働いていた両親を思い出しました。
まっとうに誠実に一生懸命働いている人に幸あれ。
安い、値引きなど心躍る言葉の裏側に何があるのかを認識すること。且つそういった心躍る言葉が該当しないものがあるであろうこと。とはいっても人間一度は失敗しないとわからないのかな。
しかい御節製造会社は論外。これが飲食業界に与える悪い影響を勘案していないとすれば、企業を統括する人間の風上にも置けないと思う。確かに儲ければ良いというのは物売りの鉄則だけど、それ以外にも捨てられないプライドがたくさんあるはずなのに。
我々消費者も賢くならないといけないですね。
>しかし、上にほうにあるレスは
>坊主憎けりゃ袈裟まで憎いって感じのレスが多いですね
・御節は一般的な価格引き下げの論理(大量生産、安い時期の材料仕入れ、突発的な大量仕入れ)が通用しにくいいわばご祝儀商品
・それを低価格を煽る業態が利用したことと経験不足、知識不足の店が安易にが金儲けの種にと飛びついたことがそもそもの原因の一端
ということを論理的に説明して下さってる内容にまで噛み付いて罵って、一体何がしたいんでしょうか。
グリーポンで獲得したお客様に対して、全額返金の理由が明確で、とてもためになります。
お客様には気の毒ですが、赤字で対応するのは、企業体力がある会社のみで、あとはひたすら謝るしかないですね。
全額返金しても、黒字化するのであれば、なんとなく対応の仕方が明確になります。
その点も、本来な説明責任をすべきでしたね。
>読解力がないのでしょうかね。私に。
読解力がないのは間違いない。
「あのう」とか「長文読んでも」とか「結局」とかね・・・煽って気持よくなってるだけだろ、クソムシ。
>グルーポンおせちの件。
>これに関して「おせち」の裏側で何が起こっているのかを
書いておきます。
ってあるじゃない。
おせちの「裏側を紹介」する記事であって、グルーポンのおせち騒動に関する意見・感想ではないでしょ?
と、ここまで書いた後、
>読解力がないのでしょうかね。私に。
失礼しました。自覚はしてらっしゃったのですね。
読解力がないのでしょうかね。私に。
結局あなたの今回の事件(あえて)に対する
意見は何なんですか?
おせちを作ったことがあるひとならば あの品揃えであの値段にならないことはわかりそうなものですけど...
いくらスケールメリットって言ったってネー
という東浩紀の感想に村上隆あたりが同調しているのを見ると。
御節なんかにある縁起にまつわる情緒は、文化として共有できないのかなぁって思った。
特に非職人の商売人とは無理かな。
使ってるか、使っていないのか、返答は2択でいいでしょ。
原材料の安価仕入れの前倒し、製作の前倒し、業者にメリットは大きいんだから。
ってことでしょ?
何も間違ったことは言ってないし、おせちならではの、一般人にはなかなか気付けない事情なんかも書いてあって、興味深い記事だと思うよ。
>>21
こういう奴いるけど、人として、他人に気を使うっていうのはごく当たり前のことじゃないのか?客だから店には気を使わなくていいとか、どっかおかしいだろ。
払った金に見合わないサービスしか受けられない、といった事とはまた別の話として、さ。
でもこれってグルーポンにも問題あったんじゃ無い?
ちゃんと審査し切れてい無い、把握し切れてい無いのにGOサインだしちゃうんだからさ。
もっと厳正に審査すべきだと思う。
ありがとうございます。
内情などが知れてよかったです
しかし、上にほうにあるレスは
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いって感じのレスが多いですね