映倫仕事しろ! | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

映倫仕事しろ!

土曜日、吹田スタジアムに行く前に、梅田のシネコンまで「闇金ウシジマくんThe Final」を見る。
ドラマ全3シリーズ、映画3本と続いた、
山田孝之主演の実写版「闇金ウシジマくん」を締めくくる最終章。
今回は山田孝之演じる丑嶋馨の過去に迫るパートと、
丑嶋の中学時代の同級生が関わってしまった貧困ビジネスのパートで構成され、
さらに丑嶋の悪事を暴きにかかる腹黒弁護士・都陰(八嶋智人)も絡んで、
これらのパートを山口雅俊監督が上手にミックスしていて、
「The Final」にふさわしい幕切れな作品でした。

ある日、「カウカウファイナンス」に一人の青年が訪れた。
彼の名は竹本(永山絢斗)。
「カウカウファイナンス」の社長・丑嶋(山田孝之)とは、中学時代の同級生。
だが、丑嶋は金の貸し借りとあれば、
客としては10日5割で貸すが、友人としては貸さないという非情な対応を取る。
竹本が目の前に現れたことで、丑嶋は中学時代の事を回想するようになる。

一方、路頭に迷ってしまった竹本は、鰐戸次郎(YOUNG DAIS)から声をかけられ、
鰐戸次郎とその兄弟、長男・一(安藤政信)、三男・三蔵(間宮祥太朗)が営む「誠愛の家」を紹介され、
そこで住み込みで働くことになるが、
ここは山奥にある、タコ部屋だらけの劣悪な環境だった。

何でもかんでも法外な金がかかる。
ズル休みができない。
4人一部屋で連帯責任。
脱走を企てたら、三蔵に鉈で足を切断したり、特製の拷問道具で拷問される。

もう鰐戸三兄弟のやっていることがね、R-15+指定レベル(中学生以下鑑賞禁止)。
映倫仕事しろ!って怒鳴りたくなるわ。

この鰐戸三兄弟、
丑嶋と、丑嶋の部下・柄崎(やべきょうすけ)、
丑嶋とは商売敵の犀原茜(高橋メアリージェン)と中学時代からの因縁があり、
鰐戸三兄弟と丑嶋との遭遇が、中学時代から続く因縁の落とし前をつけることに。

これまでの実写版「闇金ウシジマくん」とは打って変わり、
丑嶋の封印されていた過去を見て、
アウトローだけど、自分なりの”正義”と”覚悟”はしっかり通しているってことがわかったわ。
スタッフ一同とキャスト一同の頑張りに感謝したいわ。
ビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載されている原作漫画の方も、
最終章「ウシジマくん」編が始まり、
映画と実写(ドラマ&映画)で現代社会の闇をえぐった「闇金ウシジマくん」が完結すると、
何か虚しさを感じてしまうわ。



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