1.『1988:我想和這個世界談談』(1988:この世界と話したい)
韓寒・著 国際文化出版公司 2010年9月初版
初版は空前の70万冊。人気若手作家・韓寒が初めて挑んだ、ドキュメンタリータッチの長編“ロード小説”だ。
ワゴンに乗って旅の途中で見聞きしたこと、過去の追憶、入り組んだ人間関係などを織り交ぜながら、韓寒特有の見方、考え方を率直につづる。そのアウトロー的な視点も含めて「新しい目で世界を見ようとした」と彼は語る。
2.『幸福了嗎?』(幸せですか?)
白岩松・著 長江文芸出版社 2010年9月初版
3.『郎咸平説:我們的日子為什麼這麼難』(郎咸平が語る:我らの生活はなぜこんなに難しい)
郎咸平・著 東方出版社 2010年9月初版
著者は台湾出身の経済学者。米ペンシルバニア大学ウォートン・スクールで金融学の博士号を取得し、現在は香港中文大学教授。
本書は中国人の素朴な疑問――「なぜ我らの収入はこんなに低い?」「なぜ我らの企業はこんなに(経営が)厳しい?」「なぜ我らの食品はこんなに安全でない?」「なぜ我らは病気を軽視する?」「なぜ中国の環境はこんなに悪い」といった“収入低(低収入)、物価高、看病難、上学難、住房難(医療・教育・住宅問題)”など16項目について、著者が経済学的観点からわかりやすく解説する。
こうした問題の原因は、「中国人が不真面目だからではなく、我らの生活が複雑で難しすぎるからだ」と著者。
「富士康」(ストや自殺が相次いだ台湾の中国子会社)、「ニンニクと緑豆の価格高騰」、「地溝油」(再生食用油)、「医療改革と教育改革」などの最近の社会問題についても、鋭い解読を加えながら問題解決の道すじを探る。
4.『女人不“狠”,地位不穏』(女性の“不憤”で地位不安定に)
曽子航・著 中信出版社 2010年8月初版
男性が本当に愛するのは、美女でもなければ淑女でもない。考え方や性格、行動がよくわからない「三不女性」のほうが、じつは自分の仕事や生活を把握する魅力的な女性だ。女性は永遠に弱者だと、決め付けられたわけではない。生涯円満な愛をいかに構築し、恋愛と結婚における疲労をいかに防ぐか、その答えは「三不女性」になることにある――と本書は主張する。
「20~40代の女性、必読の箴言」であるという。趙薇(女優)、于丹(大学教授)、王珞丹(女優)などの著名な中国女性たちが推薦している。
5.『公司的力量』
『公司的力量』番組チーム編 山西教育出版社 2010年8月初版
6.『山楂樹之恋』(サンザシの樹の恋)
艾米・著 江蘇人民出版社 2009年12月初版(精装新版)
7.『華爾街』(ウォール街)
ドキュメンタリー「華爾街」製作チーム・著 中国商業出版社 2010年9月初版
国営中国中央テレビ(CCTV)の同名タイトルのドキュメンタリー(全10回)を書籍化したもの。
世界の金融地区のシンボルであり、米国の金融史と切っても切り離せない「ウォール街」。本書は「中国人が初めて、世界金融の心臓部を深く探った」というルポ。
その歴史から現状、さらには「投資の神様」といわれる米著名投資家ウォーレン・バフェット氏との対談、米著名投資家ジム・ロジャーズ氏による金融危機の情勢分析など、内外の経済学者、政府高官、企業トップへのインタビューをまとめる。
「中国人にウォール街を全面的に紹介し、資本市場の盛衰と経済起伏の法則、資本市場での実践者の経験、金融情勢と一国の勃興の関係を理解してもらいたい」と本書は語る。
8.『風語』(風聞)
著麦家・著 金城出版社 2010年7月初版
9.『毛沢東最後七年風雨路』(毛沢東最後の7年 風雨の路)
顧保孜・文 杜修賢・写真 人民文学出版社 2010年6月初版
10.『盗墓筆記(柒)』(墓盗掘ノート7)
南派三叔・著 時代文芸出版社 2010年9月初版
|