テレビ朝日系アニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」(日曜午前8時半)で、6人目の新たなプリキュア・キュアパルフェこと天才パティシエのキラ星シエルを演じる、声優で歌手の水瀬いのり(21)が30日、演じるにあたってのコメントを発表した。

 「キラキラ☆プリキュアアラモード」は、アニマルとスイーツをモチーフにしたプリキュアが、大好きなスイーツに宿るキラキラルを守るために悪い妖精と戦う物語。水瀬演じるキュアパルフェは、ペガサスパフェのプリキュア。名乗りは

 「夢と希望をレッツ・ラ・まぜまぜ! キュアパルフェ! できあがり!」

で、レインボーリボンを手にリボンアクションで敵を打ち破るプリキュアだ。

 -キュアパルフェを演じることが決まった時の心境

 水瀬 毎年いろんなテーマで女の子の夢をかなえてくれる作品がプリキュア。幼少期にはリアルタイムで見ていたので、決まった時には、あまり感情の起伏が激しくない私が、その時ばかりは「やった!」とガッツポーズしました!

 -16年度に放送された前作「魔法つかいプリキュア!」で、キュアミラクルこと朝日奈みらいを演じた親友の高橋李依に報告した

 水瀬 決まったことを最初に報告したのは、高橋李依ちゃんです。友だちだからということもありますが、プリキュアは代々つないでいく作品なので、前に演じていた李依ちゃんからアドバイスをもらったり、相談ができたのはすごく良かったです。劇場版とかで共演できたらうれしいねという話で盛り上がりました。

 -キュアパルフェ(キラ星シエル)のキャラクターとしての魅力

 水瀬 キュアパルフェことキラ星シエルは、主人公のキュアホイップこと宇佐美いちか(声・美山加恋)と同じ年齢なんですけど、常にストイックで自分がなりたいものに対して1つも妥協しないところに、すごく魅力を感じます。

 -演じるにあたり、共感するところ

 水瀬 パルフェはフランス語で完璧という意味。その名の通り彼女はなんでも完璧に出来てしまいますが、その裏には努力があって、何か出来ないことがあった時には周りを責めずに自分に問いかけるタイプ。その点、私もお仕事で出来ないことがあると、自分に対してイライラしてしまうところがあり、自分をもっと高めたいという気持ちはパルフェとシンクロするかなと思います。

 -アフレコ現場の雰囲気

 水瀬 すごく楽しいです! 美山加恋ちゃんは私よりも年下なのですが、座長として現場を引っ張ってくれて、みんなで息を合わせるようなアフレコシーンでは率先して合図を出してくれたり、本当に頼りがいがあります。

 -歴代プリキュアシリーズで、一番好きなのは?

 水瀬 水樹奈々さんにあこがれてこの世界を目指したということもあり、「ハートキャッチプリキュア!」(10~11年)が一番記憶に残っています。フィギュアを買ったり、プリキュアのお菓子をよく買ったりしていました。

 -視聴者の皆さんへメッセージ

 水瀬 途中からの参加なので、すごくドキドキしています。シエルちゃんはときどきフランス語を使うので、見てくれている小さなお友だちがシエルちゃんきっかけでフランス語を知ってくれたらうれしいです! これからもぜひ、キュアパルフェそしてキラ星シエルをよろしくお願いします!

 水瀬がキュアパルフェとして歌うキャラクターソング「虹色エスポワール」は、8月2日にシングルとしてリリースされる。

 ◆水瀬(みなせ)いのり 1995年(平7)12月2日、東京生まれ。幼いころから「美少女戦士セーラームーン」のセーラーヴィーナスと「名探偵コナンコナン」の毛利蘭に憧れ、「涼宮ハルヒの憂鬱」や「らき☆すた」など、声優がキャラクターソングを歌う作品の影響を受けて声優を目指す。10年に所属のソニー・ミュージックアーティスツ主催のオーディション「第1回アニストテレス」でグランプリに輝き芸能界入り。同年の「世紀末オカルト学院」の岡本あかり役で声優デビュー。13年にはNHK連続テレビ小説「あまちゃん」に、アイドルグループ「アメ横女学園」メンバーの1人・成田りな役で出演。5人組グループ、ベイビーレイズ(現ベイビーレイズJAPAN)と挿入歌の「暦の上ではディセンバー」を歌い、人気を呼び、同年末のNHK紅白歌合戦内の「あまちゃん」の企画コーナーにも出演。15年のアニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」で主人公成瀬順を演じ、翌16年の第10回声優アワードで主演女優賞、第25回日本映画批評家大賞で新人声優賞を受賞。実写版「心が叫びたがってるんだ。」(熊澤尚人監督、7月22日公開)にも女子生徒役で出演。154センチ。血液型B。